今大会キャプテン 馬場雄大 ジョシュ・ホーキンソン
バスケットボール男子日本代表は12日深夜(日本時間)、アジアカップ準々決勝進出を懸けてレバノン代表と対戦。序盤からフィジカルの強さと高さを活かしたレバノンのプレーに苦しみ、73-97で敗れた。これにより、日本は今大会をベスト8入り目前で終えることとなった。
アジアカップ 準々決勝進出決定戦
レバノンに悔しい敗戦
日本🇯🇵 73-97 🇱🇧レバノン
1Q 19-23
2Q 22-30
3Q 23-28
4Q 9-16
<日本>
吉井裕鷹 16得点 5Reb 3AST
ホーキンソン 15得点 9Reb 4AST
ジェイコブス晶 10得点
富樫勇樹 9得点 4AST
スターターはテーブス、馬場、ホーキンソン、富永、吉井。立ち上がりは吉井、馬場の得点で好スタートを切ったが、富永には徹底したマンマークディフェンスがつき、攻撃の幅を狭められる。レバノンはペイントから得点を重ね、1Q日本は19-23とビハインドで終了。2Qでは、日本は吉井を起点に攻撃を展開。富樫、吉井、西田が3ポイントで食らいつくが、前半だけで11ターンオーバーとミスがかさみ、流れを奪われて点差は広がり41-53で後半へ。
大事な後半入り開始直後レバノンに連続得点を許し、最大リードは26点に拡大。日本は富樫、ハーパージュニア、ジェイコブス、川真田らが懸命に追い上げを図るも、シュート精度が上がらず、最後まで点差を縮められなかった。
この試合では、日本がレバノンのフィジカルとプレシャーディフェンスに苦戦。前半の大量ターンオーバーが試合の流れを左右してしまった。アウトサイド、インサイドともにシュート成功率が伸びず、反撃の糸口を掴むことが難しかった。この結果、日本代表はアジアカップ2025を1次リーグ突破後、準々決勝進出を逃して大会を終えた。
試合後コメント
トム・ホーバスHC
「本当に悔しいです。レバノンのプレッシャーディフェンスにやられてしまいターンオーバーも多く日本本来のオフェンスリズムで戦う事が出来ませんでした。ただ若い選手たちがこのような舞台を経験出来たことはポジティプな事です。11月から始まるFIBAワールドカップ予選に必ず繋がると信じています」。
馬場雄大キャプテン
「今大会は僕にとって日本代表での初キャプテンを任されていたので結果を出したかったです。アジアでのこの負けから学ぶものは大きいと感じています。チームとして個人としてもこの結果を次の戦いに生かしてもっと成長していきたいと思います」。
FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選が11月から始まる。日本がいるグループBは、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイ。ここからすぐにワールカップへの挑戦も始まる。
1次予選(Window1-3)
2025年11月28日 日本 vs チャイニーズ・タイペイ
2025年12月1日 チャイニーズ・タイペイ vs 日本
2026年2月26日 日本 vs 中国
2026年3月1日 日本 vs 韓国
2026年7月3日 中国 vs 日本
2026年7月6日 韓国 vs 日本
1次予選 組み合わせ
グループA：オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、グアム
グループB：日本、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイ
グループC：イラン、ヨルダン、シリア、イラク
グループD：レバノン、サウジアラビア、インド、カタール
2次予選(Window4-6)
各グループの上位3チームが2次予選へ進出。進出したチームは新たに２つのグループに分けられ、1次予選で対戦していないチーム同士が改めてホーム＆アウェーで対戦。各グループの上位4チームがFIBAワールドカップ2027へ出場。
代表12名
#2 富樫勇樹 (PG/ 167cm / 31歳 / 千葉J)
#4 ジェイコブス晶(SF/ 203cm / 21歳 / フォーダム大学)
#7 テーブス海 (PG / 188cm / 26歳 / A東京)
#13 金近廉 (SF/ 196cm / 22歳 / 千葉J)
#14 狩野富成 (C/ 206cm / 23歳 / SR渋谷)
#18 馬場雄大 (SF / 196cm / 29歳 / – )
#19 西田優大 (SG / 190cm / 26歳 / 三河)
#23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア (PG/ 181cm / 22歳 / SR渋谷)
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / 30歳 / SR渋谷)
#30 富永啓生 (SG / 188cm / 24歳 / 北海道)
#91 吉井裕鷹 (SF / 196cm / 27歳 / 三遠)
#99 川真田紘也 (C / 204cm / 27歳 / 長崎)
