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【ワールドカップ2027 アジア地区予選 Window2】桶谷JAPANの初戦は中国に惜敗、桶谷大HC 渡邊雄太 次戦韓国戦へ希望と課題を言及

【ワールドカップ2027 アジア地区予選 Window2】桶谷JAPANの初戦は中国に惜敗、桶谷大HC 渡邊雄太 次戦韓国戦へ希望と課題を言及

SCENE
桶谷大ヘッドコーチ新体制で臨んだ初の代表戦。
前半は日本が主導権を握り、最大14点のリードを奪う展開となったが、3Qに中国の修正を一気に受けて逆転を許す。終盤は一進一退の攻防が続いたものの、中国がリバウンドと得点力で突き放し、日本は悔しい黒星スタートとなった。

日本は悔しい敗戦
2026年2月26日|沖縄サントリーアリーナ
日本🇯🇵 80-87 🇨🇳中国
1Q 21-11
2Q 26-22
3Q 9-25
4Q 24-29

MOMENTS
負けられないホーム2連戦。その初戦となる中国戦で、日本は齋藤拓実、西田優大、馬場雄大、渡邊雄太、アレックス・カークの5人をスターティングラインナップに起用した。

前半
日本は立ち上がりから積極的なオフェンスを展開した。1Q残り9分10秒、ゴール下へカッティングした渡邊雄太が豪快なダンクシュートでチーム初得点を挙げると、続く残り8分25秒には左ウイングから3ポイントを沈めて流れをつかむ。途中出場の富永啓生らも躍動し、21-11と10点リードで1Qを終えた。
2Q序盤には一時中国に流れを渡しかけたが、残り8分28秒に桶谷大ヘッドコーチがタイムアウトを取り修正。ここから8-2のランで再び主導権を握り、前半は日本がリードしたまま試合を折り返した。

後半
3Q開始直後、日本は中国の修正に対応しきれず、0-13のランを許して一気に試合の主導権を失う。このクォーターだけで9-25と大量失点し、3Q終了時点で56-58と逆転を許した。
最終の4Qは一進一退の攻防が続く中、残り7分31秒に富永啓生が3ポイントを沈め、直後のディフェンスではオフェンスチャージングを誘発するなど攻守で存在感を発揮。しかし中国の高さとリバウンドに苦しみ、終盤に訪れたフリースローでの同点機を生かせず、最後は80-87で敗戦。桶谷大ヘッドコーチ新体制は、明確な課題と確かな手応えを残す初陣となった。

 

桶谷大HCと渡邊雄太が振り返り、課題と希望を語ってくれた。

桶谷大HC コメント🎙️
「前半はディフェンスが良く、ボールもしっかり回りながら自分たちのペースでバスケットができていました。ただ後半の立ち上がりからターンオーバーが増え、そこからファストブレイクやプルアップの3ポイントを許してしまった。スペインピックの対応でも少し混乱があり、中国に流れを渡してしまったと思います。
一度は逆転できたものの、その後に決定力を欠き、いいシュートを打ってもなかなか入らなかった。だからこそ、そういう時間帯をディフェンスで我慢できるゲームにしたかったですが、最後までペースを取り戻せなかった試合でした」

8番 ジャオ・ルイ、5番 リョウ・サンネイへのディフェンスについて
「8番ジャオ・ルイについては、チーム全体で比較的うまく守れていたと思います。ただ、5番リョウ・サンネイ選手が出てきた時、特に3Q終盤のワンポゼッションでは、もう少しチームとしてのヘルプが必要だった。
ただ、それもこの試合の中の一つのポゼッション。こうした場面を次にどう生かすかが大切ですし、彼らはそれに匹敵するレベルのプレーヤーだったと思います」

ビッグマン起用について
「前半はアレックス(カーク)がファールトラブルになり、アヴィ(シェーファー・アヴィ幸樹)やヒュー(渡邉飛勇)も起用しました。後半はゲームの流れを見ながら、アレックスを中心に起用する判断をしました。
アヴィはプラスマイナスでは良い数字も出ていましたが、ドロップの対応などで少しミスもあり、リズムの部分を考えて後半は使いませんでした。前半は全員を使い、後半は“この試合で誰がハマるか”を見極めながら起用しました。
ホーキンソンもアレックスも、みんなリスペクトしている。短い準備期間の中でコンディションを見た時、今回はアレックスの状態が一番良かった。それが起用の理由です。」

韓国戦に向けて
「相手が変わればスタイルも変わりますが、チームとしてのベースは同じです。ピックの部分や、オフェンスでペースが止まった時、ターンオーバーが増えた時にどう落ち着かせるか。これは相手が変わっても必ずやらないといけないこと。そこをしっかり修正して、次に臨みたいと思います」

 

渡邊雄太 コメント🎙️
前半と後半で大きく分かれた試合内容をこう振り返った。

「前半は人もボールもしっかり動いて、フリーな形やペイントタッチからのキックアウトなど、練習してきたことを特に前半は出せていたと思います。ただ後半、うまくいかなくなった時に全体的にバタバタしてしまい、自分たちがやりたいオフェンスに入る前の場面でミスが続いてしまった。そこは自分たちで自滅してしまった部分だったと思います」

アレックス・カークとの連携について
「今日はアレックスがすごく良かった。しんどい時間帯こそ、もう少しアレックスを使ってあげるべきだったと思います。実際、アレックスは6本しかシュートを打っていない。自分たちのベストプレーの中で、彼がそれだけしか打てていないのは反省点です。
うまくいっている時は流れに任せていい。でも、ダメな時こそ、ボールを持つべき選手にしっかり持たせることが大事だと思いました」

中国のディフェンスへの対応について
「相手が前半の悪かったところを修正してくるのは、ある程度想定していました。その中で対応できなかったのが、今の自分たちの現状だと思います。ターンオーバーが続くと、どうしてもリズムを失ってしまう。
僕自身、チームのリーダーの一人として、コート上で修正できなかったのは自分の責任だと思っています。相手のアジャストに対して、自分たちが次のいいオフェンスを見つけられなければ、こういう試合は今後も続いてしまう。そこは成長しなければいけない部分です」

韓国戦に向けて
「反省すべきところはしっかり反省しつつ、次の試合に向けて前を向かなければいけない。悔しい負け方をすると、どうしても引きずってしまうこともありますが、それだけは絶対にしてはいけない。
韓国はもちろん強い相手ですが、自分たちは勝てる力があると思っています。この2日間で、自分たちのやるべきことをしっかり整理して臨みたいです」

 

BEYOND GAMES
この試合、日本は西田優大、富永啓生が14得点、渡邊雄太が13得点6リバウンド、アレックス・カークが12得点10リバウンドと、複数人がスコアとリバウンドで存在感を示した。富樫勇樹、馬場雄大もそれぞれ8得点5アシストとゲームメークで貢献し、攻撃の形自体は決して悪くなかった。

課題となったのがフリースローだ。チーム全体で15/27(55.6%)。終盤に訪れた同点、逆転のチャンスで決め切れず、流れを引き戻すことができなかった。こうした確実に積み上げるべき得点を落としたことは、短期決戦の予選ではかなり重要となる。

それでも、前半に主導権を握り、終盤まで勝負に持ち込んだ事実は、新体制の可能性を示している。
課題は明確だ。そして、その修正点もはっきりしている。桶谷ジャパンの真価は、次戦・3月1日の韓国戦へと続く。

 

FIBAワールドカップ2027アジア予選 Window2 中国戦12名ロスター発表

#1  齋藤拓実(PG/172cm/30歳/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
#2  富樫勇樹(PG/167cm/32歳/千葉ジェッツ)
#3  安藤誓哉(PG/181cm/33歳/横浜ビー・コルセアーズ)
#12 渡邊雄太(SF/206cm/31歳/千葉ジェッツ)
#13 金近 廉(SF/197cm/22歳/千葉ジェッツ)
#18 馬場雄大(SF/196cm/30歳/長崎ヴェルカ)
#19 西田優大(SG/190cm/26歳/シーホース三河)
#30 富永啓生(SG/188cm/25歳/レバンガ北海道)
#31 原 修太(SG/187cm/32歳/千葉ジェッツ)
#32 シェーファー アヴィ幸樹(C/206cm/28歳/シーホース三河)
#34 渡邉飛勇(PF/207cm/27歳/信州ブレイブウォリアーズ)
#53 アレックス・カーク(C/211cm/34歳/琉球ゴールデンキングス)

試合概要/配信📡

大会特設サイト
https://fibaworldcup2027-asianqualifiers.japanbasketball.jp/

第2戦 日本vs韓国
日時:2026年3月1日(日)14:00 TIPOFF(開場12:00予定)
対戦:日本代表(22位) vs 韓国代表(56位)
テレビ放送:テレビ朝日(13:55~ 生放送)
ライブ配信:ABEMA/DAZN/TVer

会場:沖縄サントリーアリーナ

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