Bリーグ

【Bリーグ】富樫勇樹14得点14アシストのダブルダブル/残り7秒で2点差に追い上げた茨城 接戦の最後に千葉が力を見せる

【Bリーグ】富樫勇樹14得点14アシストのダブルダブル/残り7秒で2点差に追い上げた茨城 接戦の最後に千葉が力を見せる

シーズン終盤になりようやく勝ち星を重ねる茨城ロボッツと、東地区首位を走る千葉ジェッツの一戦。前日のGame1はワンサイドゲームで千葉が茨城を圧倒するゲームだったが、Game2は最後までどちらが勝つか分からないゲームになる。

4/3(日)アダストリアみとアリーナGame2
茨城82-87千葉
1Q 10-20
2Q 20-18
3Q 29-27
4Q 23-22

<千葉>
ジョシュ・ダンカン 21得点 8リバウンド
クリストファー・スミス 19得点
富樫勇樹 14得点 14アシスト
大倉颯太 10得点

<茨城>
福澤晃平 21得点(3P5/10)
チェハーレス・タプスコット 20得点 11リバウンド5アシスト
鶴巻啓太 17得点
エリック・ジェイコブセン 17得点9リバウンド

第1Q序盤は、両チーム中々得点が伸びず我慢の試合が続く。クオーター終盤になっても両外国籍選手のみと得点の伸ばせない茨城に対し、千葉がじわりと点差を広げていき、20-10で千葉がリード。

第2Qも序盤は、千葉が勢いそのままにダンカンのインサイドと佐藤のスリーポイントで今日最大の15点差まで広げ、ワンサイドゲームになると思われた。しかし、中盤得点が伸びなくなった千葉に対し茨城が福澤、鶴巻を中心に再び点差を縮め点差は一桁に。クォーター終盤まで点差は大きく変わらず、38-30と千葉が僅かに8点のリードで前半を折り返す。

第3Qは、茨城は鶴巻と福澤のスリーポイントで応戦するが、千葉も富樫と佐藤でやり返し茨城に得点を詰めさせない。
中盤以降は、千葉はダンカン、茨城はタプスコットがバスケットカウントを奪い、インサイドでの3点プレーで点を取り合うと、第3Q残り2分を切ったところで福澤のスリーポイントが決まり茨城が試合をひっくり返す。東地区1位の意地を見せる千葉は、直後に大倉がスリーポイントを決め再逆転すると、大倉はさらにクオーター残り1秒でオフェンスリバウンドからのインサイドで決めるて最終クォーターへ。

千葉は65-59とわずか6点リードで第4Qを迎える。逃げ切りを図る千葉と、逆転を狙う茨城。第4Q序盤茨城は、鶴巻と福澤の連続スリーポイントが決まり開始1分で1点差まで追い上げる展開にアリーナは盛り上がる。お互い得点を取り合う展開となり、一進一退の攻防戦が続く。試合は残り1分を切っても2点差のまま進む。残り7秒まで84-82と千葉がわずか2点のリードという展開だったが、最後は千葉の底力が上回り、試合は87-82で千葉が勝利する。

 

 

試合後コメント

大野篤史HC(千葉)
前半は自分たちのディフェンスにフォーカス出来たが、後半は基礎的な部分でトランジションでのディフェンスが悪かった。
フラストレーションたまる試合だったが、選手たちはうまくやってくれた。ジャッジはコントロールできないので、自分たちは出来ることをしっかりやっていく。

 

グレスマンHC(茨城)
ワンポゼッションゲームに追い込んだ選手たちのファイトを誇りに思う。
千葉のようなチャンピオンシップを狙っているチームに対して、この状況下の中よく頑張ってくれた。4Qは体力切れもあり、スミス選手の大きなシュート(3ポイント)はさすがだった。
選手が9人しかいないことで難しい状況下でもあったが、どうやって戦い抜くかをコーチ陣でしっかり見つけていく必要がある。シーズン終盤でもあるため、怪我の無いようにを念頭に置いてチームで取り組んでいく。

 

福澤晃平(茨城)
立ち上がりの1Qこそ悪かったが、3、4Qは我慢強くディフェンスしてどっちに転ぶか分からない状況で勝ち切れなかったことは自分たちに何か足りなかった。人数は少ないが、この人数で戦うしかないのでチームとして良くなっていくように頑張る。
昨日は調子良い時の自信が出せなかった。今日は出だしこそ悪かったが、後半は出せており特にディフェンスが頑張れた。昨日よりもシュートが決まっていたことも良かった。
昨日は受け身になり、すべて相手にやりたいことをやられていたが、今日は少しは改善で来ていたと思う。
どんないい試合をしても負けは負け。残り試合、千葉のような上位チーム相手に1つでも勝ち星を付けられるようにしたい。

 

鶴巻啓太(茨城)
試合を通して1Qが悔やまれる。2Q以降はディフェンスも含めていい試合が出来ていた。個人的にも1Qでターンオーバーが多く(3個)申し訳なかった。
昨日、スミスにファストブレイクや3Pで活躍されてしまっていたので、今日は点を取らせないことを意識してディフェンスした。結果的に19得点されたことは悔しい。

 

Jbasket nissy’s eye
最後の最後まで展開の読めない試合となったが、第4Q終盤に底力を見せた千葉ジェッツが茨城ロボッツを上回った試合だった。
選手が9人と苦しい茨城に対し、千葉は点差がある段階でポイントガードの富樫を効果的に休ませるなど、試合は最後までもつれたが、千葉の余裕と力の差を感じる試合となった。

Bリーグ
Jbasket

Jbasketライター

-バスケットボール 専門メディア

twitter : @jbasket_web
Instagram : @ jbasket_web