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【BリーグCS】セミファイナル琉球が横浜BCを振り切りファイナルへ王手 松脇圭志3P5本15得点「いつも通り自分の役割を確実に遂行する」

【BリーグCS】セミファイナル琉球が横浜BCを振り切りファイナルへ王手 松脇圭志3P5本15得点「いつも通り自分の役割を確実に遂行する」

5/20(土) 沖縄アリーナ
8541人 沖縄アリーナ史上最多

琉球 86-70 横浜BC
1Q 20-11
2Q 28-32
3Q 15-16
4Q 23-11

<琉球>
#7 アレン・ダーラム 18得点 7Reb 4AST
#15 松脇圭志 15得点 (3P5/9)
#30 今村佳太 13得点
#4 コー・フリッピン 10得点

<横浜BC>
#10 チャールズ・ジャクソン 25得点 10Reb
#5 河村勇輝 11得点

横浜は初のチャンピオンシップセミファイナルへと駒を進めて沖縄アリーナに登場した。また琉球は昨年からの想いを掲げてきて負けられない戦いになる。
その両チーム、ゲーム入りから琉球がイニシアチブを取りリードしていく、インサイドが強い琉球の強さが出て、クーリー、ダンカンが決めていく。横浜は序盤から追いかける展開となるが、大庭が連続スリーポイント2本含めて一気に琉球を追い上げる。今シーズンの横浜の強さを見せる。ここから琉球のディフェンスとズレを作って、今村がスリーポイント2本決めて、松脇も決めていく。
2Qでも松脇がスリーポイントを沈めていき琉球がリードするが、プレータイムの短い河村がしっかり4点プレーも見せて48-43で琉球リード、5点差で折り返す。

後半に入って、須藤、アウダで1点差まで追い上げるが、ここで琉球は岸本、松脇にスリーポイントを決めていく。それでもジャクソンのインサイドでの奮闘により、遂に3Qで同点に追いつく。しかし、琉球は落ち着いていて、ダーラム、フリッピンが決めてリードを広げて最終へ。
ここから横浜の強さで押し切る流れに持っていこうとしたが、ここから琉球はしっかりボールを動かし、3ポイントとインサイドで得点して最終へ。

ここからお互い拮抗した展開でゲームは進んでいくが、この日5本目の松脇、今村のスリーポイントでまたまた2ケタ得点差にして琉球の今シーズンの力強さを見せる。河村もスリーポイントで返すが、琉球は開いた点差をしっかり守りセミファイナルGame1を勝利してファイナルへ王手をかける。

スケジュール
5/21(日) GAME2
琉球 VS 横浜BC 16:05 TIPOFF
沖縄アリーナ

5/23 (火) GAME3
琉球 VS 横浜BC 19:05 TIPOFF
沖縄アリーナ

SEMI FINAL
・放送
全試合放送:NHK BS1
・配信
全試合配信:バスケットLIVE、Sportsnavi
J SPORTS/Hulu/Amazon Prime Video チャンネル
一部試合が録画配信となる可能性あり

FINAL
・放送
Game1
5月27日(土) 12:00 tipoff 日本テレビ系列、NHK BS1

Game2
5月28日(日) 13:10 tipoff NHK総合

Game3
5月30日(月) 19:05 tipoff NHK BS1

・配信
全試合配信:バスケットLIVE、Sportsnavi
J SPORTS/ Hulu/ AmazonPrimeVideo チャンネル
一部試合が録画配信となる可能性あり

 

試合後コメント

桶谷HC(琉球)公式より

「ファールトラブルもあった中で、セカンドユニットのメンバーが引っ張ってくれました。2クォーターで点の取り合いになり、ディフェンスへの意識が少し疎かになってしまった部分はハーフタイムでしっかりと修正し、終盤は良いディフェンスができていたと思います。後半に自分たちのバスケットボールをしっかり遂行できた事が勝因だと思います。」

 

コー・フリッピン(琉球)

「チームとして組み立てたゲームプランの中で、自分に与えられた役割を確実に遂行する事を意識して取り組みました。特に横浜BCさんは攻守の切り替えが早く、ターンオーバーを与えてしまうと簡単に失点に繋がるので、ボールをより丁寧に扱う事を意識してプレーしました。」

 

松脇圭志(琉球)

「自分にとってセミファイナルという舞台は初めての経験でしたが、緊張したり、いつもと違う事をしようという考えはなく、いつも通り自分の役割を確実に遂行するというマインドで試合に挑みました。ファールトラブルにより、自身のプレー時間が多くなる中で、しっかりと結果に出せた事は良かったと思います。」

 

青木勇人HC(横浜BC)

「今日に関してはセカンドチャンスポイントをどれだけ減らせるかというところと、ターンオーバーから簡単な点をあげないというのが1番重要だと思っていた。しかし18ターンオーバーでは勝つのが難しい試合になった。
セカンドチャンスのところについては頑張ってはいたが、チームオフェンスリバウンドが「4」というところで、ビックマン同士が戦っている中、50:50のボールをチームとして取られているというところが勝つための違いとして大きいものだった。そういうところを減らしていかないと、こういった試合に勝つというのは難しい。そこを減らしてしっかりと自分たちのシュートで終わる、自分たちのディフェンスで終わる、というところに明日持っていければ必ずチャンスはある。
琉球の3Pシュート確率が46.2%というのはすごく高い数字だが、それはホームの雰囲気はもちろん、昨年の経験があってのことだと思う。そして絶対に負けられない試合という気持ちの中で戦ってきている。しかしその雰囲気の中でもしっかりと戦えている部分は多々あった。2Pシュートを46.5%におさえているというところに注目して、どれだけオーバーヘルプをなくして3Pシュートのところをケアできるかどうかというところと、落ちたボールのディフェンスリバウンドを取って自分たちのトランジションに繋げることができれば、明日必ず違う結果を持ってこれると思う。
本当に明日負けられないという気持ちをファン・ブースターの皆さんからも受け取った。必ずファン・ブースターの皆さんの気持ちと共に明日戦っていきたい。

 

河村勇輝(横浜BC)

「ビーコルとしては、ロースコアゲームに持ち込んで戦うのがレギュラーシーズンから通しての自分たちのスタイルだと思っている。今日はターンオーバーが多くて、自分たちから崩れてしまい86失点、特に前半に48失点してしまった。ディフェンスの強度が足りなかったり、ターンオーバーが多くそこからイージーバスケットが何本かあったので、そのターンオーバーとやはりリバウンドを明日はしっかりと意識したい。」

大庭岳輝(横浜BC)

「結果的に敗戦したが、4Q残り5分位まではついていけていた。最後は琉球さんのゲーム運びのうまさにやられたという印象。今日はターンオーバーがチームとしてとても多かった。あれだけターンオーバーをしたら琉球さんのような素晴らしいチームを相手に勝つのはすごく難しい。明日しっかり修正して、明日勝ってGAME3につなげられるようにしたい。明日負けたら今シーズンが終わってしまう。チーム一丸となって1点でも多く点数を取れば火曜日に繋げられるので、そこにこだわって頑張りたいと思う。 ビーコルファン・ブースターの声援はしっかり聞こえていた。すごくありがたいと思う。アリーナの98%ぐらいは琉球ファンだったかもしれないが、2%の人たちで十分負けていなかったし、しっかりその応援を自分たちの力にして、明日しっかり返せるように頑張りたい。」

 

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Jbasketライター

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