アワード後の河村勇輝
6月2日に大手町三井ホールで「B.LEAGUE AWARD SHOW 2022-23」が行われた。6冠の河村勇輝選手にアワードショーが終わってから囲み取材で答えてもらった。
参照:
河村勇輝が受賞した6つの賞
・レギュラーシーズン最優秀選手賞 MVP
・レギュラーシーズンベストファイブ
・新人賞
・アシスト王
・ココロ、たぎる。賞
・レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ選手賞 MIP
河村勇輝 (横浜BC)
J:6冠おめでとうございます
「ありがとうございます!」
J:CSでは悔しい敗戦でしたが、アワード終わってみてシーズンの楽しさや難しさを教えてください
「そうですね、1シーズン初めてプロとしてやる中で、やはり最後は怪我という事になり、ベストコンディションではない状況で試合に臨んでしまった事は、自分の責任だし、自分の実力不足だなと感じます。それと共に1シーズン戦い抜く難しさを体感する事が出来ました。
ただ、チームメイトと共にやってきたシーズン、それは誇りに思っていいし、チャンピオンシップ出場と大きな目標を掲げた中で、それを上回るベスト4に来れた事は、チームとして喜ばしい事だと思ってます」
J:代表活動の前にどんなオフを過ごしますか
「リラックスするのに、友達とご飯食べに行ったり、温泉行ったりでリフレッシュしていきたいとおもってます」
河村勇輝
「本当にまずはもうすごく驚いています。僕よりはるかに素晴らしい成績を残しておられる選手がいる中で、まさか僕が選ばれるとは思ってもいなかったです。本当に驚いてますし、また恐縮しています」
(チームメイト・恩師からのVTRメッセージを見て)
「昔からの映像を見て、たくさんの方の支えがあって、今の自分がいるんだなと改めて感じました」
(お祖母様からの手紙を見て)
「両親が教員ということもありなかなか家にいない中で、祖母の家に朝から夜までずっといた日々が続いていました。バスケットが不自由なくできたのも祖母がいたからなので、そして今も病気だったり、年齢もすごくいってて毎日必死に生きている姿を見て、自分はどんな辛いことがあっても祖母の姿を見ているとやっていけるっていう気持ちに毎日なっているので、本当に祖母には感謝したいです」
(今後どんな選手になっていきたいですか?)
「このMVPにふさわしいかどうか、不思議な気持ちでいるんですけれど、きっとこの受賞は今シーズンの実力が僕が一番だったっということではなく、これからの日本のバスケット界を盛り上げていってほしいというメッセージや使命を僕に与えてくださったのではないかと自分なりに解釈しています。
このMVPを取るにあたって、僕の力ではなく、これまで強く優しく厳しく育ててくれて、いろいろな決断がある中で背中を押し続けてくれた両親や祖母、これまでお世話になったバスケットの関係者、そしてチームメイト、そして今、全国にいるバスケットファンの皆さん、本当に皆さんのおかげであることは言うまでもないです。本当に改めて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます」
PG 172cm 22歳
山口県柳井市出身
柳井中学
全中ベスト16
福岡第一高校
ウィンターカップ2連覇、他タイトル4回獲得。天皇杯で千葉ジェッツと対戦して富樫勇樹とマッチアップでバスケ界を盛り上げる。
また、Bリーグ三遠ネオフェニックスに特別指定選手として加入。18歳で当時B1史上最年少で得点する。
11試合 1試合平均22分出場、12.6得点、2.0リバウンド、3.1アシストを記録した。
東海大学
1年次
コロナ禍で関東大学リーグ中止。
インカレでは3ポイント王を受賞。B1横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手として加入。
1試合平均21.2分出場、6.0得点、2.3リバウンド、3.4アシストを記録。
2年次
関東大学リーグ戦で優秀選手賞とアシスト王を受賞。その年の2021年12月前年同様、特別指定選手として加入。2022年2月日本代表候補選手として招集される。そして3月に東海大学を中退して、横浜ビー・コルセアーズと特別指定選手延長と2022-23プロ契約を発表した。
このシーズンは、32試合出場(スターター6試合)で平均23.6分出場、10.0得点、2.9リバウンド、7.5アシストを記録した。
そして
2022-23プロ契約シーズン
河村勇輝はレギュラーシーズン52試合の出場で日本人トップの1試合平均19.5得点を記録。
アシストでも8.5本でアシスト王にも輝いた。
スティールでもリーグ6位の1.5本を記録し、そして横浜ビー・コルセアーズを初のCS出場に大きく貢献し、6冠含む、Bリーグ初のMVPと新人賞と同時受賞した選手になった。
日本代表🇯🇵
2017年 FIBA U16アジア選手権
2018年 FIBA U18アジア選手権
2022年 ワールドカップアジア予選、window3台湾戦A代表デビュー
2022年 FIBAアジアカップ
その後もワールドカップに向けて日本代表のPGとして活躍中
バスケットをしている河村少年と河村選手
Bリーグと日本代表とバスケット界を盛り上げた今シーズン