2シーズン前の三遠ネオフェニックスは、西地区10勝48敗で最下位という結果で終わった。そして昨シーズンに改革が行われ新体制が発足された。千葉ジェッツを日本一に4度も導いた大野篤史HCと日本のバスケットを牽引してきて、2020-21シーズンMVPの金丸晃輔が加入した。2人はパナソニック時代に選手とアシスタントの関係でお互い理解し合えている関係。
参照:昨シーズン前でのコメント
昨シーズンいい入りをした三遠だったが、怪我人による悔しいシーズン離脱もあり毎試合戦い抜いてきたが悔しい負けを喫してきた。それでもチーム一丸となってシーズンを戦い、過去5年間で最高の12勝を超えて23勝37敗で終えた。指揮官と選手はもちろん全く満足していない結果になったが、新シーズンは怪我なく入っていきたいが、今シーズンも怪我人がでている。天皇杯では3連戦を8人で戦うという厳しい状況の中で宇都宮に負けたものの最後までわからない大接戦をやった。新しいメンバーとここから新シーズンへ向けて発進する三遠に注目していきたい。
そのチームの大黒柱の金丸晃輔に天皇杯宇都宮戦後に話を聞く事が出来た。
金丸晃輔
J:天皇杯2次ラウンド、3連戦最終戦の最終戦宇都宮とのは激闘でした。どんな事を収穫出来ましたか?
「疲労ですね!(笑)
まぁでも悪くなかったんじゃないですかね。今日だけではなくて3試合。内容としては8人ででのこの戦いは、エラーやミスは出ますよね。今日に関して言えば、クォーターの最後の締め方とか、リバウンドの1本、たかが1本でも大事な得点に繋がりますし、小さい事でもじわじわと後になって効いてきて、ダメージになってくるですよね。そこを今日はフォーカス出来なかったのかなと思います」
J:それは3Qとかでしょうか、それでもヘッドダウンする事なくカムバックしてきたの新チームの力になるのではないでしょうか
「やられたからといって誰もヘッドダウンしませんでしたし、みんな顔を上げて本当に切り替えも出来ていましたし、、だから大崩れしなかったと思うんです! 8人であれだけ出来たのは今後に繋がると思うし自信になったと思いますね。これで怪我人が帰ってきてフルメンバーが揃った時にたのしみですね。」
J:ここからのBリーグ開幕について教えて下さい
「収穫はいっぱいありましたし、本来なら12人でシェアしてハードにやっていって疲れたら交代とやっていくのがベストなので、今回の天皇杯は出来なかったので8人でタイムシェアして、みんな疲れている中でやったので、トータル見ても良かったです。個人個人が自信になったと思うし、みんな積極的にコミュニケーション取っていたし、凄いいい所があってよかったです」
J:比江島慎選手とのマッチアップも盛り上がりました
「相変わらずクネクネしてるな〜と笑。アイツのクネクネしたオフェンスからの細かなフェイクに引っかかってやられるんですよね。あんまり動かない方がいいですね。でも動いちゃうんですよね笑。」
J:ここからの三遠ネオフェニックス、ファンはメッセージお願いします
「去年は不甲斐ないというか万全ではなかったので、今年は去年の経験を活かして、本当に怪我人だけはと思っているんですけど、既にもうでしまってますが、でも今年は去年のリベンジでチャレンジしていけたらと思います。
自分達がしっかり練習している事をコート上で表現すれば結果が出ると思うので、実際今回の天皇杯3連戦にも練習している事が出たので、もっと突き詰めていけばもっといいバスケットが出来ると思うし、もっと高いレベルでバスケットが出来ると思うので今年は楽しみにしてください!」
大野篤史HC
J:この人数の中で最後の最後まで接戦で戦い抜いて、得たものを教えて下さい
「疲労!
それは冗談として、最後まで我慢強く戦えたと思います。相手に流れを持っていかれずに最後まで戦えたのは成長です。ただ3Qの終わりの所はもったいなかった、自分達のタイムマネージメントしてオフェンスのポゼッションで終わらないといけない所で、早く打ってしまって最後相手にスリーポイント決められてしまった。ゲームのあやだったと思います。でもあそこで崩れる事なく最後まで戦い抜抜けた事が成長だなと思ってます」
J:ここからチームどんな事を伝えてシーズンに臨んでいきますか
「細かい事、ゲームのあやだったりはしっかり話さないといけないですし、タレントが豊富に揃っているチームではないので1つのミスで相手に持っていかれるという事は学べたと思います。でも我慢強く戦えばどのチームにも勝つチャンスがあるという事も収穫になったので、彼らの自信になると思いますし、今日は負けてしまっているので反省材料が多いかなと思います」
三遠ネオフェニックスの新シーズン開幕は、ニック・ファジーカスが引退ラストシーズンの川崎ブレイブサンダースと10/7.8でとどろきアリーナで対戦する。
(SF/192cm/34歳/三遠ネオフェニックス)
福岡大学附属大濠高校
1年 チームの中心選手として活躍
2年 インターハイ準優勝
3年 ウインターカップ3位(42得点挙げる)
明治大学
1年から中心選手として活躍、インカレ8位。
2年 関東大学選手権 得点王、インカレ5位と得点王、天皇杯3回戦進出。
3年 関東大学選手権 得点王。
4年 怪我により選手権不出場、インカレ3位に大きく貢献し優秀選手賞、得点王、3ポイント王を獲得する。天皇杯3回戦進出。
JBL パナソニックトライアンズ
1年目からオールスター選出、シーズン ルーキーオブザイヤーを受賞。
2013天皇杯 16年ぶり10回目の優勝に貢献し、大会ベスト5選出。
JBLシーズン ベスト5とフリースロー成功確率1位タイトル獲得。
パナソニック休部によりアイシンシーホース三河に移籍
アイシンシーホース三河
2013-14 3ポイント成功確率1位タイトル獲得
2016-20 4年連続ベスト5選出
2020-21 シーズンMVP獲得、ベスト5受賞
2021-22 島根スサノオマジック
2022- 三遠ネオフェニックス
日本代表🇯🇵
2006 U18アジア選手権
2009 ユニバーシアード 得点王、ウィリアム・ジョーンズカップ
2010 ウィリアム・ジョーンズカップ
2011 東アジア選手権
2012 FIBAアジアカップ
2013 アジア選手権
2014 FIBAアジアカップ、アジア競技大会
2021 東京オリンピック