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【B3】新参入の福井ブローウィンズが昇格へ向けて開幕2連勝/伊佐勉HC「福井の皆さんに本当に応援してもらえるように頑張れるチームにしていきたい」/Jbasketインタビュー

【B3】新参入の福井ブローウィンズが昇格へ向けて開幕2連勝/伊佐勉HC「福井の皆さんに本当に応援してもらえるように頑張れるチームにしていきたい」/Jbasketインタビュー

遂に福井ブローウィンズがB3に登場した。
2023.10.7(SAT) B3リーグ2023-24シーズンが開幕して、福井県初のプロバスケチームであり(福井県唯一のプロスポーツチーム)今季からB3に参入した福井ブローウィンズは、開幕節で記念すべき初勝利と2連勝を飾った。
福井は、B1経験のプレーヤーが多く期待と注目が集まっている。
満田丈太郎キャプテン、伊佐HCと共に戦ってきた田渡修人、渡辺竜之佑や細谷将司、長谷川智伸、ベンジャミン・ローソンと高いレベルの選手がB3の福井で今シーズンプレーする。またB3から最短でB1に昇格した長崎ヴェルカはB1開幕節で強豪千葉ジェッツに2連勝したので福井の今後も注目していきたい。

開幕戦

10月7日(土)福井県営体育館
福井ブローウィンズ 76-67 岐阜スゥープス
1Q 16-24
2Q 27-24
3Q 12-11
4Q 21-8

<福井>
#1 トレイ・ボイド20得点(FT6/6)6ast 3reb
#34 ベンジャミン・ローソン 13得点 6reb 2ast
#73 田渡修人 9得点 (3P3/5)
#0 細谷将司 8得点
#6 長谷川智伸 8得点

<岐阜>
#11 ベイリー・スティール33得点(3P3/3) 9reb

“B1最短昇格”を掲げて臨んだ福井の1stシーズンのリーグ初戦。
1Q、岐阜が序盤から猛攻を仕掛けリードを奪う。福井はシュートがなかなか決まらず出端をくじかれるが、#16 渡辺竜之佑がチーム初得点を決める。2Qは一進一退の展開。福井も#0細谷将司や#1トレイ・ボイドの3Pシュートで反撃するが、このゲーム両チーム最多となる33得点の岐阜#11ベイリー・スティールの豪快なアリウープダンクが飛び出すなど流れを渡さない。

 

後半、3Qでは互いのディフェンスが機能してロースコアの展開。その中で福井はエースのトレイ・ボイドが3本のフリースローで一時逆転するも、岐阜も譲らず4点のリード。4Qは福井#34ベンジャミン・ローソンらのシュートで逆転。最後は福井#73田渡修人の3Pシュートで試合を決めた。

この試合のMVPには、トレイ・ボイドが選ばれた。

 

Game1試合後コメント

伊佐HC
「ブローウィンズにとって、歴史的な開幕戦で一勝をもぎ取れて本当に安心しました。というのも、やっぱり前半から凄く硬くて、岐阜さんは物凄くノビノビプレーされてて自分達らしいバスケが全く出来ないまま前半を終わらせてしまったので「ハーフタイムでリセットしてもう一度自分達のバスケットをしましょう」という話しをして、選手たちが後半それを信じて準備してきたことをしっかり表現してくれて、徐々に徐々に岐阜さんの脚が止まってきたところをウチの選手達がしっかりスコアに繋げて結果的に最終スコアは自分達が求めているスコアになりましたけども、まあそれで良かったですけど、入り口のところをやはりチームとしてしっかり修正しないといけないんじゃないかなと思いました。勝ててホッとしました。
ありがとうございます」

J:初勝利おめでとうございます
チームを結成された時から「ディフェンスのチーム」ということからテーマを絞っていったということですがここから作り上げる”チーム文化”をどのように考えているか聴かせてください。
あと福井の開幕戦の”熱”に関して感じたことがあれば聴かせてください

「文化に関しては、まずチームスポーツですので誰か個人1人に頼るのではなく、チームでバスケットを展開したいという風に思います。それでベストを尽くすというのは当たり前ですけど、そう簡単な話ではないのでそこをどういう場面でも誰が出ても、どの選手も常にベストを尽くして福井の皆さんに本当に応援してもらえるように頑張れるチームにしていきたいなと思っています。それが出来るタレントが揃ってますので人間性も含めて、そこは自分が思い描いているチーム作りが出来ていると思います。

あとは今日こういう展開で勝てたから大声で言えますけどファンの皆さんも”前半、大丈夫か⁈”というのがあったと思うんですけど、まあハラハラドキドキしながら、「ああ、これがバスケットボールの醍醐味か」っていうのをちょっと体感してもらって、また明日レギュラーシーズンそこに我々はチケットセールスに繋がればいいなぁと思います。引き続き応援してもらいたいです!」

 

満田丈太郎キャプテン(福井)

「今日開幕戦で内容としては前半、自分達が掲げているディフェンスというのを全く出来ずに、相手に48点入れられてしまったので、そこに関してはすごい良くないとこだったので、しっかりハーフタイムの時に反省して後半自分達のペースでディフェンスからしっかり立て直そうとこに関しては後半良く出来ていたのかなと思います。
(失点)前半48点だったんで後半(終了後)67点。こういう試合運びをずっとやってると、やっぱりどうしても返せない試合とかが多分出てくる可能性があると思うので、しっかりそこは今日は前半の部分を反省して明日に向けてしっかりやって行きたいと思いました」

J:前半から後半折り返しディフェンスが凄く”ガッ”と良くなって盛り返して行ったと思うのですがキャプテンから感じた、そのスイッチとなるシーンやプレーなどありますか?ご自身のプレーも聞かせてください。

「やっぱり3ピリオド頭だったり、長谷川選手と細谷選手が凄くエナジー出してくれて、オフェンスもそうですしディフェンスもハッスルしてくれた部分で皆んなのプレーも気持ちも”ガッ”と引き締まった部分があったので二人のベテランに凄く助けられた試合でもありました。

個人としては今日は全くダメだったので、ターンオーバーも2しているし、うーん…まあそこは”今日は今日”なので、まあしっかりそこは切り替えて明日こう良いプレーが出来る様に切り替えたいなと思います」

 

杉本憲男兼HC(岐阜)

「今季からB3に参入した福井ブローウィンズとホーム開幕で対戦して、素晴らしい雰囲気の中で、バスケットをさせていただけたことは、私たち選手だけではなくて、スタッフ陣も非常にすごくいい経験をさせてもらいましたし勉強になる部分も多々ありまして。
あの本当に、悔しいんですけど(苦笑)勉強になることも多々あり、リベンジのチャンスがあるんで、また頑張りたいなと思います」

J:前半すごく良いリズムをつくりだして(スティール選手のアリウープなど)ビッグプレーも飛び出して良い流れに乗ったと思いますが後半入る前にどのようなアドバイスをして臨まれましたか?

「アドバイスと言いますか、圧倒的に各選手のキャリアが浅いんです。対する福井ブローウィンズさんは経験豊富な方々ばかりなので私たちの課題は個々の経験値の問題で勝負どころでのしっかりと自分達のプレーが出来るかどうかというところは勝敗の鍵を握ってくると思いますし、私たちはキーワードで”JUST US”と言って、そういうキーワードを使ってコンセプトにやってるんですけども、”私たちはどんな状況であっても常に私たち自身に向き合う”ということを話しながら「良い時は良いんだけども、悪くなった時には必ず誰かのせいにとかじゃなくて、必ず自分達にやれることがあるはずだから、しっかり状況をみて判断していきましょう。」という話をしました」

J:次に向けてどのような感じで選手を送り出しましたか

「私たちは経験をさせて頂きたいところではありますし目標はB3リーグのプレーオフにベスト4で入って、プレーオフにいった後にはB2昇格、B3チャンピオンというところは福井さんと同じような目標を掲げさせて頂いておりますので、まず最初に同じような目標を持つ福井さんと一緒に試合が出来たというのは、ゲームのシーズンの入りとしては私たちとしては凄く有難い入りをさせてをさせて頂いたので、自分達のことをどうあるべきか自分達が今どこにいるのかというところのをしっかりと理解して、その次進むべき正しい一歩をちゃんと踏み出しましょう!」という話をしました」

 

Game2

ベテラン細谷、田渡ら「堅実なディフェンス& ブローウィン・スプラッシュ」で流れを掴む

10/8(日)
福井 87-79 岐阜
1Q 25-27
2Q 25-16
3Q 23-16
4Q 14-20

<福井>
#0 細谷将司 19得点 (3P5/9)
#1 トレイ・ボンド 19得点
#34 ベンジャミン・ローソン 10得点 7Reb
#30 ペリー・エリス 10得点
#8 田渡修人 8得点

<岐阜>
#2 アドネシー・ジョシュア・プラマー 19得点 8Reb
#11 ベイリー・スティール 18得点 14Reb
#5 髙橋快成 10得点 5AST

第1クォーターのスタートで苦しみながらも勝利した福井ブローウィンズはこの日も勝利し開幕2連勝。

1Qこの日は、昨日調子が良かった#73田渡修人が先発し、幸先の良い3Pシュートを決める。「昨日のような同じゲームの入り方をしていたら今日は絶対勝てない」と伊佐HC。課題の立ち上がり、まずまずのスタートを切る。岐阜も随所にハッスルプレーをみせ25-27と岐阜がリード。2Qタイムアウト明け残り4.4秒。このクォーターだけで10得点の#1トレイ・ボイドがスローインを受け取り、ドリブルでゴール下へ切り込み難しい体勢からブザービーター・シュートを決め7点差に広げた。

後半、そのトレイ・ボイドに岐阜のマークが集中するが、この日のヒーローとなる#0細谷将司らが3Pラインでフリーになり、そこにパスが周り始め、細谷は確実にゴールを射抜いた。トレイ・ボイドはゲームハイとなる5アシストを記録。4Q残り1分14秒、福井84-79岐阜。岐阜は粘りをみせ5点差に詰め寄り伊佐HCはタイムアウトを取りチームを落ち着かせる。直後の攻撃で#30ペリー・エリスがシュートを決めて残り54.8秒で7点差にリードを広げ、福井がそのまま接戦をものにした。

主役となった細谷将司は、チームの連携面、互いの共通理解は「まだまだ」と自己評価しながらも、そこが「良くなってくれば、”あ、うんの呼吸”でできる。そうなれば、止められないんじゃないかと思います。」と前向きに語った。

この試合、福井はチームアシスト数が22本で、岐阜の12本を大きく上回り、中でも3人の外国籍選手(トレイ・ボイド、#30ペリー・エリス、#34ベンジャミン・ローソン)だけで13アシストを記録した。インサイド、アウトサイドのオフェンス・バランスが機能した。


 

試合後コメント

伊佐HC

J:残り1分14秒辺りで岐阜スゥープスが盛り返してきて84-79でどのようなアドバイスをかけましたでしょうか

「あの状況ではバスケットのセオリーですけど、負けているチームは時間が欲しくて、勝っているチームは時間を削れば、流せば済むので”もうちょっと落ち着いてプレーをしよう”とその前にまだ攻めないで良い時間帯で攻めてしまって結果、スティールされてイージーバスケットっていうシーンがあったのでまずディフェンスのところではノー・3ポイント(点差)4〜5点あったので”スリー・バスケット”しないと向こうとしてはいけないので、しっかり守るけど、”ノー・スリー”と”ノー・スリーポイント・プレー”というのを守り方の確認をして、それでオフェンスではいかに時間を使うか、と最後シュートで終われるようにまず時間慌てずターン・ノーバーをしい”スリー・ポイント”って言う話しはしました」

 

細谷将司(福井)

J:伊佐HCよりディフェンスが素晴らいと仰ってたのですがこれまでの経験の中でどの様に向上させていきましたか

「僕、元々本当ディフェンスが苦手で今は得意って言う感じではないんですけど。笑
周りからは”ディフェンスが出来ない”って思ってましたし、僕自身ディフェンスよりオフェンスの方が好きだったので苦手だったんですけど、秋田に在籍したその時はディフェンスのチームなので、やらなきゃいけない。やらないと試合に出れないですし自分がそこで穴になってしまうというのは嫌だったので、必死にディフェンスの練習を2年間秋田でしてその経験が、あの自信になったというか…はい。そして三河に2年間いてそこでよりディフェンスを磨いて今回は福井で、ムーさん(伊佐 勉HC)と一緒にやって、”前からハードに”っていう。僕はそれがスゴイ好きだったのでより経験も沢山してきましたし、このチームだったら自分のディフェンスはより活かせるんじゃないかっていう所で今に至るって感じですね。昔はディフェンス全くしない選手でした。はい。笑」

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