【Bリーグ】大野篤史HC 中地区首位を走る三遠ネオフェニックス４連敗から「今のチームの現状を鑑みて自分がやるべきことをしっかり理解してコートで表現ができるか」

現在中地区首位を走る三遠ネオフェニックスは、地区優勝までマジック11となっている。優勝マジックを唯一出している三遠だが、怪我人や欠場選手もいて戦い抜いたが今シーズン初の4連敗を喫した。

第25節 3月6日(WED) @横浜国際プール
横浜BC 81-76 三遠
1Q 20-24、2Q 22-15、3Q 24-24、4Q 15-13

<横浜BC>
#11 カイ・ソット 23得点 10Reb
#5 河村勇輝 20得点 11AST
#15 デビン・オリバー 12得点
<三遠>
#4 コティ・クラーク 21得点 12Reb 6AST
#23 デイビット・ダジンスキー 16得点 5Reb

ここで大野篤史HCの流儀、考え方、試合に臨む必要なものが選手たちがどう感じて、理解してチームを優勝に向けていくのかが注目となる。
超攻撃的なオフェンスに、ハードなディフェンスから早い展開でバスケットをする大野バスケットは、今シーズン最大16連勝に伸ばしてクラブ史上記録を作り、見る人が面白く、興奮するバスケットを見せてくれている。
この日は金丸晃輔、ヤンテ・メイテンとアウトサイドとインサイドの要になる選手が欠場している。もちろんその事を言い訳にする大野篤史HCではない。そのチーム状況で選手の最大のパフォーマンスを引き出していく。

この横浜戦では、オフェンスで全員でリバウンドにいくルールや、共通理解でシュートを打つことで、相手のトランジッションにもしっかり対応出来た所もあるが、上手くいかないシーンが大事な場面で見られた。前節で大野HCは試合後に「スタンダードなところをやらずして、現時点で成績が良いので何とかアジャストメントできるだろうという一種の満足感が蔓延しているなと感じた」とコメントした。
怪我人や欠場でチームは常に変化している中で、強い爆発力あるオフェンスと激しいディフェンスからトランジッション見せる速い三遠らしいバスケットで勝利する事をファンは待ち望んでいる。
チームはクラブ史上最高な結果をだし、更に次なる目標を達成できるチャンスがきている。大野篤史HCの掲げるバスケットをここから終盤にチームがどう進化していくか注目になる。

横浜戦試合後に大野篤史HCに聞けた。

大野篤史HC インタビュー

「クロスゲームの勝ち方を学ばなければいけない」

J：選手欠場の中でファウルトラブルもあり、最後まで戦い抜いたチームの力はどう感じていますか

J：ここからどんな雰囲気で三遠ネオフェニックスを見せてくれますか

試合について
「前半からリバウンドの意識のところで、自分たちがビッグマン1人が欠けているというところに対する危機感が無かったと思っています。
全体的に勝ち方がまだまだ染みついておらず、今自分たちのどこにアドバンテージがあって、何をしなければいけないのかということよりも、自分がしたいことが先にきてしまうプレーヤーが多すぎて、チームとしてオフェンスが構築できなかったところが敗因に繋がったと思います。」