Game2 接戦から千葉Jが名古屋Dから勝利
ホグ3ポイント7本の36得点、富樫勇樹17得点
11月10日 Game2
千葉ジェッツ 96-82 名古屋D
1Q 26-25
2Q 21-24
3Q 29-18
4Q 20-15
<千葉J>
#10 ディー・ジェイ・ホグ 36得点 8Reb 6AST
#2 富樫勇樹 17得点 3AST
#34 クリストファー・スミス 13得点
#33 ジョン・ムーニー 10得点 11Reb
<名古屋D>
#43 スコット・エサトン 21得点
#2 齋藤拓実 14得点
中東、佐藤 11得点
大事な試合の入りは、コーナーに落として中東がスリーポイント含め連続得点する名古屋Dに対して千葉も連続でホグがを決めて入る。名古屋Dはボールがコーナーまでしっかりボールを動かして、齋藤を起点にペイントにスペースができればエサトンがアタックして得点と名古屋Dらしいオフェンスが出てリードする。千葉はディフェンスから強度あげて富樫もスリーポイント決めていき、26-25千葉リードで1Q終える。
2Q齋藤が連続で得点してリードするも、チームを引っ張る好調の中東が3ファウルのファウルトラブルになってしまう。それでもお互い得点してから拮抗状態が続き、名古屋Dはボールを動かしスペースを作りたいが、千葉のディフェンスがしっかり抑えていく。名古屋Dもディフェンスしていくが、千葉のボール動かしてダイブしていくムーブに一歩遅れてしまい、リードしても千葉がしっかりと追い上げる形になる。流れを掴みたい名古屋Dはターンオーバーで苦しいところを今村のドライブから流れを引き寄せ今シーズン初得点をあげる。49-47名古屋Dリードで前半を折り返す。
後半に入って、前半から20点以上とるホグがスリーポイントを見せれば、エサトンもスリーポイントでお返しという展開から入り、名古屋Dがディフェンスから勢いつけて千葉をリードする。勝負のターニングポイントとなった3Qで千葉はディフェンスの強度が上がり名古屋Dのリズムを崩していき、富樫やこの試合爆発のホグがスリーポイント決めて追いつき逆転する。踏ん張りどころでの千葉の強さを見せて76-67で最終へ。
なんとか試合を繋げていく名古屋Dに対して、千葉が徐々に点差を広げていく。4Qではスミスの怒涛の得点を止められない。そして富樫や原を中心にゲームをコントロールして得点していき、勝負所での強さを発揮した。また今村は今シーズン初のフィールドゴール2本決めるが、そのあとが続かない千葉は、渡邊雄太がいない中でも盤石の体制に入ってきている。ここに、怪我明けの渡邊雄太が戻ってきた時にどんなチームになるのか楽しみになる。一方名古屋Dは今シーズンの新しいチームが出来上がっていない。なんとかして立て直すが力及ばずだった。今村がようやく今節から復帰したのでバイウィークでチーム力を上げるチャンスが来た。名古屋Dのここからを含めて、前半バイウィークまでの総括を千葉と名古屋Dから試合後に聞くことができた。
トレヴァー・グリーソンHC(千葉J)
バイウィークに入る前にこのチームに思うこと
◉誰もがタフに戦えること
◉まずはバイウィーク期間に健康に戻ることや健康にでいることが大切
J:選手が大事な場面での集中力がすごい高く保っていることに対して、常どのようなことを言ってきたのか教えてください
「やっぱり常に日頃からまずお互いを信じること。そしてシステムを信じることで、システム上で求められてる場所や役割をしっかり遂行することを常に言っています。
うちのチームは、すごくタレントが揃っているので、富樫から始まり、ムーニー、DJホグだったり、 原修太がディフェンスをしっかりやってくれて、最近になって金近も上がってきて、小川麻斗も上がってきています。
本当にみんながそれぞれの役割を果たしています。自分の役割を最大限に活かすことを、その大事な時間にやって欲しいと思っていますし、選手にそれを信頼していますし、更にお互いを信頼していきたいと思っています。今日に関しては荒尾ですね。大事な時間帯でしっかりルーズボール飛び込んできてくれたりして、そういうところから声かけをするようにしてます」。
「ここまでの間、応援が本当に力になっています!引き続き応援をお願いしたいです」。
ディー・ジェイ・ホグ (千葉J)
名古屋D戦Game2 36得点 8Reb 7AST
会見楽しく和やかなに行われた
「まず勝ち切れて本当に良かったなと思います。試合のペースが早かった分オフェンスのポゼッションもたくさんあったのかなと思うのと、最終的にたくさんシュートを決めることができたので、本当に楽しい試合だったなと感じています」。
また、ホグ選手は渡邊選手が帰ってきていない中でこのレベルでできていて、さらに上のレベルに行けること、ボールもよく回っているし、お互いを信頼し合っていて本当に楽しくバスケをできていることを感じていると最後コメントした。
<キャリア>
PF/SF/ 1996年9月3日生まれ/ 207cm/
アメリカ合衆国出身/ テキサスA&M大学
2015-2018 Texas A&M Aggies
2018-2019 Delaware Blue Coats
2019-2020 Wisconsin Herd
2020-2021 Osceola Magic
2021-2022 Cholet Basket
2022-2023 Cairns Taipans
2022-2023 Indios de Mayaguez
2023-2024 Sydney Kings
2024‐ 千葉ジェッツ
名将 ショーン・デニスHC (名古屋D)
新しいメンバーが加入し優勝目指して始まった今シーズンは怪我人もあり6勝8敗で中地区5位で迎えたバイウィーク
J;試合開始の随分前からコートに入り選手と話しファンブースターに応えているシーンを見ます。どんな想いなのか教えてください。
「今ファンブースターに伝えたいことは、今うちはまだ組み立ててるところです。次に積み上げていきます。この3年間名古屋に来てからファンベースは本当に大きくなったし、色々遠征にもたくさんの方が来てくれるのを見ます。何人かに聞いてるんですけど、以前はそれがなかった。ファンの皆さんはうちのやっていること信じてくれています。それを信じ続けてほしいです。 もうあと1歩なんです。
今日の試合で見えたと思いますけど、すごい強いチーム相手にあと1歩だったっていうことで、正しい方向に向かってるということを信じてほしいです。努力はし続けますので、応援をこのまま続けてほしいです」。
試合に関しては、
「3Qの終わりの方で、千葉Jさんの重要なポゼッションでオープンスリー決め切った所がありましたが、それがうちは出来ませんでした。チャンピオンシップに出場するチームになるにはそこがとても重要になると感じています。チームも昨年は地区優勝という結果を残し、例年より沢山の方の注目が集まるチームになっているので、そこに対するプレッシャーはあると思います。でも今の逆風を乗り越えれば乗り越えただけ強くなれると思っています。バイウィーク明けにさらに素晴らしいチームになれるよう尽力していきます」
勝利への強い想いを話してくれた。今村佳太がコートに帰ってきたことでようやくメンバーが揃い、新しく加入した選手とのケミストリーがここから始まっていく。
齋藤拓実 (名古屋D)
名古屋Dへの想いと併せてバイウィーク明けからのチームをどうするのか、どう立て直すのかを熱い想いを静かに話してくれた。
J:ボールを動かしてスペース作ってペイントヘのダイブ、アウトサイドからの得点と名古屋Dらしいバスケットがありましたが、齋藤選手に対してバイウィーク後さらにマークが厳しくなると思いますが、チームをどんな視野でメイクしていくか教えてください
また、齋藤選手は今のチーム状況に関して
「Game1で大差で負けてしまったことに関して、戦術以前に諦めが見えてしまう部分があり、ドルフィンズのチームカルチャーとして、そこは許されるべきことではないと思っています。どんな状況であれ、最後まで諦めずやり切るのがうちの文化であり、今までそれを作り上げてきたつもりなので、昨日の試合は個人としてもショックな出来事だと感じています。
今日の試合では3Q途中までは自分たちのやりたいバスケットが出来たかと思いますが、3Q途中からは千葉Jさんの方がCSに出場するチームのバスケットを最後まで続けていたと思います。試合を通してポゼッションの所のリバウンド、ターンオーバーもそうですが、セカンドチャンスでやられてしまったりだとか、CSに出るようなチームはそういう所でリバウンドを取り、そこからオープンシュートを決め切る力がありますが、我々にはまだそこ足りないと感じる試合でした。チームカルチャーの所、そしてバスケットのシステム遂行力、理解力が足りてない所が結果につながっていると考えています。12月から良いスタートを切れるようにもう一度、1から作り直していかなければいけないと思います」。
と話してくれてバイウィーク後からの名古屋Dらしいバスケットを見せてくれる。