2年前、2023年3月26日(日)の試合中にアヴィは負傷し、診断結果は右膝前十字靭帯断裂という重い怪我を負った。そして今日、2025年3月26日で2年が経つ長い怪我との戦いだった。
アヴィは、日本人ビッグマンとして貴重な存在であり、日本代表としても活躍していただけに悔しい2年間だったことは間違いない。昨年にコートに復帰はしたが、まだ復活というところまで完全復活ではなかった。2メートルを超える、身体能力を活かせるリバウンドやダンクなどで活躍をしていたが、やはり元のコンディションに戻るのに丸2年間、最低そのくらいはかかると言われていた。
アヴィは、206センチ106kgのセンターポジションでプレーする。セント・メリーズ・インターナショナル・スクールからジョージア工科大学を経て、2018-19シーズンにアルバルク東京でプロ選手として始まる。その後、滋賀レイクスへの移籍を経て、2020-21シーズンから三河に移籍してプレイしている。
大怪我をしたシーズンになる2022-23は43試合に出場し、1試合平均5.4得点、4.1リバウンド、1.0アシストのスタッツを残していた。2022年11月ワールドカップアジア地区予選で日本代表に選出されプレイしていて、2023年3月26日大阪エヴェッサ戦で負傷し、戦線を離脱した。その後懸命なリハビリから2024年に10ヶ月ぶりにコートに復帰した。怪我明けは焦ってプレイしてしまうこともあるので焦らずにステップアップして今シーズンと活躍してきた。
そして2025年3月26日FE名古屋戦で怪我から2年となり、今シーズン三河はBリーグ制覇、優勝を掲げている。
現在中地区で3位につけていて、ワイルドカード争いでは1位につけている。ここから日本人ビッグマンのアヴィが攻守全開となって、三河の勝利のために戦っていく。そしてそれがリーグを盛り上げて、日本代表に貢献するところまで「リーグで活躍して代表に呼ばざるを得ない状況にしてやろうって」と、アビィの言葉は力強くコミットした。
ここからが復活した“新生シェーファーアヴィ幸樹”をさらに期待したい。
フル動画はJbasketAND1にて公開してます
https://jbasket.bitfan.id/contents/248482
J:琉球戦のパフォーマンスでも見られるように常にどんな準備をしていますか
「怪我に関しては今シーズンもほとんどチーム全体で怪我なくこれましたので、今回ちょっとアクシデントという形で怪我人が出てしまっていますけど、それは言い訳にならないというか、チームとしてはもう次の人がステップアップするだけっていうメンタリティができてるので、そこに関してはチームとしてそんなに意識はしてないかなと思います。
個人的に関しては、もちろんビッグマンの1人ジェイク(レイマン)が4番ポジションで出ることも多いので、彼がいないっていうこともあって、自分のプレイタイムがある程度増える部分もあると思いますし、そこに関しては常に準備してきた部分ではあって、怪我云々に関係なく、自分としてはずっとパフォーマンス部分で言うと満足するパフォーマンスを出せていなかったので、少しずつ常に練習前後でのワークアウトをして、自分に何ができるかとか、チームにどうやったら影響を与えられるか、あとは自分のスキルアップっていうところを常にやっては来ています。今日に関して、正直自分の中では悪かった部分が結構多かったので満足は行ってないんですけど、その中で少しでも日頃やってるのが出たのかなとは思ってます」。
J:カーク選手と熱い戦いが魅力的ですが、その中でどんな会話されてますか
「どんな会話してる、、試合中なんで会話はしないんですけど、それこそ自分の上からショット決められたので、そのショットに関してナイスショットって言ったら、僕のコンテストも結構タフだったので、全然リング見えてなかったって言ってたので、ちょっとしたそういう会話ありましたけど(笑顔)。
自分としてはルーキーヤーにA東京に入って、彼から学ぶことが多かったですし、一緒に優勝を経験したメンバーであるので、こうやってまた一緒に戦えて嬉しいですし、やっぱりうまいなというか、やっぱり強いなっていう印象はやっぱり思いましたね、この試合で。
J:日本人ビッグマンとして日本代表での活躍もやはり期待されますが、代表への想いを教えください
「そうですね。ちょっと多分、、、どこまで言ったらいいかわかんないですけど、個人的には複雑な気持ちはありますし、自分としてまだ選ばれてないっていうのは色々思うところはあるんですけど、自分のBリーグでのパフォーマンスが足りない、まだ足りてない。
あとは三河をもっと勝たせる選手になれてないっていうところだと思うので。ある意味自分としてはわかりやすいというか、ありがたいというか。しっかりと三河でのプレーにフォーカスできるので、自分としてはやっぱり三河でとにかくいいパフォーマンスを出して、それこそ優勝して、それでしっかりと優勝に貢献できれば、代表に呼ばざるを得ないと思ってるので、本当にBリーグでしっかりと結果を出して、呼ばざるを得ない状況にしてやろうっていう気持ちは思っています」。
Jbasket AND1にて公開
J:ここからシーズン終盤、CSに向けてどんなことを伸ばしたり、改善していこうとされてますか
J:アヴィ選手の見所を最後に教えてください
アヴィは、笑顔の中に真の強さみたいなものをインタビューから感じることができた。大怪我からなかなか復帰できないこともある。
アヴィは復帰はしてプレイしてきたが、ここから復活へ向けて動きだす。CS出場、チーム優勝、日本代表へ復活する日を楽しみにしていきたい。
1998年1月28日生まれ
セント・メリーズ・インターナショナルスクール
ジョージア工科大学
2018-19 アルバルク東京
2019-20 滋賀レイクスターズ
2020- シーホース三河
日本代表🇯🇵代表歴
2016
・U18 第28回アルバート・シュバイツァー・トーナメント(ドイツ、マンハイム/フィールンハイム)
・U18 第24回FIBA ASIA U18選手権大会(イラン、テヘラン)
2017
・U19 FIBA U19ワールドカップ2017(エジプト、カイロ)2018
・第40回ウィリアム・ジョーンズ カップ2018(チャイニーズ・タイペイ)
2019
・第41回ウィリアム・ジョーンズ カップ2019(チャイニーズ・タイペイ、彰化/新台)
・FIBA ワールドカップ2019(中国、上海)
2020
・FIBAアジアカップ2021 予選(チャイニーズ・タイペイ)
2021
・第32回オリンピック競技大会(東京)
・FIBAアジアカップ2021予選(フィリピン、パンパンガ州クラーク)
・日本代表国際強化試合2021(宮城大会/岩手大会)
・日本生命カップ2021 日本代表国際強化試合(沖縄大会)
・日本生命カップ2021・SoftBankカップ2021/日本代表国際強化試合(埼玉大会)
・FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選(宮城)
2022
・FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選(沖縄)
・SoftBank カップ 2022 日本代表国際強化試合(仙台)
・FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選(イラン)