第14節終えて9勝15敗で6位に位置している。リーグも熱い戦いが行われてあっという間に12月、年内最後の対戦を迎えることになる。ビーコルは広島にGame1で敗れて、大事なGame2となった。広島も怪我人で開幕は苦しいゲーム展開だったが、ようやく選手が揃ってきた。勝利への拘りは、ビーコルも同じで大事なGame2となった。
試合の入りは横浜が前半からリードをしっかり取り、粘る広島に3Qで追い上げられたが、コートに帰ってきたコッツァーが個人で打開してインサイドでしっかり得点とディフェンスをして守りきり広島に連勝を許さず勝利を勝ち取った。
試合後でもラッシ・トゥオビHC、ゲイリー・クラーク、マイク・コッツァー、松崎裕樹がそれぞれ同じ気持ちでいた。いい試合ができたこと、勝てたことが嬉しいと試合を振り返ってみんなが同じ気持ちで勝利したことがわかる。
昨シーズンまで、エースとして河村勇輝がいたが今シーズンはヘッドコーチ含めてチームがガラッと刷新した。新しいチームとなったビーコルはシーズン1/3をすぎたあたりからチームの力が合わさってきた。広島とのGame2では39分間ビーコルがリードして、試合を支配したのだ。今のB1は1勝する、勝つことすら難しくなってきている。その中で長くチームでリーダーシップをとってきた森井に今どんなことを感じているのか、貴重な話を聞くことができた。
ディフェンスやリバウンドから目に見えないところでどれだけチームに貢献できるかそんなチームにしていくことが次へのステップアップ
#18 森井健太(横浜BC) 29歳 ポイントガード 石川県出身
J:広島戦のGame1終えて
「そうですね。本当に今日に関して言えば、チームとしてなかなか厳しい時間帯もありましたけど、最後まで全員が諦めずに戦った結果、クロスゲームまで持っていけたっていうのは、チームとしてすごいプラスな材料になりました。ただ、 最後あの場面で決めなきゃいけない場面で決めれなかったっていうのは、本当に自分自身の力のなさだと思いますし、なんて言うんだろう、責任感っていうのは持ってるつもりですし、 そこをキャプテンとしてというよりも、ポイントガードとして、最後ああいう場面でいい勝ち方、勝てるように持っていくというのは1つ自分自身の課題であります。
そこは自分がもっと変えれるところはたくさんあると思うんで本当に難しいゲームになることは、ゲイリーがいなかったり、マイクも復帰戦でプレータイムも制限ある中で、マイクがいない間にチームは苦しい時期もありましたけど、そこでFE名古屋との試合だったり、宇都宮のゲームだったりを前向きに戦っている。できることを増やしてるっていうのはすごいプラスだと思うんで、そこは全員が揃った時に、 さらにチームとして強くなっていけるようにしていきたいなっていう風には思っています」。
J:この広島戦も、前節の試合からも横浜らしい試合が展開されて開幕当初から横浜らしいバスケットにファンブースターも感じていると思うんですけど、 さらに上に行くときに、インサイドとアウトサイドがうまく噛み合うわせていくためにどんなことを感じていますか
「そうですね。今日に関しては、3ポイントが前半1本しか決まらなかったり、こう、シュートに関しては、 正直波はどこのチームもあると思うし、特にうちはリーグの中で3ポイントの確率が低い方だと思います。ただ、インサイドが今年は強みがある分、うん、インアウトのプレーと、あとは今日の試合でもバックカットのプレーが非常に多かったと思うんですけど、あれがやっぱりうちがやりたいバスケットっていうか、やっぱり去年までみたいに “勇輝” がいて、そこで完結できるっていうバスケットではないので、全員がボールと人を動かしてっていう場面が増えてこないと、なかなか厳しいと思います。でも逆にそれが出てくる時間帯っていうのは、誰が手に取ってくるかわからないっていうか、今日もアシストも多くの選手がついてましたし、そこら辺の自分たちがやろうとした意図というのが出ているゲームも増えてきました。ただ、たまに流れが悪いときは、ボールは止まってる、 インサイドばかり攻めてしまうっていう場面があるので、そこは特に自分が出てる間はテンポ感っていうのを強調するようにはしています」。
J:オフェンスでのバックカット含めてチームでしっかり得点していっていて、森井選手はみんなにどんな話をして共有していますか
「なんて言うんすかね、 チームとしてできること、できないことってあると思っていて、シュートがうまい選手もいれば、 パスがうまい選手がいれば、ディフェンスができる選手がいれば、やっぱりそれが噛み合わさってチームだと思うので、自分ができるプレー、例えば、プレータイムが今日は少なくてもね、明日もしかしたら大きくなるかもしれないって、コーチはそういう風に言ってると思うので、そのコートに出てる時間で、 自分が何ができるかとか、何がチームのために必要かっていうのは、もっと全員が意識しなきゃいけないですね。やっぱり 選手である以上、ヒーローになりたいっていうのは誰しもが思ってることだと思うんですけど、そこの気持ちと、チームとしてやるべきことっていうのを1つにできるかどうかっていうのは、特に若い選手も多い中で、シュートが入んなかったりした時にね、落ち込むんだり、次のプレーに進めなかったりっていう選手も いたりするのもあるので、そういう時に自分がね、ディフェンスやリバウンドから目に見えないところでどれだけチームに貢献できるかっていうのを全員が持てるような、そんなチームにしていくことが、次にステップアップするのに大事だと思っています。
横浜のアイデンティティはなんですかって聞かれた時に、やっぱり全員が答えられるように、 そしてそれを体現できるようになっていくことが、もう1個上のレベルにていく大切なことかなと思っています」。
J:強い横浜が帰ってきますね
「そうですね。やっぱりメンバーも怪我から帰ってきたりとか、 そんな中でもチームとしてステップアップはできてると思うんで、あとは今日のようなゲームを常に勝てるかどうか、 そこがすごい大事だと思うんで、チームを勝ちに導けるように、僕個人としても成長していきたいなっていう風に思っています」。
J:森井選手は河村勇輝選手の試合見たりしてますか
「今は正直シーズン始まってね、連絡とかはないですけど、試合はもちろんチェックしてます(笑顔)」。
J:河村選手はビーコルの練習で森井選手との練習が厳しく良かったと言っていましたね
「うまくいってくれてます(笑顔)。
常に3、4年一緒にマッチアップした中で、やっぱり日々成長しようとする力だったり、挑戦する気持ちっていうのは常に持ってる選手だと思いますし、今こうねNBAとGリーグと行ったり来たりとすごい大変だと思いますしね。NBAでは、Bリーグみたいに長くプレータイムがもらえない試合も多いかもしれないですけど、その一瞬一瞬に全てをかけて準備してると思います。
そういった姿っていうのはすごい僕たちにも力を与えると思うし、もう全然立場は違うかもしんないですけどね、 年も下かもしれないですけど、僕自身も学ばさせてもらったこともたくさんあったし、そういったいい関係性でこれからもいれるためにも、僕自身がビーコルでしっかりチームを成長させて、 本当にCSを毎年狙えるような、そんなクラブに自分自身が成長して 作っていきたいなっていう風には考えているので、勇輝もすごい頑張ってるので、それは本当に励みにはなります」。
PG/ 178cm/ 1995年9月22日生まれ/29歳/ 石川県出身
洛南高校
早稲田大学
2017-2019 新潟アルビレックスBB(特別指定選手)
2019-2020 新潟アルビレックスBB
2020- 横浜ビー・コルセアーズ
日本代表🇯🇵
U18日本代表