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【天皇杯】 A東京のディフェンスが千葉Jを抑えて前半インサイド、後半アウトサイドから決めて思想の形で勝利 セミファイナルへ

【天皇杯】 A東京のディフェンスが千葉Jを抑えて前半インサイド、後半アウトサイドから決めて思想の形で勝利 セミファイナルへ

一進一退の激闘からA東京が千葉Jを振り切り撃破

1/8 (WED) ららアリーナ東京ベイ
千葉ジェッツ 70-75 アルバルク東京
1Q 21-19
2Q 10-19
3Q 16-18
4Q 23-19

<A東京>
#77 アルトゥーラス・グダイティス 17得点 9Reb
#11 セバスチャン・サイズ 13得点
#75 小酒部泰暉 12得点
#23 レオナルド・メインデル 11得点 6AST
#22 ライアン・ロシター 14Reb 9AST 9得点

<千葉J>
#1 渡邊雄太 18得点
#13 ジョナサン・ウィリアムズ 17得点
#34 クリストファー・スミス 14得点

試合開始から千葉らしい速い展開で10点のラン。A東京は59秒でタイムアウトを取る。グダイティスの投入から徹底してインサイドで勝負して全得点を挙げる。それでも渡邊雄太が2本の3ポイントを決め切り、千葉は流れを渡さず、A東京も変わらずアタックして21-19で1Q終える。

2QはA東京の大倉颯太が古巣で躍動。大倉のドライブからグダイティスへと渡るアタックなど流れが良く得点を重ねる。インサイドでスペースを見つけてダイブ、合わせでペイントにアタックとグダイティスにボールを集めて得点を挙げ続ける。富樫対策としてマッチアップした小酒部のディフェンスで千葉に仕事をさせず、オフェンスでは仕掛けてフリーを作りゴール下で渡邊雄太のブロックもかわしダンクを魅せるなど、一気に流れを引き込み38-31でA東京リードで折り返す。

後半に入っても、A東京は小酒部の強度高いディフェンスとオフェンスでミスマッチを突いて得点。ディフェンスの強度がさらに上がり、2桁得点差になる。千葉も5点差まで詰めるが、大倉、安藤の3ポイントが決まり56-47で最終へ。

A東京は、富樫に対してハードなディフェンスを続ける。小酒部が富樫を4Q 6分程まで無得点とディフェンスを成功させる。流れは東京にあるが千葉は復帰したホグと、3分切って富樫が3ポイントをようやく決めきると、続く渡邊雄太のダンクが出て1点差まで詰めよる。

ここから、よく見てきた千葉ジェッツの逆転かと一気にひっくり返す雰囲気になったが、クラッチタイムに入って残り1分半でサイズの連続得点でA東京がここで5点のリードを取り、渡邊雄太の3ポイントで3点差にするが、最後は、この試合攻守に渡って40分間勝負強さを見せていた小酒部が3ポイントを沈めて勝負を決めた。



 

試合後🎙️

デイニアス・アドマイティスHC(A東京)
J:前半はインサイドへアタックして、相手のディフェンスにも対応して、後半はアウトサイドからの得点と40分間通してA東京のバスケットができたということでしょうか

「はい、そうですね。内容は非常に満足してます。このスタイルで本当に全ての試合を戦っていきたいという感じであったような形です。今日は本当によくチーム全体でプレーしたと思います。 テーブス海が怪我で脱落している中で、他の選手がアジャストすること、ステップアップすること、今日の試合はもうすべての選手がそれができてたと感じてます。
安藤周人は、我々のシューターですので、シューターのプレーをしっかりと活かす、彼をオープンにするような形で組んでいるプレーがあるので、後半に当たっていたので、どんどん積極的にシュートを狙っていって、それを決めるという形ですので、本当に彼もいい仕事をしてくれたと感じてます。
前半、インサイドのポイントがあったので、そこを崩していく形がよりよいかなと感じてます。後半に関しては、千葉さんもアジャストしてきましたので、そういった意味ではボールをシェアして、アシストの数が増えて、オープンシュートをしっかりと決め切ることができました。1番大事だったのが、やはり積極的に逃げ腰にならずにアタックすること。それが今日はできたと感じてます」。

 

小酒部泰暉 (A東京)
エースの富樫選手を抑えて攻守に渡り貢献
J:前に伺った時に、ディフェンスはやっぱ気持ちだって聞きました。この試合でのディフェンスについて教えてください

「自分の武器であるディフェンスの部分はもちろん気持ちでやっていましたし、今日は特に富樫選手のところで乗せてしまったら、やっぱり千葉さんのバスケットのペースになってしまうので、そこは徹底的にやろうと考えていました。 オフェンスの部分は気持ちになっちゃうんですけど、、やっぱり気持ちですね」。

 

大倉颯太(A東京)
J:プレータイムも含めて足の状態と、試合中でのスペースがすごい見えてるように感じてるんですけども、プレータイムを増やしてここからどんなプレーを見せていこうと思っていますか

「今、体の状態っていうのはすごいいい状態になるかなと思ってます。そうですね、やっぱり試合の入りを任せてもらったり、こうしてた中でインテンシティのところで、体現することができなかった部分があったので、そこを僕がやらなきゃいけないですし。今週末から試合があって、大事な1戦1戦が続いていくので、しっかりポジションを整えて、 出た時間をしっかり完璧にやっていきたいなと思います」。

試合について
「天皇杯という負けた終わりの凄い大事な一戦だったんですけども、僕たちとしてもここ4連敗してるところで、自分たちの試合で大切にしてるものだったり、そういうのは何かっていうのをチームで話してきたので、そこをしっかり体現すること、本当にそれをしっかり体現できれば勝てるっていうことは信じてました。天皇杯で逆にそれをできないとやられるというところもチームで話してたので、そういった部分で連敗からちょっといい形で抜け出したのかなって思ってます」。

 

トレヴァー・グリーソンHC(千葉J)
「出だしはよかったと思います。2Qでやられてしまった、イージーな得点が多く、特にハーフタイムに入る直前にやられてしまった。後半のファイトバックはよかったと思います。チームで気持ちも強度も出してよく戦ってくれました。このリーグは今までで一番フィジカルなリーグだと思っているので、そこはアジャストしていかないといけないと思ってます。ここから学んで次に繋げていきたいと思います」。

ディー・ジェイ・ホグの復帰について
16分55秒出場 5得点 6Reb
「彼が居ない5週間は本当に大変だった。まずは戻ってきてくれてよかった。チームとしてのリズムやタイミングがまだ掴めていない状態ですが、ここからポジティブだと思います」。

 

渡邊雄太(千葉ジェッツ)
J:ホグ選手が今日カムバックして千葉は能力高い選手が多い中で個人で打開することとスクリーンなどみんなを活かしチームでのプレーと ここからどう上げていこうと感じていますか

「そうですね、本当仰られている通りで、そのスクリーン1個にしてもボックスアウトやそういう部分にしてもやっぱり、特にA東京さんは本当にそこを徹底してて、チームとして本当にバスケットができてるなっていうような印象だったんですね。まだ自分たちは時間によってはチームでいいバスケットができてる時もあれば、ちょっとうまくいってない時はどうしても個の力に頼って1対1という場面が増えてきてると思うので、そこはもちろんやりながらチーム力を増していかなきゃいけない部分ではあります。
シーズンも半分ぐらい差し掛かってる中でそろそろ本当に自分たちのスタイルみたいなものを見つけていかないと今のプレースタイルのままだとこういう試合っていうのはやっぱりどうしても出てきてしまうかなっていう風に思ってます」。

 

富樫勇樹(千葉ジェッツ)
J:ここから富樫選手が得点とチームを引っ張っていく中で怪我した選手が返ってきてどんなチームにしていきますか

「どうですかね、特になんか変わったことをやるわけではなく、半分の30試合ぐらいやってきてる中で、それもやり続けるしかないと思うのでね。もちろん下にはいますけど、それを言い訳にしてCSに出れなかったら全く意味もないですし、今いるメンバーでまず目の前の試合、1試合1試合を戦っていくしかないと思うので。はい。本当に気持ち切り替えてやってくしかないかなと思ってます。今年の天皇杯、ここで終わってしまったことは悔しいけど、ここから切り替えて、レギュラーシーズ制覇に向けて頑張りたいなと思います」。

 

 

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Jbasketライター

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