第17節 1月10日 Game1
広島サンプラザホール
広島ドラゴンフライズ 78-71 長崎ヴェルカ
1Q 20-31
2Q 7-16
3Q 24-12
4Q 27-12

<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 30得点
#12 中村拓人 11得点 5STL
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 10得点 5Reb

<長崎>
#18 馬場雄大 23得点 4AST
#13 マーク・スミス 18得点 8Reb

入りは長崎がリードするが、ここ数試合で力を発揮している三谷の3ポイントで広島は勢いをつけ、エバンスが得点を重ねていく。長崎はスミスのインサイドへの攻撃、馬場と山口がいい流れを作る。広島はエバンス、ブラックシアー、河田でビッグラインナップで長崎に対応していくが、スミスのペイントでの得点を重ね12点挙げて31-20で長崎リードで1Q終える。

2Q途中から寺嶋が膝の手術から遂に10か月ぶりにコートに復帰

コートに入ると、この瞬間を待ちわびていたファンブースターからの歓声が会場に響く。寺嶋はボールコントロールというよりまずはコーナーからチャンスを伺っていく。長崎のペイントアタックの勢いは止まらずリードを広げ続けて、馬場の3ポイントで20点差にする。広島は我慢の時間が続き47-27と長崎リードで前半を折り返す。

後半に入ってエバンスの得点で勢いつけたいが、馬場の3ポイントでこの日最大21点差に広げる。なんとか食らいつきたい広島はゾーンディフェンスが前半より効いてきて、いいオフェンスへの流れを作る。それでも馬場が得点して存在感を存分に見せる。そこからカムバックする広島はディフェンスから流れを作り3Q終盤までじわじわと得点した後、上澤の3ポイントとフリースローで1桁得点差まで追い上げて59-51で最終へ。

4Q、3Q終盤からコートに入ってコントロールし続けていた寺嶋がブレイクで走って復帰後初の得点をあげ、ここでチームに力を与える。馬場が3ポイントでやり返せば、さらに寺嶋が3ポイントを沈めて一気に広島の流れにする。力強く吠える寺嶋がコートに帰ってきて、それを待ち望んでいたファンブースターは最高潮に盛り上がりチームを後押しで4点差にする。

その後ビッグラインナップにしてゾーンディフェンスから中村がメイクして、エバンス、ブラックシアーと繋ぎ同点さらにエバンスが3ポイントを決めて大逆転劇をみせる広島。そのリードをチームでしっかり守り切り長崎に勝利した。

昨シーズンBリーグを制した広島は、今シーズン怪我人が多く本当に厳しい戦いを強いられてきたが、寺嶋が復帰したことにより、ようやくメンバーが揃い、シーズン中盤を迎えるが広島のバスケットがここから始まる。早速Game2は翌日14時25分からtipoffになる。

朝山正悟HC
「本当にタフなゲームだった。前半は長崎のプレッシャーに自分たちが少し受け身になってしまい、そこからかなりタフショットに追いやられた。そして、ターンオーバーからかなり走られてしまった。後半は自分たちがゾーンを仕掛けたところのスリービックで、リズムを少しずつ掴んで、全員で最後勝ち切ることができ良かった。ゲームのクロージングに関しても、しっかり向き合えた。チームの成長に繋がってる部分はあったと思う。また寺嶋選手が戻ってきて、彼らしいドライブからコート上での存在感をプレータイムの中で示してくれたと思う。 明日もう1試合しっかり戦いたい」。

寺嶋良
9分12秒出場 5得点(3P1/1) 1Reb

「まずは、試合に勝利できたことが1番に僕は良かったと思う。自分が復帰できて、無事に試合終えることができ、たくさんの応援をいただいて本当に良かった。ちょっと一安心している。前半、自分たちがやりたいバスケがなかなかできずにプレッシャーをかけられて流れを掴めなかった。後半は自分たちのディフェンスがしっかりと機能して、そこからいいオフェンスに繋げられたのかなと思う」。

開幕前に寺嶋に今シーズンへの想いを聞くことができていたのでこちらからご覧ください

ドウェイン・エバンス
「本当にいい面白い試合だった。難しいシュートが決まらない時間帯もあったが、しっかり勝ち切れてよかった。寺嶋選手は、1年近くリハビリを頑張ってきてたのを見てたので、コートに戻ってきてくれて嬉しい。本当に流れを変えるような大きいところで得点してくれたので、すごく嬉しかった」。