今節前に、千葉ジェッツは東地区19勝11敗で3位、FE名古屋は中地区14勝16敗で6位につけていて、今シーズンは怪我もあったりとなかなか厳しいチーム事情の中で、リーグ前半が終わり、オールスター後後半が始まった。この試合で東山高校でプロ契約した瀬川琉久が早くもプロデビューを果たした。勝負は激しい延長になったが、最後まで千葉Jは選手全員が落ち着いてプレーしてFE名古屋にGame1を勝利した。
第18節 1/25(SAT) Game1
トヨタ合成記念体育館
FE名古屋 99-105 千葉J
1Q 21-28
2Q 26-21
3Q 18-27
4Q 27-16
OT 7-13
<千葉J>
##34 クリストファー・スミス 25得点(3P4/10)
#2 富樫勇樹 19得点 7AST
#31 原修太 16得点 (3P4/5)
#10 ディー・ジェイ・ホグ 14得点6Reb 5AST
#13 ジョナサン・ウィリアムズ 13得点
#1 渡邊雄太 12得点 6AST
<FE名古屋>
#11 アーロン・ヘンリー 25得点 7Reb
#8 佐土原遼 24得点 (3P3/5) 7Reb
#54 ショーン・オマラ 18得点 16Reb
#10 杉本天昇 17得点
試合は、千葉Jは富樫とホグが引っ張っていき、FE名古屋はオマラ、佐土原が中心となって、離されてもFE名古屋がついていき最終クォーターで1ポセッションの中で、渡邊雄太の3ポイントで引き離したが、最後に富樫と佐土原がお互い3ポイント入れ合って延長へ突入した。延長では千葉がイニシアチブを取りリードする。残り1分切って1ポセッションの千葉Jリード。残り23秒でスミスの3ポイントで6点差に広げた。激しい攻防は千葉JがFE名古屋に勝利した。千葉はホグが21分出場して、チームが安定してきたこと、スミスの勝負強さを見せたこと、渡邊雄太の負担もここから軽くなっていくだろうと感じる試合となった。
瀬川琉久プロデビュー
現在高校生で高校バスケを牽引してきた瀬川が遂にBリーグデビューした。インターハイでは所属の東山高校を初の日本一に導き、ウインターカップではベスト4で敗れたが大会屈指の選手として活躍した。その後動向が注目されていたが、千葉ジェッツとプロ契約を発表した。
瀬川は10代から注目を集めてきた選手で、全中優勝、クラブチームのゴッドドアで全国U15選手権大会で優勝。ここからは多くのファンに知られているが、U18アジアカップ2024、男子日本A代表ディベロップメントキャンプにも参加と将来の日本代表ポイントガードとして大きな期待が寄せられている。
瀬川はまだ在学中だが、3月に高校を卒業すれば高卒Bリーガーとなる。これまでの高卒Bリーガーで有名なのは、三遠で活躍している20歳の湧川颯斗。福大大濠高を卒業して、2022-23シーズン滋賀入り現在に至る。湧川も瀬川も新しい日本のポイントガードになることは間違いない。この試合でプロとしてデビューした瀬川にとってここから始まる大事な試合となった。
キャリア
#5/ PG/ 184cm 76kg/ 2006年8月14日生まれ 18歳/兵庫県出身
◉神戸市立本山南中学校
◉ゴッドドア
◉東山高等学校(在学中)
◉千葉ジェッツ
🇯🇵代表/選抜歴
・U18 第31回日・韓・中ジュニア交流競技会
・BWB(Basketball Without Borders) Global Camp 2024
・男子日本A代表 ディベロップメントキャンプ 2024
・NBA Academy Games 2024
・FIBA U18アジアカップ 2024