今シーズン低迷が続いていた川崎に米須玲音がインカレ優勝後に川崎とプロ契約してチームに合流してから明らかにチームが変わった。年末に10連敗から抜け出し、連勝をした川崎を米須がいきなり貢献して勝利に導いた。茨城戦で10アシストと視野の広さとセンスを見せつけた。怪我でとにかく試合数が大学時代は減っていたが、その間でも、ベンチから、応援席から、または作戦ボードを持ち指示を出したりして試合をしっかり見てきたこともプラスに変えるのが米須だ。凱旋した長崎で、日本代表の馬場雄大率いる長崎ヴェルカと対戦するのは感慨深いものがある。
試合は7試合目となり、今シーズン2試合目のスターターで出場した。米須はチームをコントロールして、外国籍選手を生かすパスやアシストを展開した。30分出場して10アシスト、4リバウンド、2得点、2スティールとスタッツも残した。サッシャ・キリヤ・ジョーンズも米須に対して「今日は本当にいい試合が出来た。若手選手がチームにいいエナジーをもたらしてくれて、それがチーム全体に広がって、しっかり戦い抜くことができた」とチームが進化して勝利に向かって本格的に変革期に入ったと感じられる試合となった。

1月25日(SAT) Game1
ハピネスアリーナ
長崎 76-80 川崎
1Q 16-24
2Q 28-18
3Q 17-17
4Q 15-21

<川崎>
#3 サッシャ・キリヤ・ジョーンズ 33得点 10Reb
#24 アリゼ・ジョンソン 13得点 8Reb
#25 ロスコ・アレン 12得点 11Reb
#11 米須玲音 10AST 2得点 4Reb 2STL

<長崎>
#18 馬場雄大　21得点 5Reb
#7 ジャレル・ブランドリー 19得点 6Reb
#0 スティーブ・ザック 10得点 10Reb

米須玲音(川崎)
試合前コメント

「地元で試合ができることは楽しみですが、試合は試合でしっかり集中して2連勝できるように頑張ります。オールスターに出場していたメンバーが抜けていたので、全員が揃っての練習はそこまで多くできていないですが、この1週間でチームとしてしっかり対策をしてきたので、それを全て出すだけです。今は連敗をしてないので、これからどんどん勝ち星をつけられるようにチーム全体でしっかりやっていきたいと思います。
(地元凱旋について)家族はもちろんですが、親戚や友だちからも連絡をもらって、皆観に来てくれるということだったので、しっかりプレーで魅せたいと思います。
(ファンに向けて)明日から後半戦ということで、今後強豪チームとの対戦もありますが、しっかり戦い抜いて皆さんに勝利を見せられたらと思います」。

試合後コメント

「今日の試合もスタートで出させてもらい、譲らない展開が続きましたが、試合を通してディフェンスマインドでやれた結果がこのような展開になったと思います。
(長崎でのプレーはどうだったか)中学生ぶりの試合になるので、長崎に来るのが非常に楽しみでした。ただ試合になれば、しっかり試合に集中してやることが出来ました。プレー自体は自分が納得できるようなプレーではなかったので、明日しっかりゴールにアタックして、周りを活かしながら自分でも攻められるような試合展開を作っていければ、今日以上に楽にプレーが出来ると思うので、意識してやっていきたいです」。

キャリア
#11/ PG/ 2003年1月14日 22歳/長崎県出身
/ 177cm・75kg
◉東山高校
高校3年生
ウインターカップ2020 準優勝・ベスト5
◉日本大学（3月卒業予定）
大学1年生
第97回関東大学リーグ戦　準優勝
第70回関東大学トーナメント 優勝・アシスト王
大学3年生
第99回関東大学リーグ戦　準優勝・アシスト王
大学4年生
第100回関東大学リーグ戦アシスト王