現在Bリーグは、シーズン終盤に入っていて、千葉ジェッツがいる東地区はCSに向けて、首位の宇都宮ブレックス、群馬クレインサンダーズ、そして千葉ジェッツとどの順位になるかでCSのトーナメントでの対戦相手が決まるので、ここから一戦一戦が大事な戦いになる。そして、第28節ではホームで川崎ブレイブサンダースを迎えての絶対に負けられない戦いでしっかり連勝して終えた。
Game1では特に5人が2桁得点を取り、よくボールが回った。ターンオーバーが14と多くあったが、Game2では4と完全に修正して川崎を圧倒した。千葉Jは、CSに向けて東地区争いでここからさらに激しい戦いがあり、チームでは渡邊雄太、スミス、菅野、二上と怪我人がいる中でチーム力を上げる。千葉Jには、スコアラーが試合によって誕生する、それが千葉Jの強みだ。
試合後にグリーソンHCにそのチーム状況下で、シュートを決め切るチーム力についてJbasketインタビューで応えてくれた。
グリーソンHC「やっぱりチームの中でお互いの信頼関係がすごくシュートに繋がるっていう意味では大事かなと思います。
チームによっては、エクストラパスをしないとか、例えばスコアラーが自分でスコアに持っていきたいっていうところも含めて、お互いの信頼関係があって、その打ち切ることができるのかなとすごく思うので、それによってGame1でも3ポイントが50パーセントとオフェンスとしては本当にいい方向に向かってるとは思います。ただ、ターンオーバー、そこだけは本当にチームとしてもっともっと修正しないといけないかなと思ってます」とシーズン終盤に入ってからのシュートの決定力はチームの信頼から生まれていると応えてくれた。
さらに、コーチが作戦を作って選手が遂行する上で、常にいい状態を作るのに、コーチはどんなことを日々意識してるのかを聞くと、グリーソンHCは、
「それも含めて、やっぱりお互いの信頼関係を作り上げるということだと思います。
やっぱり、システム上そのプレイを遂行するための正しい場所とか、やるべきことをやるとか、チームとして与えられてる役割を遂行するとかも含めてなんですけども、そこを遂行するのがすごく大事で、怪我とかで選手がいなくなっても、しっかりチームがステップアップしてくれるので、それがシステムとして機能するので、1人が怪我してやばい、またやり直さないといけないというわけではなくて、しっかりした基盤あるシステムがあるので、それに対して選手がステップアップしていく。だからその遂行力に対しては、お互いのやるべきことをやる、お互いの信頼関係、そしてアンセルフィシュにボールを回すところが鍵となって、それができてるのかなと思います」とチームで怪我人が出てもどうやってステップアップしてきたかを話してくれた。
CSでの戦いについて聞くと、
「まだ過程ではあるのですが、例えばCSに行った時に、相手が絶対にベストなディフェンスをしてくるので、そこに対してどこまで遂行できるかっていうのをまだまだシーズン通して作り上げてる段階ではあるかなと思います」とどんなチームか上がってきても、対応するチームをここからさらに作っていくと力強いコメントをもらった。
Game1
千葉ジェッツが川崎からGame1を勝利
瀬川は勝負強さも見せ、米須とのマッチアップも魅了した
第28節 3/29(SAT) Game1
Lala Arena TOKYO-BAY
千葉J 90-84 川崎
1Q 26-19
2Q 26-23
3Q 21-20
4Q 17-22
<千葉J>
#33 ジョン•ムーニー 19得点 10Reb
#10 ディー•ジェイ•ホグ 15得点 7AST
#34 クリストファー•スミス 15得点
#31 原修太 11得点
#2 富樫勇樹 10得点 4AST
<川崎>
#25 ロスコ•アレン 24得点
#14 柏倉哲平 16得点 6AST
Game2
3/30(SUN)
千葉J 104-68 川崎
1Q 32-19
2Q 27-18
3Q 18-15
4Q 27-16
<千葉J>
#10 ディー•ジェイ•ホグ 25得点(3P 7/11) 7AST
#2 富樫勇樹 24得点(3P 6/7) 6AST
#33 ジョン•ムーニー 19得点 8Reb
また田代は2本のスリーポイントを決めて、リバウンド含めてチームに貢献して、個人通算2,000得点を達成もした。
今節でも千葉は新たな戦い方を見せた。怪我人が多くいる中でも、瀬川の活躍によって富樫のプレイタイムの負担が大きく減った分、富樫のパフォーマンスがさらに上がっているように見える。富樫が富樫らしいプレイをしっかりと見せて、ムーニーとのペイントでのプレイやホグとの連携もさらによくなっている。千葉Jはチームメイトとの関係がどんな状況でも富樫を中心にいい関係を築いている。東地区の順位が本当にここからどうなるか目を離せない。