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【男子ウィンターカップ】死闘を制した福岡大学大濠が決勝へ/ 38得点の岩下准平「3P狙った、修正して優勝します」

写真提供:JBA

【男子ウィンターカップ】死闘を制した福岡大学大濠が決勝へ/ 38得点の岩下准平「3P狙った、修正して優勝します」

12/28(火)準決勝第一試合
福岡大学附属大濠 81-73 仙台大学附属明成
1Q 18-30
2Q 25-13
3Q 22-16
4Q 16-14

<福大大濠>
岩下准平(#13) 38得点 (3P9/17) 15リバウンド 5アシスト
湧川颯斗(#14) 24得点 5スティール 3ブロック
川島悠翔(#8) 10得点 9リバウンド 5ブロック

<仙大明成>
山崎一渉(#8) 28得点 14リバウンド
菅野ブルース(#10) 24得点 8アシスト

大濠岩下(#13)のドライブからの得点でスタート。山崎紀人(#9)もスリーポイント、ドライブですぐさま返して早い展開で得点する明成。
岩下、湧川、菅野ブルース、山崎一渉とお互いドライブで得点する、超高校級の選手のやり合いが見応え満載。1Qからラッシュする明成が30点を取るオフェンスの力を見せて30-18で1Qを終える。

2Qに入って、川島のスリーポイント、岩下のスティールで大濠に流れが出るかのところで明成タイムアウトで切る。その後、徐々に大濠がディフェンス立て直しすが、オフェンスが1on1になってしまって得点に結びつかない。対して明成はボールを展開してシュートを決める。最大16点差になる。大濠は、岩下の渾身のスリーポイント2本で勢いつけて、速攻出して6点差まで追い上げる。これが大濠の爆発力だ。さらに岩下のスリーポイント、スティールからアシストで1点差にする大濠は、43-43同点にして折り返す。岩下は前半で24得点(3P5/8)、ディフェンスもスティール3という超高校級相手に超高校級のプレーで返す。

後半は明成が得点していくが、明成のディフェンスに大濠もすぐ対応してインサイドにアタックしていく。大濠のオールコートディフェンスで明成のリズムを狂わせて、逆転する。明成もエース山崎一渉のスリーポイントで逆転する拮抗した展開になる。
ここで岩下が2本入れてスリーポイント8本目を決めてリードする。65-59で最終クォーターへ。

4Q山崎一渉が4ファウル目を喫する。そこにこの試合でハードワークしまくっている湧川がドライブでバスカンと流れを大濠にもってくる。そこから更に山崎一渉を2つブロックする。それでも山崎一渉がスリーポイント決めて2点差にしてエース対決になる。
ハードワーク、ブロックでお互い持っているエナジーを出して得点も取り合う。

まさに死闘になっている。
残り1:38で76-72の6点差から、得点を重ねる大濠がリードを最後の最後まで守って大濠が決勝進出を決めた。

 

 

 

試合後コメント

岩下選手(福大大濠#13)
今日はスリーを狙って入ったのが良かった。
自分達は我慢してディフェンスからブレイク、積極的に打ってスリーを狙った。スリーポイントを山崎一渉が積極的に決めてきてるので自分も負けないと思って思いっきり打ちました。川島選手たちの活躍、ブロックしたのを周りが飛びついてしっかり得点に結びつけられたのが良かった。今日の修正をして明日優勝します。

 

湧川颯斗 (福大大濠#14)
今までマッチアップしたかった山崎一渉選手とエース対決を出来て良かったです。負けない気持ちを持って臨みました。ボールを持たせない事を意識してしてやりました。リングにアタックできて、自分のプレーが出来ました。
チーム的にもいいディフェンスが出来たのが勝因だと思います。

 

川島悠翔 (福大大濠#8)
ミスしてしまったけど、岩下選手が決めてくれてよかったです。試合終盤で、チームでディフェンスして速攻で決まった時は勝てると思いました。

 

佐藤久夫コーチ(仙大明成)
対戦した大濠は素晴らしいチームで、個人技も優れてるけど、チームワークが固く勉強させてもらいました。4Q残り5分までは自分達のプレーしてディフェンスしようと選手たちに伝えた。
プレスきた時にゴール下まで持っていこうしたがそれが出来なかったです。

菅野ブルースは、1年プレー出来なかったから今年が初の全国大会のようで、よくやってくれた。
山崎紀人は、パスの良さをコートで出してくれた。
山崎一渉は、単発で終わってしまった。ゴール下の粘り強いプレーが出しきれなかった。

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