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【ADIDAS EUROCAMP 2025へ挑戦 最終章】内藤英俊 長谷川比源が挑戦/デリック・ローズ、NBA30チームのスカウトも参加する強力キャンプとなった

【ADIDAS EUROCAMP 2025へ挑戦 最終章】内藤英俊 長谷川比源が挑戦/デリック・ローズ、NBA30チームのスカウトも参加する強力キャンプとなった

NBA史上最年少MVP選手、デリック・ローズも登場もADIDAS EUROCAMP 2025に参加した。また、NBA全30チームのスカウトを含む総勢100名以上が集まる最高峰の舞台に長谷川比源(滋賀レイクス)、内藤英俊(DME Academy)米国の日本人2選手が挑んだ。

5月31日から6月2日の3日間、イタリア・トレヴィーゾにて開催された。このキャンプはアメリカ国外で唯一、公式に認可されたNBAドラフト前のショーケースキャンプで、世界中から選ばれたエリートプレーヤーたちが参加し、現役NBA コーチ陣やゲストプレーヤーから直接指導を受けることができるだけではなく、NBA やユーロリーグをはじめとした各国チームのゼネラルマネージャー、主要メディアも来場し、世界中から注目を集めている。

今回のキャンプは6チームで構成され、ヨーロッパのリーグなどでプレーをし、6月のドラフトでNBA入りを目指す選手たちから構成される「EUROCAMP」 が2チーム。ユーロリーグのU18 を対象としたAdidas NextGeneration Tournament から選抜された「NEXT GEN」。米国の高校生でアディダスが展開するグラスルーツプロジェクトの3SSB CIRCUIT(3SSB=3Stripes Select Basketball)から発掘された U18の選手たちで構成される「3SSB SELECT」。今回から初めて参加したのが、 オールトラリアのプロリーグ NBL(National Basketball League)やオーストラリアにルーツを持つ選手たちで構成された「NBL NEXT STARS」。
⁡そして、日本人選手2名も所属した「TEAM WORLD」には、中国、ブラジル、カメルーン、米国、オーストラリア、フィリピンなど、さまざまな国籍やバッググラウンドを持つ選手たち。年齢は15歳から22歳の合計74名。

NBAコーチ陣が直接実施するワークアウトでは、トランジションやスクリーンプレー、ピック&ロールなどの基本的な要素を扱いつつも、その指示は少なく、進行はスピーディかつ高強度。 バスケへの理解度やコミュニケーション能力が問われる内容で、NBA レベルを意識した構成になっている。内藤、長谷川の両選手がこの3日間で身体測定、能力テスト、ワークアウト、シューティングコンテスト、メインコンテンツである各チームとの試合を行った。


⁡デリック・ローズは
「世界やNBAで戦っていくために必要なこと」
「高いレベルの中で自分をどうアピールしていくか」
など伝えた。また、スロベニアのゴラン・ドラギッチ、スペインのセルヒオ・ロドリゲス、フランスのグエルション・ヤブセレなど、NBAやユーロをよく知る各国を代表する選手たちも参加し、それぞれ熱いメッセージを選手たちに届けた。

Adidas Eurocamp 2025

TEAM WORLDメンバー
コーチは、マット・ブレイズ(一番右。フィラデルフィア 76ers)とトレバー・ヘンドリー(一番左。クリーブランド・キャバリアーズ。TEAM WORLDは3試合挑んだ。

⁡初戦は、ドラフトエントリー選手が6名所属する EURO CMAP チームと対戦し、前半を 2 点リードで折り返すものの、70 対 83 で敗戦。
⁡2日目の試合は、16 歳でメキシコ代表となり、来年の NBA ドラフト候補とも言われるカリム・ロペス(18 歳)などが所属する NBL NEXT STARS に 61 対73 で敗れた。
⁡最終日の3試合目は、順位決定戦で2敗同士となる Next Gen との試合でしたが、前半5点リードも、最終的には 80 対 90と、勝利を収めることはできなかたまた。

2選手の3試合平均スタッツは、長谷川12分49秒出場、2得点3リバウンド、内藤11分30 秒出場、3得点、3アシストとなった。

コメント

Adidas Eurocamp 2025

内藤英俊
「勝てなかったことももちろんありますが、あまり試合に出られず、とにかく悔しいの一言につきます。それでも、 試合に出られないときやオフコートで自分がどんなことをしなくてはいけないのかをすごく学ぶことができたと思っています。
決して自分がこの高いレベルで通用しなかったとは感じていないので、この経験を必ず生かして、これからもっともっと上を目指していきたいと思います」。

Adidas Eurocamp 2025

長谷川比源
「悔しさと、これからの自分に対する楽しみの両方を感じることができたキャンプでした。もっと自分を出してコーチやスカウトにアピールできたなとも思いますし、将来の自分にとって必要な課題も感じることができました。
ただ、同年代の世界レベルを肌で感じる中では、将来世界を目指していける可能性というのも感じることができました。このような機会を与えてくださったことに感謝しています」。


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