オータムリーグ、秋のリーグ戦は記念すべき100回大会を迎えた。8月24日から始まって11月3日まで繰り広げられた。今年は拮抗した状態でリーグ戦は10番までもつれていったが、最後は日本体育大学の強さが発揮された形となって25年ぶり25回目の優勝で大会の幕を閉じた。
優勝 日本体育大学 19勝3敗
準優勝 白鷗大学 18勝4敗
3位 東海大学 17勝5敗
4位 日本大学 16勝6敗
5位 大東文化大学 14勝8敗
6位 専修大学 12勝10敗
7位 神奈川大学 11勝11敗
8位 筑波大学 7勝15敗
9位 中央大学 6勝16敗
10位 明治大学 6勝16敗
11位 拓殖大学 5勝17敗
12位 山梨学院大学 1勝20敗
準優勝 白鷗大学3位 東海大学 4位 日本大学
最優秀選手賞
ムトンボ ジャンピエール(日本体育大4年)
敢闘賞
根本 大(白鷗大4年)
優秀選手賞
ハーパー ジャン ローレンス ジュニア(東海大4年)
山本 愛哉(神奈川大3年)
淺野 ケニー(専修大4年)
市場 脩斗(専修大4年)
コンゴロー デイビッド(日本大4年)
得点王
野溝 利一(山梨学院大4年)
1試合平均得点20.0点
3ポイント王
淺野 ケニー(専修大4年)
成功率39.8%
リバウンド王
コンゴロー デイビッド(日本大4年)
1試合平均13.1本
アシスト王
米須 玲音(日本大4年)
1試合平均4.9本
MIP
米須 玲音(日本大4年)
また、明治大学、拓殖大学、山梨学院大学は入れ替え戦に出場する。入替戦は、11月5日からエスフォルタアリーナ八王子にて2部の上位3チーム早稲田大学、青山学院大学、法政大学と対戦する。
今年最後の大きい大会「インカレ」
11月29日から12月8日、12月14.15日の日程で開催される。
代々木第二体体育館 11!/29-12/1 、12/6-8
横浜武道館 12/2-5
エスフォルタアリーナ八王子 12/2-5
オープンハウスアリーナ太田 12/14-15
組み合わせは11月中旬に発表予定
大学バスケの面白さ
現在、日本のバスケット界は日本人NBA選手が誕生し、NCAA(アメリカの大学)でも活躍する日本人選手が増えている。高校生は、インターハイそして今年の年末にもあるウインターカップで毎年、盛り上がりは拡大されテレビ放映もされている。そんな中、日本の未来となる選手が多数プレーしている中で、大学バスケはもっと注目されるカテゴリーになって欲しいと感じている。さらにBリーグにいる選手の多くは大学バスケを経験し、大学で活躍した選手たちの次のステージにもなり、三遠に所属している湧川颯斗など高校卒業後のプロ選手への道を選択する選手は稀で、大学の4年間は大きな架け橋にもなる場所だ。
現在、関東大学バスケは、「スプリングトーナメント」、「ルーキーズトーナメント」、「オータムリーグ」、そして年末には、日本全国のリーグ戦を勝ち抜いた大学が日本一を決めるトーナメント「インカレ」と4つの大会があり、インカレでは4年生にとっては集大成で、バスケを続ける選手、引退する選手とたくさんのドラマがある。チケット代は各大会によって違うが1500円から2000円前後で1日観戦できる。この金額で大学バスケの面白さが味わうことができる。
各大学によってバスケットスタイルやカラーや選手たちの応援もそれぞれ違う。高校から有名な選手や大学から伸びてくる選手など、見どころ満載な大学バスケ、そのカルチャーを拡大させて欲しいと、願う。
今は中学や高校を卒業してからアメリカや海外に挑戦するなど、その世代のスター選手がいる。ハワイ大学で日本代表のジェイコブス晶、ラドフォード大学の山崎一渉、日本代表でもプレーするネバダ大学の山ノ内勇登、シアトル大学の川島悠翔、福岡第一高校からアメリカに渡った崎濱秀斗、NCAAでのプレーに期待されるテーブス流河、モナコでプレーする岡田大河、他にもロロ・ルドルフ、ハウエット・ナイル、粟田光など多数の日本人選手が海外でプレーしていることは大変素晴らしく、色々な形でバスケットを挑戦する学生たちがいることで、世界を意識して戦うことが日常になってきている。
日本の大学バスケからBリーグや海外挑戦と更なる挑戦をする選手がこれからさらに出てくることは間違いない。その大学バスケならでは楽しみや面白さをぜひ会場で肌で感じて欲しいと特に感じる。