Wリーグファイナル 第1戦
4/16(土)代々木第一体育館
富士通 69-74トヨタ自動車
1Q 18-11
2Q 23-20
3Q 20-23
4Q 8-20
<トヨタ自動車>
シラ ソハナ ファトー ジャ 21得点
山本麻衣 15得点 7アシスト
馬瓜エブリン 13得点
馬瓜ステファニー 9得点 12リバウンド
<富士通>
篠崎澪 24得点 8アシスト
宮澤夕貴 18得点
町田瑠唯 7得点 8アシスト
町田のドライブレイからアップ、篠崎のジャンパーも決めていい入りをする富士通。
トヨタはすぐに三好がスリーポイントを決める。それぞれのマッチアップが見応え満載の戦い。
富士通はボールの展開を大きく回してスペース作ってドライブしていく。トヨタはインサイドでのリバウンドとシュートをどう攻めていくかだが、リズムを掴めずの展開になる。富士通はドライブ、スリーポイントとシュートが当たってくる。富士通のディフェンスを崩せないトヨタはアウトサイド中心で決まらず18-11富士通リードで終える。
2Q富士通は宮澤と篠崎のドライブから得点して点差を縮めさせない。インサイドでトヨタ川村がしっかり得点していき流れを引き寄せて、トヨタはコントロールする町田にはしっかりディフェンスしていく。追い上げるトヨタに富士通はスリーポイント決め切って2ケタ得点差に戻す。町田のドライブからインサイドの宮澤にパスで得点と富士通は勢いに乗っていく。トヨタのオフェンスリバウンドを1本のトータル16本、富士通は21本とインサイドでファイトして41-31富士通リードで折り返す。
後半はお互い得点して宮澤、トヨタ山本のスリーポイントを入れ合う展開からスタート。両チームともディフェンスが更に激しくなり我慢の時間になる。インサイド強いトヨタのアタックに対して富士通のディフェンスも頑張り61-54富士通リードで最終クォーターへ。
4Q入りが大事になるトヨタにとってしっかり得点して入り点差をすぐに61-58にしていい入りをする。富士通の展開にしっかりトヨタのディフェンスはスイッチして富士通のリズムを崩す事に成功する。2分ほどでトヨタ山本のスリーポイントで同点に、そしてシラで逆転するトヨタ。富士通は追いつかれても入れ返し、ここから得点の入れ合いになり会場のボルテージも最高潮になっていく。
両チーム気迫あるプレーが続き、残り5分で67-67の同点になる。残り1:30トヨタ山本がスペースが空いたらすぐ打ちまたスリーポイントで逆転する。
残り27秒で72-69トヨタ3点リードで最後のタイムアウト。山本がドライブしてレイアップでバスカン5点差にする。そのリードを保ちトヨタが逆転勝利でファイナルチャンピオンに王手を掛ける。
馬瓜エブリン(トヨタ自動車)
「前半は自分達のペースでプレー出来なくて苦しい時間帯が続きました。そこから一人一人今までの経験から、目を合わせて毎回自分達のやる事を遂行していく事が徐々に出来る様になって最後に粘り勝つ事が出来ました。
スローガンとして”泥臭いトヨタ”を掲げてやってきました。それをやらない限り勝利がないと思います。」
馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)
「前半はかなり苦しくて中々自分達のプレーをする事が出来なかったんですけど、そこでズルズルと負けないと言うのは自分達が成長した部分です。シーズンでこんなに負けてる展開はなかったので1番いい経験が出来ました。
明日は吹っ切って、やり切ってもっとトヨタらしさをお見せできるように頑張っていきたいです。」
ルーカス モンデーロHC(トヨタ自動車)
「試合は予定していたプランに沿ってやっていったが感情のコントロールが出来ない部分がありました。ディフェンスは簡単なシュートを決められたり、選手自身がプレッシャーを感じているように感じました。途中からうちのペースに持ってこれました。勝利出来たのは選手が最後の最後までしっかりメンタル強くして集中を保ってくれたおかげです。」
町田瑠唯(富士通)
「久々のファイナルで自分自身楽しみにしてました。1戦目の出だしが大事と思ってたのでどれだけインパクトを与えられるかそれは出来ました。最後の終わり方が甘かったです。明日しっかり集中して40分間頑張りたいです。
4Q相手のディフェンスがマッチアップを変えてきてそこでどうやって攻めるか。メンバーでいつも通りのオフェンスの流れに出来ていなかった。」
篠崎澪(富士通)
「6年ぶりのファイナルで楽しみにしてました。自分達がチームを引っ張ろうと思って出だしからやりました。大事な所でのシュートミス、ターンオーバー、判断ミスがあったのでそこをもう一度修正していきたい。
ディフェンスで大事な所で守りきれなかったり、相手の勢いにのまれてしまった。明日は自分達のプレーを続けていかないといけない。チームでも個人でも最後までやり切れるかが大事だと思ってます。」
BTテーブスHC(富士通)
「トヨタのソハナ選手に決められたシュートをどこまで打たせるか全部守れないから、分析して明日のゲームプランを見直します。4Qで勝てるチャンスは十分あった。ゲームプランは変えることはないけど4Qを修正していきます。」