
ディフェンスで主導権を握り、リバウンドから速攻を展開する。富樫の判断力、渡邊の安定感、リトルとホグのフィジカルが絶妙に噛み合い、どんな展開でも崩れない“攻守一体の完成度”。
戦術が機能し、選手が応える、チームとしての呼吸が整った瞬間、千葉ジェッツは無敵になる。
LaLaアリーナ東京ベイが、再び真紅の波に包まれた。選手たちの一挙手一投足が、アリーナ全体を震わせる。
千葉ジェッツがサンロッカーズ渋谷との連戦を制し、B1史上初となる開幕9連勝。圧倒というより“完成”。試合を重ねるごとに磨かれていくチームの輪郭。その中心にあるのは「勝ち切る文化」。数字では測れない、日々の積み重ねが確かに息づいている。
千葉ジェッツが渋谷を圧倒し、開幕無敗の8連勝でBリーグ新記録を樹立。王者のプライドを再び刻み込んだ。
ホグがリズムを作り、リトルがインサイドを支配。渡邊雄太が落ち着きをもたらし、富樫勇樹がゲームを支配する。チーム全員が一つの鼓動で動くような、完成された連動が出来上がっている。
千葉J 84–63 SR渋谷
1Q 19–17
2Q 27–21
3Q 18–12
4Q 20–13
<千葉J>
D.J.ホグ 27得点・7リバウンド・5アシスト
ナシール・リトル 17得点・8リバウンド
渡邊雄太 14得点・4リバウンド
富樫勇樹 8得点・5アシスト
<SR渋谷>
ロウザダ 11得点
ベンドラメ礼生 11得点・5アシスト
ウェルシュ 11得点
🗣️ 渡邊雄太(千葉J)
「SR渋谷さんのような強いチームにこういう勝ち方ができたのは、今シーズンの強さ。
明日もタフな試合になると思いますが、しっかり連勝できるよう頑張りたいです。」
🗣️ グリーソンHC(千葉J)
「後半のディフェンスが素晴らしかった。ベンチも集中してリードを保ち、まさにJETS PRIDEを体現してくれた。」
🗣️ カイル・ベイリーHC(SR渋谷)
「第3Qの3連続スリーが分岐点。あの時間で流れを失ってしまった。」
🗣️ ベンドラメ礼生(SR渋谷)
「試合を通して強度が足りなかった。
ホグ選手への対応を意識しすぎて守備バランスが崩れた。明日はディフェンスで修正したい。」



千葉ジェッツ、止まらない。
立ち上がりから圧倒的なエナジーで流れを掌握し、1Qで34–11。千葉Jの今シーズンの強さを物語っていた1Qになった。
リトルがリバウンドを制し、富樫がスリーで切り裂き、渡邊が冷静なリーダーシップでチームを束ねる。攻守の歯車が完全に噛み合い、“完成された強さ”が形になった。
千葉J 95–72 SR渋谷
1Q 34–11
2Q 21–20
3Q 25–23
4Q 15–18
<千葉J>
ナシール・リトル 25得点・13リバウンド
富樫勇樹 19得点(3P 5/6)・6アシスト
渡邊雄太 13得点
D.J.ホグ 10得点・6リバウンド・4アシスト
<SR渋谷>
ハーパージュニア 14得点・4アシスト
ドンテ・グランタム 12得点
田中大貴 11得点・4アシスト
🏹 富樫勇樹
B1史上初・個人通算1200本目の3ポイント成功🔥
LaLaアリーナが爆発的な歓声に包まれた。
🗣️ 富樫勇樹(千葉J)
「開幕から9連勝。本当にいいスタートを切れました。アウェーが続くので、もう一度自分たちを見つめ直して修正していきたいです。」
🗣️ グリーソンHC(千葉J)
「2試合とも理想的な展開でした。
立ち上がりの強度、ボールの循環、リバウンド支配——すべてが噛み合っていた。ただ後半の対応力は今後の課題です。」
🗣️ カイル・ベイリーHC(SR渋谷)
「出だしで流れを失ったが、その後は互角に戦えた。選手たちは最後まで戦い抜いた。」
🗣️ ハーパージュニア(SR渋谷)
「1Qの受け身が全てでした。2Q以降は自分たちらしいプレーができたが、序盤の差が大きかった。次は立ち上がりからアグレッシブに臨みたいです。」




オフェンス×ディフェンス
千葉Jの強さはここにある
千葉ジェッツの強さは、数字では表せない。攻守の呼吸が完全に連動している。
ディフェンスでは、相手の選択肢を一つずつ削り取るような精度。ハードなプレッシャーとローテーションの速さで、相手を窒息させる。誰かが抜かれても、次の人が自然にカバーに入る。まるで波が連鎖するような守備のリズムが、速攻へと繋がる。
そしてオフェンス。
富樫の判断、渡邊の安定、ホグとリトルの多彩なフィニッシュ。トランジションでもハーフコートでも、全員が“次の一手”を共有する。強さと美しさが共存する、まさにチームとしての目指してきたものが今シーズン始まってから、昨シーズンの悔しさを晴らすかのように、見せつけている。
開幕9連勝の千葉ジェッツとは
圧倒というより、美しい“完成”。
千葉ジェッツは、信頼と文化で繋がるチーム。勝利は結果ではなく、日々の積み重ねの証。伝説は、ここから続いていく。
次の舞台は、アウェーの地。
環境が変わっても、彼らのスタイルは揺るがない。積み重ねてきた「勝ち切る文化」が、また新たな物語を紡いでいく。
