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【天皇杯】横浜BCが三遠に競り勝ち クラブ史上初のクォーターファイナル進出 河村勇輝3P8本含む36得点

【天皇杯】横浜BCが三遠に競り勝ち クラブ史上初のクォーターファイナル進出 河村勇輝3P8本含む36得点

昨シーズンBリーグチャンピオン宇都宮ホームで2連勝してきた横浜BC。その中心に河村勇輝、キング開がいる。また三遠は怪我人が続出して今シーズン5連敗を喫している中で得点をチーム全員でどう取っていくか。天皇杯は1発勝負の為お互い調整してこの一戦に臨んだ。

4次ラウンド勝ち上がったのは横浜BC、河村勇輝は三戦連続でキャリアハイを更新し、クラブ初のクォーターファイナル進出を決めた

横浜BC 95-85 三遠
1Q 21-16
2Q 25-24
3Q 20-22
4Q 29-23

<横浜BC>
#5 河村勇輝 36得(3P8/15)#10 チャールス・ジャクソン 22得点 15Reb
#23 キング開 12得点
#15 デビン・オリバー 6得点 14Reb

<三遠>
#24 佐々木隆成 25得点(3P6/10)
#4 アイゼイア・ヒックス 19得点 14Reb 6AST
#0 サーディ・ラベナ 13得点 8Reb 6AST

試合は河村のジャンパーから入り、更にドライブからペイントにアタックしてフリースローを決めていき勢いよくそのまま入っていく。一方、三遠は大田のフリースローで得点、リバウンドからブレイク狙うがターンオーバーになり、その間、横浜は得点を重ねる。三遠は細川がフリーを作ってコーナーからスリーポイント決めて三遠らしいプレーが出る。直ぐに河村がステップバックスリーも見せて21-16横浜BCリードする。

三遠はディフェンスから作り、細川のスリーポイントで追い上げる、横浜のインサイドは高くリバウンドからプッシュして河村が決める。三遠はチェンジングディフェンスで流れを変えていくが、横浜のインサイドは押し込んでいき2桁得点差となる。お互いディフェンスがハードに、三遠も粘り強くついていくなかPGの所では髙橋と河村の得点をやり合うシーンは見応え満載で、前半は46-40横浜BCリードで折り返す。

後半は、キング開がスリーポイントでチームの流れを作り、河村が6本目のスリーポイントを決めてリードをまた2桁得点差にする。
ペイント内での強さを活かして得点をする横浜BCに対して、三遠はリバウンドからブレイク出して4点差にする。横浜に何度も流れはいくがしっかり止めて押し返す三遠。66-62で最終クォーターへ。

横浜BCが掴みリードしていくが、三遠佐々木がスリーポイントと追い上げて2点差にして、諦めない三遠が今シーズンの新しい力を見せる。試合終盤ではお互い激しく、均衡を破ったのは横浜BCで森川、河村がスリーポイントを決めて一気に9点差にして広げる。三遠は最後まで粘り佐々木がスリーポイントを決め切って追い上げを見せたが95-85で三遠に勝利して、クラブ初の天皇杯クォーターファイナル進出を決めた。

 

 

試合後コメント

青木HC(横浜BC)

J:追い上げる三遠にどんな組み立てをしていきましたか

「前半TOからの得点が目立ったのでそこを消していく。シュートで終わるのが良いOFの終わり方と話ました。相手のDFが変わってくるので、単発のシュートではなくボールをムーブしてシュート、ドライブしてくれたので打開して、良いシュートが打てたのでねじ伏せられました。三遠のアグレッシブなウィング陣に点を取られていたのでどう抑えるか、都度修正が出来ました」

J:天皇杯チーム初のクォーターファイナルについて

「横浜、始まって以来荒波に揉まれてきて少しずつ成長してきて、天皇杯をホームで開催できる歴史的なゲームでした。沢山のブースターの期待に応えて自分も関われて光栄だと思ってます。ただ先を見てるので、みんなと一緒に頑張っていきたいです。」

 

河村勇輝(横浜BC)

J:PGとして得点、ゲームメイクと相手も対策している中どう反応してプレーしてますか

「自分を止める為にいろんな策を練ってDFしてくるので相手の反応を見て、相手のDFに対して1番嫌な事、効果的な事をプレーしたいと思ってます。その為には自分のスキル、幅広いプレーの選択ができるように練習しています。こういう経験が僕にとってプラスになってくると思ってやってます。」

J:その中で大きいスタッツ出す感覚はどうですか

「シュートタッチは好調です。この3試合は得点だけで言えば、満足できる所です。スコアがいいからと言って2点が2/9だったり、15本も3P打ってるのでチームにとってベストなのか考える事も必要だと思ってます。完璧な試合は一つもないのでダメだった所にフォーカスして成長したいです。」

 

キング開(横浜BC)

J:試合でのプレーがより積極的になっている事についてどうですか

「アグレッシブにやってる時がいいプレーができている。チームの代表がコートに立っていて、期待を込めて出してもらっているので、力を全て発揮して、その為にオフシーズンにトレーニングしてきたので、どんなシュチュエーションでもクリエイトしてボールも去年より回ってくるので発揮できてると思います。」

 

大野篤史HC(三遠)

J:DFしてカムバック何回も出来た事について

「先週酷い試合を2試合してしまったので、そこからはバウンスバック出来た。意識して努力し、出来ることをし続けないといけない。Rebは意識だと思っているので、そこの徹底をまだまだしていかないといけない。」

J:またシーズン始まってどう組み立てていきますか

「今までやり続けた事をやる。ヘッズダウンしないで戦えてたのでこれを継続してやっていきたい。尚且つ意識を高めていく事を選手に伝えていきたい。」

 

髙橋快成(三遠)

J:今シーズンのプレー面の幅、積極性について

「試合を通して成長してるのは感じてるんですけど、まだまだ試合で出来る事、自分のいい所が出てはいないので、これからシーズン長いので焦らず一歩ずつ成長していきたいです。」

J:仲間がインカレで頑張ってますね

「中京のチームメイトか戦う姿を見て、やっぱり先輩方が頑張っているので、自分も舞台は違いますけど頑張らないといけないと思ってます。みんなと、連絡は取ってます。」

 

天皇杯クォーターファイナル

1/4(水)

①千葉ジェッツ vs 信州ブレイブウォリアーズ

②群馬クレイン vs 横浜ビー・コルセアーズ

2/15(水)
宇都宮ブレックス vs ①勝利チーム

琉球ゴールデンキングス vs ②勝利チーム

 

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Jbasketライター

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