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【男子日本代表】日本を牽引してきた前と新キャプテン/比江島慎「プレーで引っ張っていきたい」 富樫勇樹「比江島キャプテン不安です(笑顔)」

【男子日本代表】日本を牽引してきた前と新キャプテン/比江島慎「プレーで引っ張っていきたい」 富樫勇樹「比江島キャプテン不安です(笑顔)」

男子日本代表が11月13日都内にてアジアカップ2025予選window2のモンゴル戦(21日 日環アリーナ栃木)とグアム戦(24日 グアム大)に向けて代表候補合宿の公開練習になるメディアデーを行った。長年日本代表を牽引してきて、チーム最年長で新キャプテンの比江島慎と前キャプテンの富樫勇樹が練習後に取材に応じた。比江島新キャプテンは中学以来のキャプテンとなる。

比江島慎 新キャプテン

比江島は、パリ五輪を集大成として発言してきた。だが、トムHCが就任継続となると、即召集されることになる。この予選では日本の中心となる渡邊雄太が怪我で不在のかな、日本代表の若手を引っ張っていく大切な存在だ。今回で代表を終える意向もあるが、ホーバスHCはまだわからないと話した。

比江島はパリ五輪前にも、この国際大会を最後に代表を去る意向をJbasketインタビューでも話してくれた。だか集大成としたパリ五輪では自身の不完全燃焼に終わったことや、所属する宇都宮ブレックスのホームコートで日本代表の試合が行われることでホーバスHCと話して今回の参加を決意したという。
選出された選手は代表招集に応じる義務があり、拒否すれば罰則が科されるルールになっているが、ホーバスHCの比江島への信頼は大きい。まずは今大会2勝してアジアカップ2025出場を決めたいところになる。今後については、次の予選ごとにまた話し合いが行われると思われる。

比江島新キャプテンは、トム・ホーバスHCに会った瞬間に“キャプテンだよ”と伝えられたとき、初めは冗談かと思ったと語る。だが次の日も言われるとキャプテンとなり、練習中にチームのみんなにディフェンスの説明をして欲しいと言われてやったが、”声が小さい、説明が遅い”と言われてトムさんが代わって説明したと笑顔で話してくれた。今回2連勝してアジアカップ出場を決めたいと新キャプテンの想いを話してくれた。もちろんホーバスHCは、比江島に対して”本当にみんながリスペクトしている”と最後締め括った。

そして共に戦ってきた川真田が会見でコメントしたように、練習前のハドルの時に “富樫さんはキャプテンでずっとハキハキと話していたけど、比江島さんはフニャフニャと言っていて、“一番年上なんだからもっとハッキリ言いなさいよ、キャプテンでしょ” と言ったら、笑っていましたね。でも本当に尊敬する先輩で、僕も比江島さんのキャプテンは想像つかないけど、代表経験も長く、言葉よりはプレーで引っ張るタイプだと思う。代表の試合になれば必ず力になってくれる人だと思う」と比江島を想う気持ちを話してくれた。本当に仲も良く、比江島が年長ながら人望もあって愛されているのが伝わってくる。

Jbasketインタビュー

J:代表を長く牽引してきて初のキャプテン、どんなキャプテンやどのように楽しんでいきますか

J:日本代表への想いを教えてください

 

富樫勇樹

前キャプテンになる富樫は、ホーバスHCが日本代表を率いることについて「すごくこの3年間、チームとしての成長も感じましたし、こうやってきたことっていう、パリ五輪での結果としては3連敗ですけど、すごくいいところも見えたので、日本バスケットの今後の成長にはトムさんが必要だとすごく思っていたので、僕個人としはすごく嬉しいです」と話した。

今回のアジアカップについては、「アジアカップの前回大会はベスト8もいけずでオーストラリアに負けました。今回トムさんは”優勝したい” と話しているのでそこを目指してやっていきたいと思います」と大会に向けて気持ちをトムさんと合わせていくことと話して、自身のことについては、「僕が次のロス五輪では、35歳になります。正直35歳でどれぐらいの体で、どれぐらいのプレーができるかというのは正直見えてないところがあるので、今後の代表活動していく中でも、1つずつウィンドウを重ねて、 自分の体とプレーと、いろんな相談をしながら今後やっていけたらいいなと思っています」。最後に、比江島新キャプテンについては「とりあえず不安です(笑顔)」と笑顔で答えた。

これからの日本代表やホーバスHCが掲げる日本のバスケット、激しいディフェンス、トランジッションオフェンス、3ポイントシュートの試投数と確率、そして2ポイントの確率と世界てーベスト8に入るために厳しく、レベルの高いバスケットが要求されることになる。そこに新たな若手選手の成長が必要不可欠になる。

その中で富樫は「僕が選出されれば、全力でやるし、もちろんいい選手が出てきて僕が選ばれないのであれば、日本バスケ界にとって成長にはつながる。バスケットやってるうちは、常に代表は目指すべきところではあるのかなと思っている。僕はバスケを引退するときが、代表も引退というか、最後になるときだなと思ってはいる」と最後に自身のキャリアについても言及。現在思っていることを正直に発言してくれた。

これまでトムHC体制になってからの富樫キャプテンと比江島 新キャプテンの2人が、日本バスケット界を盛り上げて、牽引してきた。体が許す限り代表でずっとプレーを見ていたい選手だ。まずはアジアカップ2025予選から新体制の日本代表が楽しみになる。

 

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Jbasketライター

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