FIBAアジアカップ2025サウジアラビアへの出場権を獲得している日本は、最後のwindow3は若手中心のチーム編成で中国、モンゴルのアウェイ戦に挑んでいる。昨年の11月のWindow2で勝利したことでアジアカップ出場権を得てFIBAワールドカップ2027カタールのアジア予選への出場を決めている。日本は次なるステージに向けて動き出している。
アジアカップ2025予選 Window3
2月20日(木) 深センスポーツセンター
中国🇨🇳 (30位) 100-58 🇯🇵日本(21位)
1Q 19-12
2Q 31-21
3Q 19-12
4Q 31-13
<日本>
#33 佐々木隆成 17得点
#53 アレックス・カーク 11得点 10Reb
#7 テーブス海 10得点
試合入りは0-8と中国にランされる。吉井の3ポイントから落ち着き、金近のインサイドでの体を張ったディフェンスで繋いでいく。中国はインサイドへのアタックを中心にオフェンスして、日本はテーブスが3ポイントとブレイクで追い上げる。高さのある渡邉飛勇のブロックと得点で日本を引っ張る。それでも勢いある中国にディフェンスが上手く対応できず、中国が連続3ポイントを決めて2桁得点差にしてその後、16点差まで広げる。日本も佐々木、テーブスのツーガードにしてから連続で3ポイントを決めて流れを変えて6点差にするが、中国もブロックからブレイクで得点と再び2桁得点差に広げて、2Qで31点入れられて33-50で折り返す。
後半、日本は中々得点できず5分以上経って得点と苦しい展開を強いられる。中国はインサイドとアウトサイドから得点を重ねて24点差まで広げて最終クォーターへ。4Q入りは日本が得点するが、その後はリズムを掴めず27点差に広げられ、日本は最後まで諦めずに戦うが、中国のパワーと勢いあるディフェンスからのオフェンスへといい流れに翻弄されてしまい58-100とリードを広げられて悔しい敗戦となった。
吉井キャプテンが試合途中で負傷欠場したのは大きかった。リバウンドがこの試合での1つのポイントとなったが日本は33、中国は52、もう1つのポイントとなる3ポイントは7/39と17.95%という結果で日本らしい速い展開からの3ポイントとペイントアタックがこの試合では厳しかった。23日のアウェイでのモンゴルとの一戦に期待したい。
日本は2027年ワールドカップ、2028年ロス五輪に向けて新しい選手の強化がこれからもっと必要になってくる。2025年11月からはFIBAワールドカップ2027カタール大会の予選が始まる。前回ワールドカップ沖縄大会に向けても長いwindowを戦い抜いてきたが、ワールドカップカタール大会に向けても6回のWindowをホーム&アウェイで戦うことになる。リーグ中にバイウィークを挟んだりと長い戦いになる。そのためには日本代表の底上げが必須項目になる。今回は代表を支え続けた、富樫勇樹、渡邊雄太、比江島慎、馬場雄大、ジョシュ・ホーキンソン、アメリカで活躍する八村塁、河村勇輝、富永啓生は参加していない。
ガード陣、ウイング陣、インサイド陣とフィジカルの強さ、3ポイントと速さを兼ね備えた12人が選出されている。中国には悔しい大差をつけられたが、モンゴル戦で代表戦での感覚、新しい選手たちとのコンビネーションを通しての速いムーブメントやシュート確率を本来の力を発揮することを期待したい。
トム・ホーバスHC
「タフな敗戦だった。私がヘッドコーチに就任して最初の数試合で中国と対戦したときのことを思い出したよ。彼らはとてもフィジカルだった。何人かの若手選手がトライしていたが、この雰囲気の中で若手を投入するのはアウェイゲームでは厳しいものだ。でも、やはり中国はいいチームだ。長身でフィジカルが強く、うまく攻めることができなかった」。
テーブス海
「この試合がどんなものになるかはわかっていた。タフな試合になることは分かっていた。でも、いい場面もあったし、今後につながる場面もあったと思う。しかし、練習してきたことを攻撃面でも守備面でも実行できなかったことは残念だった。でも、チームにはとても自信を持っている。とても若くてエネルギッシュなチームだし、次の試合には必ず間に合うと思う」。
佐々木隆成
「中国のいい時間帯を作られ続けてしまった。個人で打開する力をつけないといけない。あんまり味わったことのない雰囲気で、いい経験になった。日本で見てくれている方々に、悪い言い方をすると恥ずかしい試合をしてしまった。モンゴル戦は死に物狂いで勝ちにいきたい」。
2月23日(日)
日本(21位) vs モンゴル(109位)
放送・配信
テレビ朝日系列 13:55~生中継
DAZN/ABEMA/TVer生配信
#7 テーブス 海 (PG / 188cm / 26歳 / A東京)
#11 津屋 一球 (SG / 191cm / 26歳 / 三遠)
#13 金近 廉 (SF / 196cm / 21歳 / 千葉J)
#16 中村 拓人 (PG / 184cm / 23歳 / 広島)
#29 細川 一輝 (SG / 187cm / 27歳 / 群馬)
#33 佐々木 隆成 (PG / 180cm / 28歳 / 三遠)
#34 渡邉 飛勇 (PF / 207cm / 26歳 / 信州)
#53 アレックス・カーク (C / 211cm / 33歳 / 琉球)
#75 井上 宗一郎 (PF / 201cm / 25歳 / 越谷)
#82 赤穂 雷太 (SF / 196cm / 26歳 / 秋田)
#91 吉井 裕鷹 (SF / 196cm / 26歳 / 三遠)
#99 川真田 紘也 (C / 204cm / 26歳 / 長崎)