日本代表

【男子日本代表】トム・ホーバスHC 「エネルギー良くディフェンスプレッシャーをかけられた。これからもっと上手くなる、間違いない」

【男子日本代表】トム・ホーバスHC 「エネルギー良くディフェンスプレッシャーをかけられた。これからもっと上手くなる、間違いない」

男子日本代表は7月5日、6日にアジアカップへ向けた国際試合でオランダと有明アリーナで対戦した。5日のGAME1は、日本が前半からリードしてイニシアチブを取ったが、最終4Qで逆転されて負けを喫してしまった。翌日6日のGAME2では、 A代表デビューとなった中村太地が4本の3ポイントを決めるなど、GAME1でオランダのプレッシャーディフェンスに苦しんだが、しっかりと対応して、リバウンドも互角、3ポイントを決め切って前半から大量リードを奪って快勝した。

トム・ホーバスJAPAN
激しくハードに仕掛けていくディフェンス
トランジッションバスケット
3ポイントを多く打ち切って得点力アップ

ホーバスJAPANは一貫として変わらないチームテーマで世界強豪に勝つ為に、メンバーが変わってもより高いレベルへと遂行力を高めている。

このオランダとの2連戦では、平均年齢23.8歳の若手中心のチームとなり、日本の未来を感じられるチーム編成となった。アメリカの大学で活躍している選手たち、日本のBリーグで若手ながら自チームに貢献している選手たちが、どうホーバスHCのバスケットを理解して、遂行していけるのかがポイントとなった。

GAME1のオランダのディフェンスの激しいディフェンスに戸惑ったが、GAME2ではしっかりと対応してやり返した。逆に日本のディフェンスのプレッシャーがオランダの足を止めさせた。

カギとなるディフェンスについてGAME2終了後の会見で聞くことができた。

J:ディフェンス面で、ファイトオーバーとスイッチのところで、ファイトオーバーはすごく機能してると思うんですけど、ここから強い相手になっていく上て、いい組み合わせだったり、どうディフェンスをよくしていくのか教えて下さい

「この試合で上手くいったファイトオーバーはずっともうやってきました。1年前、2年前、3年前と、あれはうちのベースのディフェンスです。ディフェンスからリバウンド行けるかどうか、昨日は新しいディフェンスをトライしたかった。
ジョシュがずっと上にいたから、でも、練習中にオンボールスクリーンの前にスイッチしたいなら、それはよくない、それも分かってます。昨日やったディフェンスはもうこれからも使いたいし、今日のディフェンスもやります。だから、オプションが多い方がいいじゃないですか。
パリ五輪の時やワールドカップの時に、もうちょっと色んなディフェンスがあった方がいいかなと思ったから、そこを今回はやった方がいいかなと思います。まだ時間ある。
アジアカップまで1ヶ月ちょっとあるじゃないですか。だからこの時間しかないかなと思ってもうやるだけです。勝ちたかった。そのディフェンスでの1ゲームのデータが見たかった」。

J:チーム全員にオプション含めて浸透しているということですね

「みんなもわかってる。だからものすごいこれからあれは助かると思う。はい、これから上手くなる。間違いない。昨日負けたんですけど、うちのディフェンスのデータはすごいよかった。相手のシューティングパーセンテージってそんなに高くない。リバウンドが負けた、それはちょっと直します。昨日、今日とディフェンスは続けてやっていきます」。

スイッチしてからのディフェンスに細かいルールをさらに増やしていることをホーバスHCから聞くことができた。新しいメンバーが多い中でも、チャレンジはしてきていて、短い時間の中でも成長を求めていく。

激しくハードなディフェンス、トランジッションバスケット、3ポイントで得点力アップとホーバスJAPANの特徴がある中で、細かいルールが幾つもある。オフェンスではファイブアウトを用いて、ガードからビックマンまで速く動いて3ポイントを狙い得点して、プレッシャーディフェンスで相手の動きを封じていく。そのディフェンスのやり方にも多くのオプションを使い、細かく組み立てていくのがホーバスJAPAN。
また、オフェンスではポイントガードがボールプッシュしていく上で、今回オランダが激しくフィジカル強いディフェンスをしたために、ターンオーバーも多く出したが、ガードと他の選手の連携の修正が必要なことも分かった。ブリッツ(ディフェンス)でくるオランダにボールをもらう選手の位置や連携がもっと必要になってくる。やりにくいところはあったが、アジアカップで戦う為には、オランダ戦で色んな経験ができたのはチームとしてすごくいい経験になった。

7月11日、13日は、第2次強化合宿となる韓国遠征で韓国と対戦して、7月19日、20日に千葉にて国際試合としてデンマークと対戦することが決まっている。その後にアジアカップへと挑戦していく。ここから日本代表が掲げることをしっかりと試合で試して、アジアカップでの活躍に期待したい。

 

 

男子日本代表国際試合2025 in 韓国
日本🇯🇵 vs 🇰🇷韓国
GAME1 7月11日 (金) 19:00 TIPOFF
GAME2 7月13日(日) 14:30 TIPOFF
会場 Anyang Gymnasium
配信 バスケット LIVE

2次強化合宿 (韓国遠征)メンバー16名
#4 ジェイコブス 晶(SF/ 203cm / 21歳 /フォーダム大学)
#7 テーブス海 (PG / 188cm / 26歳 /A東京)
#13 金近廉 (SF/ 196cm / 22歳 /千葉J)
#14 狩野富成(C/ 206cm / 23歳 /SR渋谷)
#17 中村太地(PG / 190cm / 28歳 / 島根)
#19 西田優大 (SG / 190cm / 26歳 /三河)
#20 山﨑一渉 (SF/ 200cm / 21歳 /ノーザン・コロラド大学)
#21 湧川颯斗 (PG/ 194cm / 21歳 /三遠)
#23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア (PG/ 181cm / 22歳 /SR渋谷)
#24 ジョシュ・ホーキンソン(C/PF / 208cm / 30歳 / SR渋谷)
#25 川島悠翔 (PF/ 200cm / 20歳 /シアトル大学)
#35 佐土原遼 (SF / 192cm / 25歳 /琉球)
#42 渡邉伶音 (PF/ 206cm / 19歳 /東海大学)
#45 テーブス流河 (PG/ 184cm / 21歳 /ボストン・カレッジ)
#91 吉井裕鷹 (SF / 196cm / 27歳 /三遠)
#99 川真田紘也 (C / 204cm / 27歳 /長崎)

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