女子日本代表(9位)が2大会ぶりの優勝を目指して予選グループで敗れたオーストラリア(2位)と対戦して、リードされても追いつく熱い試合を見せたがオーストラリアが日本を振り切り勝利して優勝を飾った。
日本は悔しい敗戦によって準優勝に/若手とベテランの力がいい流れを作って素晴らしい試合を魅せてくれた。優勝したオーストラリアは2026年9月ワールドカップ(ドイツ)への出場権を得た。敗れた日本は2026年3月の予選ラウンドから挑戦する。
ファイナル
日本🇯🇵 79-88 🇦🇺オーストラリア
1Q 20-29
2Q 23-25
3Q 16-13
4Q 20-21
#26 田中こころ 21得点 9アシスト 6リバウンド
#52 宮澤夕貴 18得点(3P4/5) 9リバウンド
#8 高田真希 14得点 6リバウンド
予選グループでのリベンジをしたいオーストラリア戦、ゲーム入りからオーストラリアがイニシアチブを掴んだオーストラリアが日本からリードを広げていく。得点差をつけられても、ディフェンス、オフェンスと食らいつき我慢の時間もあったが、4Qで日本が魅せる。
最終クォーターで59-70から宮沢夕貴が2本連続で3ポイントを沈める。5点差として、高田真希が3ポイントを決め切り、さらに高田が得点して同点に追いついた。日本が流れを引き寄せたが、オーストラリアも対応して3ポイントやインサイドでの得点を重ねて日本を振り切って勝利し、優勝を勝ち取った。
試合後コメント
コーリー・ゲインズHC
「準優勝という結果も素晴らしかったですが、何よりも全員が大会を通して成長してくれました。この12人が集まってからの練習期間は2週間半しかなく、その短期間で成長して姿を見せてくれたからこそ、来年のFIBAワールドカップへ向けてもっともっと成長できることを期待させてくれる大会でした。オーストラリア同様に、これから強化を重ねて行き、チームとして一体感が出てくれば本当に強くなります。今後の成長が楽しみでしかたありません」。
髙田真希キャプテン
「優勝を目指していたので悔しいです。同点まで追い上げることができましたが、あと一歩のところで勝ち切れなかったのですごく悔しかったです。でも、今大会を通して、チーム全体として成長できた手応えもあり、自分たちにとっては意味のある大会でした。いろんな戦術を使いながら、どれが合っているかも試合を通して理解できました。選手同士のコミュニケーションが増え、共通理解が明確になってきたことが良かったです。みんながチャレンジしたことで得られたものも多く、一人ひとりに自信がついたことが、今大会を通して得られた大きな収穫です」。
大会結果
日本 72-68 レバノン
日本 85-82 フィリピン
日本 67-79 オーストラリア
準決勝進出決定戦 日本 77-62 ニュージーランド
準決勝 日本 90-81 中国
決勝 日本 79-88 オーストラリア
田中こころはオールスターファイブ受賞
髙田 真希(PF / 185cm /35歳 / デンソー)
渡嘉敷 来夢(C / 193cm / 34歳 / アイシン)
宮澤 夕貴(PF / 183cm / 32歳 / 富士通)
川井 麻衣(PG / 171cm / 29歳 / デンソー)
栗林 未和(C / 188cm / 26歳 / 東京羽田)
馬瓜 ステファニー(SF / 182cm / 26歳 / CASADEMONT ZARAGOZA)
オコエ 桃仁花(PF / 183cm / 26歳 / ENEOS)
今野 紀花(SG / 179cm / 25歳 / デンソー)
星 杏璃(SG / 171cm / 25歳 / ENEOS)
東藤 なな子(SG/PG / 175cm / 24歳 / トヨタ紡織)
薮 未奈海(SF/SG / 178cm / 20歳 /デンソー)
田中 こころ(PG / 172cm / 19歳 / ENEOS)