皇后杯

【皇后杯】準々決勝③富士通がインカレチャンピオン東京医療に2点差の勝利で準決勝進出

【皇后杯】準々決勝③富士通がインカレチャンピオン東京医療に2点差の勝利で準決勝進出

皇后杯、全日本バスケットボール選手権大会ファイナルラウンド2日目準々決勝2試合が行われた。富士通レッドウェーブ対東京医療保健大は大接戦となった。インカレ6連覇を果たし最も勢いある大学チームに対して、2次ラウンドで宮澤夕貴が右足首負傷、内尾聡菜はコンディション不良とエースが不在の中での試合となったが、中外とオフェンス見せ富士通をリードしていたが、最後に逆転して逃げ切った。

準々決勝③
12/15(木)国立代々木第二体育館
東京医療保健大 67-69 富士通
1Q 17-16
2Q 19-15
3Q 14-20
4Q 17-18

<富士通>
#27 江良萌香 17得点5AST
#10 町田瑠唯 16得点5AST
#18 藤本愛妃 14得点

<東京医療>
#8 ジョシュア ンフォノボ テミトペ 14得点12Reb
#18 池松美波 13得点
#22 林真帆 13得点 6Reb

厳しいチーム状況の富士通は、町田を中心にボールムーブしてアウトサイドから打っていく。東京医療は池松の早いドライブから得点して勢いよくオフェンスする。インサイドではテミトペと藤本のマッチアップからテミトペがフリースロー決めて、すぐに藤本もダイブして得点とインサイドでのマッチアップも熱い戦いをする。東京医療は落ち着いてプレーしていきしっかりディフェンスからゲームを作っていく。富士通はスリーポイントを江良が連続で決めてようやくリズムを掴んでいく。東京医療はリバウンドからテミトペの得点とペイントの強さを見せて17-16東京医療リードの1Q。

富士通のシュートは中々決まらずだがリバウンドからブレイクで町田が得点。また東京医療は池松のドライブ、林がスリーポイントをしっかり返して東京医療がリードを広げる。そして岡本からテミトペとインサイドでの強さを見せていき既に2桁得点差にする。
富士通のオフェンスがアウトサイドのみになっていてバランスがうまく取れていない時間が続く。富士通も追い上げて36-31東京医療がリードして折り返す。

東京医療の勢いあるオフェンスにインサイドの対応など富士通はどうアジャストするか。入りは岡本が得点していき東京医療は入りもいい。インサイドでリバウンドを取っていく東京医療はセカンドチャンスがありファウルを貰い得点を重ねていく。ペイントでの得点が厳しい富士通はアウトサイドが入らないと得点に結びついていかない状況が続く。伊森がフリースローを決めて得点差は13点差まで広げる。富士通はここからディフェンスから立て直し追い上げる。町田のスティール含めてブレイク、この試合通してチームを牽引している江良のスリーポイントで一気に1点差にして、赤城のコーナーからのスリーポイントで遂に逆転と富士通の怒涛のオフェンスが出て51-50富士通リードで最終へ。

富士通はやはり町田のドライブから入る。富士通の強度の高いディフェンスに東京医療のアウトサイドが決まらなくなるが、富士通もペイントがこのゲームでは決まらない中お互い得点して一進一退で展開する。東京医療のテミトペから伊森のダイブに対して富士通はしっかりディフェンスしていき得点してリードを広げるが、ここで岡本のスリーポイントなどで2点差に追い上げる。インサイドのテミトペからアウトサイドに振り続けて池松がスリーポイント決めて逆転するという全くわからない展開から2分切って同点。
町田が残り1:04で大事なオフェンスでドライブからレイアップを決め切り4点差にする。ここからお互い入れあって残り20秒で2点差から富士通ボールから守りきって69-67で逃げ切って勝利して準決勝に進んだ。
準決勝は12/17(土)富士通vsデンソーの戦いになる。

 

試合後コメント

江良萌香(富士通)
J: 大事な試合での勝利について

「リーグ戦でもそうですけど勝ち切る事ができてない部分があったので最後まで気持ちで負けない意識でやりました。積極的に攻めないと得点も出来ないのてアグレッシブにプレーを心掛けて出来たと思います」

J: 東京医療はどうでしたか
「勢いありました。でも自分達のプライドで負けないように落ち着いて最後までやろうと思って出来ました」

J:自身のプレーとチームはどうですか
「アグレッシブ決め切る事を自分自身の課題にしていたので今日出せたと思います。怪我人も含めてみんなでコミニュケーション取って一致団結して戦っています。必ず優勝したいと思います」

 

池松美波(東京医療)
J: まず今感じている事、どんな試合でしたか

「一言で言うと凄く悔しいです。後半のOFの所で相手のDFが厳しくなった時に少し受け身になってしまってOFがうまく回らなかった所がいいシュートを選べなかったのが敗因のポイントかなと思います」

J: 自身の力強いプレーでの役割について

「テミさんにDFが寄る分カウンターのチャンスが凄く生まれると思っていたので得点を取っていくのをしっかり思いながらプレーしていたのでそこの部分は自分のプレーを表現できたと思います」

J: 今大会で感じた事は
「プレー出来たことを嬉しく思いますし、この経験を次に活かして、次が最後の年になるのでまたレベルアップしておけたらなと思います」

 

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