皇后杯

【皇后杯】準決勝① ENEOSがトヨタ自動車を破り10連覇へ王手 渡嘉敷来夢を止められない32得点17リバウンド

【皇后杯】準決勝① ENEOSがトヨタ自動車を破り10連覇へ王手 渡嘉敷来夢を止められない32得点17リバウンド

昨シーズンの王者2チームの対戦になり、皇后杯10連覇をかけているENEOSとWリーグ2連覇の強さを見せている両チームの注目のカードが行われた。ENEOSがトヨタ自動車を振り切った。

12/17(土) 代々木第二体育館

トヨタ自動車 57-77 ENEOS
1Q 13-24
2Q 26-13
3Q 8-19
4Q 10-21

<ENEOS>
#10 渡嘉敷来夢32得点 17Reb
#59 星杏璃 21得点
#32 宮崎早織 12得点

<トヨタ自動車>
#23 山本麻衣 15得点
#18 宮下希保 12得点 7Reb

ENEOS宮崎、トヨタ自動車山本のPGのマッチアップはチームを組み立ててどうコントロールするか注目のポイントになった。入りは両チーム集中して入り、渡嘉敷、ファトージャがインサイドから得点していく。インサイドへのよりが早いのでアウトサイドの得点は武器になり、宮崎が決めていく。スペースが空けば宮崎がドライブしてアウトサイドから長岡が得点とチームを引っ張り、積極的なドライブが効いている。トヨタもハイローでしっかり得点して返していくが、ハーフコートバスケットでもスペース作ってインサイドの渡嘉敷に繋ぎ一気に2桁得点差にする。1Qからディフェンスのギアは高く激しくいきファウルもかさむ。24-13とENEOSリードで1Q終える。

2Qに入ってもハーフコートバスケットでハイローでのプレーで渡嘉敷から長岡へと得点して落ち着いてプレーするENEOS。対してトヨタ山本がようやくスリーポイントを決めて反撃していく。連続スリーポイント、スティールから得点と一気に追い上げてトヨタの速いバスケットが試合の流れを変える。一つのプレーで形勢が変わっていき、川井のドライブでついにENEOSを捉える。トヨタは山本が起点になってスペースを上手く作って得点し、ENEOSは出ずっぱりの渡嘉敷がインサイドで得点と入れ合う両チーム。39-37トヨタリードで折り返す。

後半、星のスリーポイントとドライブから入り、ディフェンスからリズムを作るENEOS。ディフェンスの強度が上がると流れが変わリ、トヨタに行った流れを後半入ってより戻す。試合を通してインサイドの強さを見せた渡嘉敷がどんどん得点し、大事な所でのブロック、そしてガッツポーズを見せてこの試合にかける思いが伝わってくる。そしてアウトサイドから宮崎のスリーポイントと1Qと同じ流れになってENEOSの爆発力を見せる。トヨタはここから山本が起点となって自ら得点して返していくがブレイクを出して止まらないENEOSは47-56とリードで最終へ。

4Q入り早々に星がスリーポイントを決める。そして渡嘉敷がスリーポイント決め切って点差を広げる。トヨタのボールムーブにENEOSのディフェンスの強度が更に上がる。そこから山本がドライブからフリースロー決めて追い上げるがここで林がスリーポイントを決めて流れをトヨタに渡さない。点差をしっかり保ったENEOSがトヨタに77-57と引き離し勝利して決勝進出を決めた。

 

 

試合後コメント

渡嘉敷来夢 (ENEOS)

J: カムバックして勝ち切れたことについて

「とにかく勝てて良かったです。2Qで相手に乗せてしまったけどそこでチームがもう一回一つになって意思疎通が出来まとまって良かったです。でも勝負は明日なので、しっかりとリカバリーして一つにしたいです。1人1人が今日やるべき事を理解してコートに立てた事がよかったです」

J: 自身のスタッツが勝利に直結した事について

「相手の守り方で得点出来たと思います。いつもなら3人来る所を1対1なので勝てる自信があってガンガン行かせてもらいました。勝負所でミスもありましたが久しぶりにあれだけやったのは最高に楽しかったです。あと皆さんが思ってるよりジャンプシュートなど沢山練習してますから笑 その結果が出ました。」

J: 優勝に向けて

「いつまでも浮かれてられないので帰ったらしっかり明日に向けていい流れを作っていきたいです」

 

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Jbasketライター

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