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【Bリーグ】 横浜BCが意地を見せてダブルオーバータイムに持ち込むも最後まで戦い抜く琉球が連勝/桶谷HCにインサイドの強さの重要性を聞く🎙️

【Bリーグ】 横浜BCが意地を見せてダブルオーバータイムに持ち込むも最後まで戦い抜く琉球が連勝/桶谷HCにインサイドの強さの重要性を聞く🎙️

琉球がインサイドを制してビーコルを圧勝
第17節 1/11(SAT) 横浜国際プール
Game1
横浜BC 60-76 琉球
1Q 15-25
2Q 10-9
3Q 12-21
4Q 23-21

<琉球>
#14 岸本隆一 16得点 3AST
#53 アレックス・カーク 12得点 8Reb
#4 ヴィック・ロー 9得点 8Reb
#45 ジャック・クーリー 12Reb 8得点

<ビーコル>
#23 キング開 11得点
#30 須藤昂矢 9得点
#8 ゲイリー・クラーク 8得点 8Reb

岸本の連続得点とインサイドが強い琉球がリードして11-3と一気にイニシアチブを取る展開になる。リバウンドがリーグ屈指の琉球は、横浜のインサイドを圧倒して25-15とリードして1Q終える。2Q入っても琉球の流れは続き、それでも琉球も得点が伸びない時間があるが、横浜もなかなか決められない時間が長く、琉球はインサイドでロー、クーリーと得点を重ねて34-25とロースコアで琉球リードで折り返す。

横浜はアウトサイドでボールを動かしていくが、なかなか得点できず、ディフェンス踏ん張るもローとクーリーがしっかり得点していき、大事な場面で岸本がバスカンを決めてリードを広げて55-37で最終へ。スティールやディフェンスを奪ってオフェンスに回るが決め切れず、荒川の3ポイントなど琉球はチャンスをしっかり得点してリードをさらに広げて76-60で勝利する。

パワーで勝る琉球に速い展開で対抗したいができなかったことをビーコルのトゥオビHCにJbasketインタビューで聞くことができた。

「琉球さんはやっぱりフィジカルがものすごい強いチームで、 リーグでもトップを争うチームなので、その中で自分たちが1番考えなきゃいけないのは、自分たち対琉球さんではなくて、自分たちの戦い、個人個人の戦いでしっかり勝てるかどうか。 例えばルーズボール、フィフティフィフティボールしっかり取れるかどうかなどを、そういうところをしっかり集中して個人個人がそれを勝てばチームに勢いがついて、自分たちのやりたいことができると思っているので、そういうところをまず考えて、意識してそれを遂行しなきゃいけないし、それができれば本当に展開が変わると思います」。と応えてくれた。速さで対抗するために各選手のレベルと気持ちをあげていかないといけないことがチームの共有したものだった。それをGame2でしっかり修正して見せてくれた。

 

ダブルオーバータイムに持ち込む激闘へ
Game2
1/12 (SUN) 横浜国際プール4,556人
横浜BC 89-103 琉球
1Q 22-21
2Q 20-24
3Q 11-23
4Q 25-10
OT1 9-9
OT2 2-16

<琉球>
#4 ヴィック・ロー 24得点 7AST 9Reb
#12 ケヴェ・アルマ 20得点 10Reb
#45 ジャック・クーリー 17得点 11Reb
#34 小野寺祥太 14得点
#14 岸本隆一 12得点
#53 アレックス・カーク 11得点

<ビーコル>
#8 ゲイリー・クラーク 27得点 11Reb
#1 マイク・コッツァー 17得点 12Reb
#30 須藤昂矢 13得点
#18 森井健太 12得点
#15 キーファー・ラベナ 10得点

前日のGame1は終始琉球のペースで横浜が追い上げるも試合の流れが崩れることなく琉球が勝利した。そしてこのままでは終われない横浜のGame2。負傷したイングリスは欠場となり、厳しいインサイドとなったが、この日の横浜は前日と全く違う試合をホームで見せた。横浜は、ハードなディフェンスで琉球のリズムを壊したいところをうまく機能していい入りをする。それでも琉球は持ち前の強さを発揮して逆転していく。流れは琉球にいくかと思いきや、3Q終えて15点のビハインドとなるが意地を見せる。追いついて、オーバータイムに持ち込んだ。さらに決着がつかずに、ダブルオーバータイムまでいくが、2回目のオーバータイムではエース岸本が3ポイントを決め切って、その後琉球が一気に得点して引き離して横浜は追いつくことができずにタイムアップで琉球が横浜に勝利した。
前日と打って変わって激しい攻防を見せた横浜のトゥオビHCは、本当に悔しい気持ちでいっぱいとコメントして、やはりリバウンドに言及した。オフェンスリバウンドを12本取ったが、17本と取られすぎると勝てる試合も勝てないとインサイドでの強さが必要と強調した。

またリーグ前半を終わった琉球の成績は、23勝7敗と西地区トップで折り返した。
リバウンドリーグ1位、得点力リーグ3位と破壊力あるインサイドについて、桶谷大HCはJbasketインタビューに応えてくれた。

J:圧倒的なインサイドの強さを作り上げて、ロースコアや速い展開でも必ずペイントをしっかり強化されている考え方を教えて下さい

「それはもうやっぱりリバウンドで絶対負けないっていうところ、もうずっと口酸っぱくチームで言ってるところです。これはビッグマンたちがもちろんいってくれるっていうところですね。ただ、やっぱりこの2人、3人がかりで来た時にどれだけそこでボックスアウトやサンドイッチのリバウンドに行ってる時に、 フリーにしてもらってる選手たちがリバウンドを取れるかっていうとこがすごい重要になってくると思ってるんです。荒川がルーズボール取ったプレーなど、ああいうシーンがもっと出てくるように、もちろんね、タグアップするっていうところが大切なんですけど、タグアップしても取れなかったら意味がないんでね。やっぱりリバウンドを取りに行く意識っていうのはチームで持っていて、シュートが入らなかったから負けたっていうんじゃなくて、自分たちは元々シュートがめちゃくちゃ入るチームですかって言ったら、今シーズンやっぱり下から数えた方が早いわけで、そういうチームが勝っていくためには、こういうリバウンドだったり、ポゼッションゲームで勝つというところは重要になってくると思うんです。ここら辺はどんなチームが来て対策されたとしても、やっぱり意識を持ってやり続けたいなっていうのはあります」。

とコメントしてもらった。琉球がファイナルに行くことを当然のように作り上げてきたこのチームで、ハードワークするディフェンスに、協力なリバウンド陣を作り上げたの桶谷大HC。就任1年目でファイナル進出し、次のファイナルでは宇都宮に敗れたが、遂に千葉ジェッツを相手に連勝して悲願のBリーグ制覇を成し遂げた。そして昨シーズンでファイナルへ進み広島に敗れたが、今シーズンも桶谷大HCの考えは新しい選手も入ってくるが、しっかり考えが浸透している。西地区の後半戦も見逃せない。

 

 

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Jbasketライター

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