Bリーグ

【りそなグループB.LEAGUE FINALS 2024-25】宇都宮が琉球を撃破 3度目のチャンピオンへ/ジーコHC代行 比江島慎 ニュービル 田臥コメント🎙️遠藤 小川Jbasketインタビュー🎥

【りそなグループB.LEAGUE FINALS 2024-25】宇都宮が琉球を撃破 3度目のチャンピオンへ/ジーコHC代行 比江島慎 ニュービル 田臥コメント🎙️遠藤 小川Jbasketインタビュー🎥

今シーズンのBリーグチャンピオンは
宇都宮ブレックスが3シーズンぶり3度目のチャンピオンに輝いた

5月27日(TUE) 「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」GAME3が横浜アリーナにて行われ最高潮の熱気でアリーナは白熱して、宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスが対戦した。ファイナルシリーズは1勝1敗で迎えた決戦のGAME3、宇都宮が大激戦を制し、3シーズンぶり3度目の優勝を飾った。

FINALS GAME3
5/27(TUE) 横浜アリーナ 13,159人
宇都宮 73-71 琉球
1Q 11-18
2Q 17-22
3Q 16-11
4Q 29-20

逆転の比江島慎、ニュービルの3ポイントシュートが最後に炸裂

<宇都宮>
D.J・ニュービル 19得点 5アシスト
比江島慎 17得点 3アシスト
グラント・ジェレット 15得点 5リバウンド
ギャビン・エドワーズ 7得点 9リバウンド

<琉球>
ヴィック・ロー 16得点 13リバウンド
ケヴェ・アルマ リバウンド 15得点
松脇圭志 12得点(3P4/11)
脇真大 8得点 5アシスト 4リバウンド

この試合の鍵となる、ニュービルのペイントでの得点、琉球は小野寺の3ポイントでいい入りをする。GAME2の勢いをそのままGAME3でも流れを掴みたい琉球は、小野寺の得点からディフェンスでも比江島を止めて流れを作る。宇都宮はなかなかアウトサイドが決まらず、一方琉球はボールを動かしていいスペースを作って得点していき11-18と琉球リードで1Qをあっという間に終える。

オフェンスリバウンドにいく宇都宮はなかなか取れず、琉球はオフェンス、ディフェンスリバウンドと宇都宮を上回りリードする。その中で琉球はロー含めて得点を重ねて宇都宮は我慢の時間帯となる。鵤、高島、ニュービルとボールを動かして、3ポイントを決める宇都宮らしいプレイが前半終わり際にようやくでた。それでも琉球はディフェンスから仕掛けて畳み掛け、小野寺と松脇が前半で3ポイントを2本ずつ決めてアウトサイドの強みである宇都宮を上回って40-28と琉球がリードして折り返す。

後半に入って、3本だった前半の3ポイントをエドワーズ から決めて、離れた点差を得点はなくともひえじま中心にチーム全員で、泥臭いプレイでボールに食らいつき、なんとか打開しようとプレイを続ける。そしてジェレットが連続得点して一気に追い上げて一時は1点差まで追い上げる。

そして決戦の最終4Qでは7点を追いかける形となった宇都宮。泥臭くチームを牽引してきた比江島がようやく3ポイントを決め切った。アシストもでて、ニュービルと併せて、エース2人が今シーズンの象徴的と言えるシーンに入っていく。お互い一進一退の中で、ニュービルと比江島で逆転の3ポイントを沈めた。琉球も追い上げるが、リードを守りきった宇都宮が73対71で逆転勝ちをして、2勝1敗として3年ぶり3回目のリーグ優勝を果たした。

比江島は4Qだけで14得点を挙げるチームのエースとしての活躍を見せた。試合通してひたむきに勝利のためにプレイしていた両チームだったが、4Qで29点の猛攻を見せた宇都宮が最大得点差12点を最後にひっくり返して勝利した。

今年の2月にケビン・ブラスウェルHCが46歳の若さで急逝してからは、ケビンの写真をHCシートに掲げて共に戦ってきた。
その想いが叶って、ジーコとケビンは2人で日本一のHCとなった。
悲しいことが起きてしまったが、チームの日本一への想いは絶対に揺るがなかった。試合後はチーム一丸となってきたことを感じる表彰シーンを見ることができた。

 

 

 

GAME3 優勝決定後Jbasketインタビュー

ジーコ・コロネルHC代行
コートにて声を震わせながら優勝の想いを語った

「この優勝で感謝したい人はたくさんいるが、特にブラスウェルHCの2人の子どもたちに捧げたいです。あなたたちのお父さんはこのチームがスペシャルになれると本当に信じていた。この先の人生でいいことも悪いこともあると思うが、自分を信じることを忘れないでほしいです。
チーム全員が今、涙を浮かべていますが、シーズンの途中に葬儀に駆けつけて、リーダーが去るところをみんなで一緒に悲しんで涙を流して戦ってきました。こんなチームは他にないと思う」。

 

比江島慎 (宇都宮)
勝利を手繰り寄せた3ポイントシュート
「ケビンが後押ししてくれた」 「ジーコにも敬意を表したい」

「苦しい苦しい試合展開だったんですけど、それでも前半我慢して我慢して相手について行って、後半、正直なかなかいいリズムで行けない時もあったんですけど、自分も相当迷惑をかけていたこともありましたし、最後にチームを助けることができてよかったと思います。 それまで、僕のために色々とチームとしてサポートしてくれたことに感謝してます。チームの期待に応えることができ、相手のディフェンスが素晴らしかったのもあるんですけども、全員で勝ち取った優勝だと思います」。

またコロネルHC代表代行から 「比江島選手が前にやってくれると言った通り、4Qでの彼のパフォーマンスは本当に素晴らしかったと思います。だから自分たちは彼を”コービー”と呼んでいます」。

4Q フィールドゴール5/5 14得点について 「点差が点差だったので、自分が調子が悪いとか考えずに、ただただ、がむしゃらに、リングだけを見てアタックしようと切り替えらたので、、そのメンタルが第1戦からやってればチームを楽に勝たせられたかもしれないですけど、それまで自分のことを信じて使ってくれたジーコHCもそうですし、自分のためにスクリーンだったり、スペーシングを開けてくれる状況を作ってくれたチームメイト、ジーコのために、ケビンのために、と想い返しながらプレイをしました」。

 

D.J・ニュービル(宇都宮) FINAL賞&FINAL MVP受賞

「逆転シュートが決められた魔法のような時間だった」

逆転の3ポイントシュートについて
「試合で自分たちは苦しんでいて、劣勢な状況が続きましたが、コーチが自分を信頼してくれてボールを託してくれたので、シュートを決めることができて良かった。

あのシュートは、今までやってきたチームを象徴していると思うシュートでした。

お互いを信じ合って、一丸となってプレイするところが出たシーンだったと思います。チームが苦しい状況だったりと、点差をつけられて負けている状況からでも逆転することができた。そういう逆境を乗り越えてきたので、絶対に自分たちはできるとジーココーチは言ってくれていたので、それを信じてプレイしました。また、自分がでやってきたことも信じてシュートしました。あのシュートが決められた、魔法のような時間でした」。

 

 

遠藤祐亮(宇都宮)

「なかなか難しいですけど自信を持つこと、自信を持ち続けること」

「自分が任された仕事を100%できるように準備することを続けること」

ブレックスといえば強度高いディフェンスで、そしてオフェンスへと繋げていく。そのディフェンスの中心にいて、コーナーからも大事な場面で3ポイントを決め切るのが遠藤祐亮。

CSでは、遠藤、高島、小川で前から激しく当たっていくのを任されていた。3人で色々と話しながらやってきて、相手チームのリズムを崩せたことが沢山あり自信に繋がったと言う。この厳しいBリーグで3度チャンピオンに輝くことは素晴らしい偉業と言える。一つ一つの言葉に重みがあり、時に見せる笑顔も合わせてこちらに伝わってくる選手。

J:優勝おめでとうございます。3度目の優勝ですね。

J:練習生から3度の日本一というここにたどり着くことはすごいことですね

J:勝負を決める、勝ちへのこだわりとはどういうところですか

J:これから目指す人たちへのメッセージをお願いします

J:全国の遠藤ファン、バスケットファンへメッセージをお願いします

また長年共にブレックスで戦ってきた比江島慎選手のGAME3ついても話してくれた。

「前半得点がなかったですが、後半切り替えて打ち続けたこと。アシストも凄かったですけど、求められているのは得点だったところを決め切ってくれて、最終的には17得点でした。
CS入って悩んだところもあったと思いますが、チームメイト全員が打ち続けろと言っていて、1本目が入った時にレギュラーシーズンの3ポイントが止まらない感じと一緒だったので(笑顔)、大丈夫だと思いました。2本目のビッグショットは打った瞬間に決まると思いました。耐えてここで決めたのは本当に一流の選手だと思いました」。

 

小川敦也(宇都宮)  優勝決定後Jbasketインタビュー

小川敦也(宇都宮)

これまでのバスケット人生で優勝をしたことがないという小川は、今シーズン辛いことがあったので絶対優勝したいという想いで臨んできたという。優勝を決めた瞬間に涙となってその想いが溢れた。

“とにかくチームに貢献したい”

と言い続けてきた小川は今シーズンの全ての原動力だったという。プレイ面では3ポイント決めたらすぐにディフェンスをハードにいく、ディフェンスマインドを持って戦っていた。

またブレックスのファンブースターには、厳しい時間帯こそずっと声を出して後押ししてくれたことを本当に嬉しく感謝しているとコメントした。

また優勝瞬間後に比江島選手と「抱き合って、写真も撮れました」と憧れる選手とコートで優勝を分かち合うという素晴らしい出来事を笑顔で報告してくれた。

GAME1での大活躍した試合後にその比江島が小川についてこう語っている「 今では本当に欠かせない選手になっている。僕はこれが彼にとっての普通だと思っているので、引き続き頑張ってほしい」。ここから、ブレックス、代表での活躍する姿を見ることが多くのファンが期待している。

J:エース2人比江島選手とニュービル選手がいて、自身がハンドラーと3ポイントと役割を果たしましたが、イメージ通りでしたか

J:この経験は次なるステージでどう活かされますか

J:お父さんのプレイも見てきました。共に日本一ですね、すごいです!

J:小川選手にとってファンブースターとはどんな存在ですか

(※途中動画内で小川選手がフレームアウトしてしまうシーンがあります)

 

田臥勇太(宇都宮)

J:最後の田臥選手はコートではなく、祈っていたシーンでは

「はい、もう、祈っていました。あのシーンは、ケビンに祈っていました。もう、勝たしてくれってことだけでした」(笑顔)

「毎回毎回、目の前の試合だったりワンシーズンが大事であって、琉球さんは4年連続ファイナル進出、もう本当に凄い事だと思うし、こうやってファイナルへまた来てみて、この為にやってんだなっていうのも、改めて感じました。

だから最後に、最後までこうやって仲間と戦えたのは本当幸せです。まだ半分信じられないぐらいなんで。それぐらい本当に、すごい勝ち方だったので、はい。ちょっとしばらくはチームのみんなでちょっと優勝に浸りたい」。

田臥勇太は、高校時代に能代工で史上初の3年連続高校3冠を達成した特別な選手だ。
その後、NBAフェニックス・サンズで日本人初のNBA選手となり、2008年に宇都宮ブレックスに加入して、日本バスケットボール界で活躍して、盛り上げてきた。
2016年にBリーグがスタートして初代チャンピオンに輝いて、今シーズンで3度目のチャンピオンとなった。

 

表彰後には優勝したチームだけができるネットカットで選手やチームのこの1年の想いが表情に現れていた。

 

そして最後に、シャンパンファイトで今シーズン優勝を分かち合った。素晴らしい笑顔を魅せてくれた。

2024-25🏆宇都宮ブレックス シャンパンファイト🍾🍾🍾
2024-25🏆宇都宮ブレックス シャンパンファイト🍾🍾🍾
2024-25🏆宇都宮ブレックス シャンパンファイト🍾🍾🍾

 

 

 

 

 

Bリーグ
Jbasket

Jbasketライター

-バスケットボール 専門メディア

twitter : @jbasket_web
Instagram : @ jbasket_web