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【女子日本代表】今野紀花 ガードからフォワードまでこなす「できないことに挑戦する楽しさを感じながら、ここからも活動していきたい」ゲームメイクや得点に期待がかかる

【女子日本代表】今野紀花 ガードからフォワードまでこなす「できないことに挑戦する楽しさを感じながら、ここからも活動していきたい」ゲームメイクや得点に期待がかかる

「ガードになった時は、本当に大事なポジションなので責任を持って楽しみながら、しっかりコートでできるように、自分の中の頭を整理しながらアジャストしていきたい」

7月2日に女子日本代表の公開練習が行われた。女子日本代表は7月3.4日と有明アリーナでデンマークと国際試合2連戦に臨む。アジアカップに向けて最終調整に入っていく。メンバー12名もこの2試合で決めるとゲインズHCはコメントした。その中で、大学ではアメリカ名門のルイビル大学でプレーして日本に戻り、デンソーに所属して昨シーズンプレーした今野紀花。持ち前のポテンシャルがこの代表チームでは活きてくる。シュート、得点、ハンドラーとしてポイントガードからフォワードまでこなすマルチなプレーヤーとして、ゲインズJAPANに必要不可欠な選手となっている。

この日の公開練習では、奥山理々嘉(SF/180cm/25歳/トヨタ紡織)と2人で練習を重ねていた。2人で集中して練習していたことについて、
今野は「ディフェンスの部分なんですけど、口頭でコンセプトの説明をされた時に、こうイメージがあった方がわかりやすかったので、自分たちでその練習が終わった後に、サイドピックの時はこういうディフェンスでっていうのを確認して、ちょっと体で覚えるようにしました」。

さらにゲインズHCのディフェンスを遂行する上で、「自分がそのディフェンスがすごい得意な選手ではなくてデンソーでの去年1年間も自分では、ディフェンスのIQだったりが成長したなって思ってたくらいです。点数がそんなに大得意ではないので(笑顔)、今回のコーリーのバスケットで、世界と戦うにあたって、いろんな手を持つ、色んなパターンも多いですし、練習でやってることが必ずフォーメーションで相手がやってくれるわけじゃないので、自分がゲームの中でもアジャストできるように体で覚えていかないとなっていうところで、今は一生懸命整理しながら練習してます」

とポジションアップしても今野はさらに上のレベルに挑戦しているが、すでにチームにアジャストしていると感じられる。

J:ポジションをアップした中で、状況判断は一瞬だと思うんですけど、そこはもう慣れましたか、またどんなところを戦ってたりしてますか

「そうですね。やっぱりガードは目まぐるしく状況が変わる中で、何のコールをしたらいいかとか、どこにパスをしたらいいかとか、今テンポをあげた方がいいとか、いろんなことを考えなきゃいけないんだなって改めてやってみて感じてます。でも1人でやってるわけじゃないので、同じガードの人を見ながらとか、こういうタイミングで声を出してるとか見ながら、ちょっと自分もアジャストしてるところはあるので、自分もまだまだ勉強中っていう感じです。難しいです」。

J:日本代表の核となるところをされてますが、どのようなモチベーションなのか教えてください

「ポジションレスとは言いつつもガードになった時は、やっぱり本当に大事なポジションだと思うので、責任を持ってというか、楽しみながらですけど、しっかりやることはコートでできるように、頭を整理しながらしっかりアジャストしていきたいですし、あとはもう2、3番になった時はアグレッシブに、本当に楽しんでプレイしたいなと思います(笑顔)」。

新しいポジションを日本代表でこなしていることについて

「ほんとに最近は情報量も多くて、結構ディフェンスのシステムも複雑な部分もあります。やっぱり1番ポジション、2番ポジションをやる上で、自分が一緒に出てる選手によって、同じコートの中でも自分がプッシュしたら1番に入ればいいし、他の選手がプッシュしたら2番に入ればいいしっていう、コートの中でもポジションが変わっていく時もあるので、本当にそれは自分にとって難しくて、頭の中でもスイッチしなきゃいけないところもあるので、自分にとってこれはある意味挑戦ですね。でも楽しんでやれてるかなって思います」。

J:遂にA代表でのプレーですが充実されてますか

「そうですね。ほんとに毎日新しい挑戦ばかりで、本当に今このメンバーが本当好きです。先輩から後輩、いろんな世代の人たちが集まってやってる今の環境がすごい充実してると思うので、難しいことも多いんですけど、本当に自分がこれをできるようになったらどんな選手になるんだろうっていうところをモチベーションに、できないことをこう喜ぶじゃないけど、できないことに挑戦する楽しさを感じながら、ここからも活動していけたらなって思ってます」。

笑顔の中に強さが伝わってくる。
この2試合でさらに進化したプレーを魅せてくれるに違いない。

 

三井不動産カップ2025 (東京大会)
バスケットボール女子日本代表国際試合

日本(9位) 🇯🇵 vs 🇩🇰デンマーク(55位)
FIBAランキング2025年2月9日現在
@ 有明アリーナ
GAME 1
2025年7月3日(木) TIPOFF 19:00(予定)
GAME 2
2025年7月4日(金) TIPOFF 19:00(予定)

放送・配信
BSフジ182ch、CSフジテレビNEXTにて放送
バスケットLIVE、FODライブ配信

大会HP
https://akatsukijapan-women-2025.japanbasketball.jp/

参加メンバー15名
⁡髙田 真希(PF / 185cm /35歳 / デンソー)
渡嘉敷 来夢(C / 193cm / 34歳 / アイシン)
宮澤 夕貴(PF / 183cm / 32歳 / 富士通)
川井 麻衣(PG / 171cm / 29歳 / デンソー)
赤木 里帆(SG/PG / 167cm / 26歳 / 富士通)
栗林 未和(C / 188cm / 26歳 / 東京羽田)
馬瓜 ステファニー(SF / 182cm / 26歳 / CASADEMONT ZARAGOZA)
オコエ 桃仁花(PF / 183cm / 26歳 / ENEOS)
藤本 愛瑚(SG/SF / 179cm / 25歳 / ENEOS)
奥山 理々嘉(SF / 180cm / 25歳 / トヨタ紡織)
今野 紀花(SG / 179cm / 25歳 / デンソー)
星 杏璃(SG / 171cm / 25歳 / ENEOS)
東藤 なな子(SG/PG /175cm /24歳 /トヨタ紡織)
薮 未奈海(SF/SG / 178cm / 20歳 /デンソー)
田中 こころ(PG / 172cm / 19歳 / ENEOS)

 

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