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【大学オータムリーグ】東海大は日体大との接戦を制す 轟琉維・西部秀馬 Jbasketインタビュー🎙️/早稲田大が首位キープ

【大学オータムリーグ】東海大は日体大との接戦を制す 轟琉維・西部秀馬 Jbasketインタビュー🎙️/早稲田大が首位キープ

「1勝の重み」がひしひしと伝わる今年のオータムリーグ。首位を走るのは安定感ある戦いを見せる早稲田大。しかしその背後には、東海大・日体大・日大ら強豪校が差を詰めようと死闘を繰り広げている。連日、代々木や各会場で繰り広げられる激戦は、学生バスケの未来を感じさせる熱気に包まれている。
そんな中で行われた東海大と日体大の一戦は、リーグ順位を大きく左右する注目カードとなった。

オータムリーグ
順位表(9月28日終了時点)
1.早稲田大学 10勝1敗/勝率 .909/得点1023/失点850/得失点差 +173
2.東海大学 8勝3敗/勝率 .727/得点842/失点710/得失点差 +132
3.日本大学 7勝4敗/勝率 .636/得点731/失点762/得失点差 -31
4.日本体育大学 7勝4敗/勝率 .636/得点853/失点771/得失点差 +82
5.白鷗大学 6勝5敗/勝率 .545/得点821/失点797/得失点差 +24
6.明治大学 6勝5敗/勝率 .545/得点709/失点741/得失点差 -32
7.筑波大学 5勝6敗/勝率 .455/得点716/失点757/得失点差 -41
8.青山学院大学 5勝6敗/勝率 .455/得点766/失点792/得失点差 -26
9.大東文化大学 5勝6敗/勝率 .455/得点773/失点759/得失点差 +14
10.中央大学 4勝7敗/勝率 .364/得点740/失点776/得失点差 -36
11.神奈川大学 3勝8敗/勝率 .273/得点702/失点792/得失点差 -90
12.専修大学 0勝11敗/勝率 .000/得点712/失点881/得失点差 -169

 

ゲームレポート
9月27日@代々木第二体育館
日体大 68-72 東海大
1Q 12-17
2Q 22-17
3Q 19-19
4Q 15-19

<東海大>
#2 轟 琉維 5得点・7リバウンド・4アシスト
#60 佐藤 友 16得点・6リバウンド
#77 直井 隼也 10得点・4リバウンド
#4 中川 知定真 9得点
#12 十返 翔里 7得点・8リバウンド
#16 赤間 賢人 7得点・5リバウンド

<日体大>
#7 西部 秀馬 16得点
#1 コネ ボウゴウジィ ディット ハメード 15得点・17リバウンド
#41 石川 響太郎 9得点(3P 3/7)
#21 月岡 熙 5得点・5アシスト

終盤に轟・十返・佐藤が連続得点、東海大が勝負を決める

東海大は佐藤、十返を起点とするオフェンスを展開し、ディフェンス面でも日体大の勢いに乗せないようにプレッシャーを与え続けた。
対する日体大も月岡のゲームメイクを軸に、西部が連続3ポイントを決めて前半は同点で折り返す。

後半は一進一退の攻防が続く中、日体大の石川や西部、コネの得点でリードを掴みかけたが、4Q残り1分弱で東海大の十返、轟、佐藤が連続得点。激戦を制したのは東海大だった。

試合後コメント

轟 琉維 (東海大)
「日体さんはオフェンスのチームで、ウチはディフェンスのチーム。今回は60点以内に抑えるつもりでした。ディフェンスに再度フォーカスできた結果が今日の勝利に繋がったと思います」

J:前半終了時は同点でした。ハーフタイムではどんな話を?

轟:「失点は多かったですが、自分たちのやってきたことは間違っていない。残り20分間、自分たちのバスケットをやり通せば結果はついてくると、気合を入れ直しました」

J:4Q残り1分弱で決め切りましたね。さらに相手のTO後にも3ポイントを狙いました

轟:「3Qまで何もできていなかったので迷惑をかけたくない気持ちが強く、決め切れてホッとしました。3ポイントは入らなかったですが、自分で決めてやろうという思いが強かったです。明日は入ることを願います(笑)」

 

西部 秀馬 (日体大)
「課題の見つかった試合になりました。この1週間でやってきたことは出せましたが、後半は油断から詰めが甘くなった部分があり、それが逆転された敗因だと思います」

J:2Q途中に連続3ポイントを決めましたね

西部:「正直点数は見ていなくて、自分のところに回ってきたら決め切る気持ちでプレイしていました。その結果、点もついてきました。でも後半にもっといいリズムで入れればさらに良かったと思います」

J:一番出場時間が多いですが、意識していることは?

西部:「もっと自分がボールを持って得点し、チームを引っ張ることが大事だと思います」

J:東海大には高校の後輩・佐藤選手がいましたね

西部:「ゆうとはよく試合しますし、マッチアップもしてくるので負けたくない気持ちがあります。あいつが頑張っている姿を見ると自分ももっと頑張ろうと思うし、先輩としてガツンと言いたい部分もあります(笑)」

 

ここから見どころ
東海大の粘り強さと勝負どころでの集中力は、学生バスケの醍醐味を示すものだった。早稲田大が首位を守る中で、追いかけるチームがどこまで迫れるか。リーグ後半戦に向けて、オータムリーグはさらに激しさを増し、1試合ごとに選手たちの成長と勝利への強い想いが浮き彫りになっていく。

✍️ 文:小玉慶二郎
📸 Photo:竹内遥

 

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