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【Bリーグ】横浜BCがGame1で琉球を51点に抑え完全勝利 河村勇輝「僕が出来る事はDFを頑張る事とペイントアタックをし続ける事だと思っている」

【Bリーグ】横浜BCがGame1で琉球を51点に抑え完全勝利 河村勇輝「僕が出来る事はDFを頑張る事とペイントアタックをし続ける事だと思っている」

Game1まで、15勝11敗で中地区2位につけている横浜ビー・コルセアーズと西地区で20勝6敗で3位につけている琉球ゴールデンキングスと対戦は2/15に沖縄アリーナで行われる天皇杯準決勝の対戦カードにもなっているので注目カードになった。横浜BCの勝利で16勝11敗で中地区首位の川崎が敗れたため、勝敗が並んで直接対決で2位に、琉球は20勝7敗で西地区3位につけている。

1/7(土)横浜国際プール
横浜ビー・コルセアーズ 67-51 琉球ゴールデンキングス
1Q 18-10
2Q 16-15
3Q 17-18
4Q 16-8

<横浜BC>
#10 チャールズ・ジャクソン 19得点 11Reb
#5 河村勇輝 13得点 11AST
#15 テビン・オリバー 13得点 6STL

<琉球>
#7 アレン・ダーラム 14得点
#45 ジャック・クーリー 11得点 13Reb

リーグ屈指のリバウンドを誇る琉球にインサイドでの気迫が横浜はこのゲームでは素晴らしい踏ん張り、ハッスルを見せていた。横浜はリバウンドからブレイクで速い展開で河村からジャクソンでファウルをもらう。オリバーがペイントにアタック、キング開のスリーポイントでインサイド、アウトサイドからいい流れで得点していい入りをする。琉球は、すぐさま今村のスリーポイント、クーリーのインサイドの得点で両チーム得点していく。ここで河村からジャクソンとロールして得点と欲しい時にしっかり取っていく。横浜はボールムーブもよくシュートも打ち切って18-10で1Q終える。

シュートが中々決まっていない琉球は、今村などドライブから打開して得点も増やしていけるか、一方横浜は外角からどんどん決めていく。琉球はリズムがつかめない時間が続き、横浜は変わらずリバウンドからプッシュしてスペースに入っていき得点して24-12とダブルスコアにする。
そしてとうとう松崎がBリーグ初のコートインして、会場は盛り上がる。この日は得点に至らなかったが、河村と同時に出場して落ち着いてプレーをしていた。ここからチームのルールなど理解して臨んでいくのが楽しみになる。

琉球は今村、岸本がスリーポイントを決めていき流れを変えたいところ、ディフェンスから立て直してダーラムのインサイドで2ポゼッションまで追いつく。速い展開からお互いディフェンスしていき、横浜が返していき、34-25で横浜リードで折り返す。

後半の入りは、河村からジャクソンへのインサイドでの得点、キング開のペイントアタックで得点と横浜の強いバスケットで点差を広げていく。琉球もインサイドから得点を取りに行くが中々得点できず我慢の時間が続く。横浜はアウトサイド、インサイドと得点してリードを広げる。
琉球はダーラムの1対1で連続でペイントアタックして得点して流れを変えていき、河村からフリッピンがスティールして得点と追い上げムードになるが、河村がすぐに入れ返し流れを渡さない熱い展開になる。ロースコアのゲームは1つのプレーが大きなポイントとなる。琉球は松脇のスリーポイントで8点差にして最終へ。

琉球はダーラム、ダンカンがインサイドで得点して2ポゼッションに再び追い上げる。ここで流れを持って行かれたくない横浜はスティールからジャクソンがブレイクで走ってダンクを決めて流れを渡さない。ここでようやく打ち続けた河村がスリーポイント決める。横浜はスティールをチームで増やして琉球の勢いを消していく。ゲーム終盤に河村が3連続得点でラッシュして、ドライブからアタックと2桁得点差、11点差にする。その後も河村を起点にリードをしっかり守り琉球にGame1を勝利した。

 

試合後コメント

青木HC(横浜BC)
J: 琉球にカムバックさせないゲーム、どんな準備をされましたか。

「カムバックされない為にはディフェンスの終わり方だと思っているので、どう終わるかで特にセカンドチャンスをどうやって終わるかが重要だった。後、琉球さんがアタックを強調してきた所とピック&ロールのアングルを少し変えながら、少しそこを最後追いつかれずタフショットを打たせてリバウンドを取るように強調して選手たちに伝えました」

J: 今シーズン試合を終える毎にいい雰囲気で良いチームになってると思うのですが

「本当に素晴らしい選手たちだと思います。このチームにいれば自分の仕事があるという状況を作ってこのチームで自分が主役、ドラマの主人公になれるという、そんなチーム作りを心掛けているので、自分の仕事場を遂行すればチームの一員として戦っている気持ちにはなってきてる。それが勝つ事によってストーリーが出来上がってきている。明日更にタフな試合になると思うけど、これを続けていく事です」

 

河村勇輝 (横浜BC)
J: 琉球をロースコアに抑え常にアタックし続ける思いは

「自分のシュートタッチが上手く合ってない現状があって、その中で相手の嫌がる事は僕がペイントアタックして兎に角、それが脅威で嫌がる事だと思っているので、僕の外からのシュートはフリーではあるんですが、それをOKとしているチームが多いので、この1試合兎に角ペイントタッチをして周りの選手たちもシュートタッチが合ってきて得点を取って勝てるゲームが増えてきてるのでチームメイトを信頼しながら、僕が出来る事はディフェンスを頑張る事とペイントアタックをし続ける事だと思う。後は最後のクロージングでシュートを決め切れると直良しと思う。相手の嫌がることを率先してやっていこうと思う。

J: 松崎選手と同じコートに立った感想は

「本当に凄く嬉しかったですね。高校の時から一緒に凌ぎを削ってきたチームメイトですし、また大学一緒で、嬉しい事も悔しい事も彼とともに歩んできた人生なのでまたこうやって大きなカテゴリーで、彼と一緒にコートに立てる瞬間は感動した。この大切な試合に一緒にコートに立った事は僕としては感じるものはありました。」

 

桶谷HC(琉球)
「前半、トランジションでイニシアチブを取られた。オフェンスは終始、前半は良いシュート打ってるけど入らない、後半はターンオーバー、最後一桁で粘ってたけど河村くんのとこで、自分達がもう少し我慢出来たらと思う。自分達に流れがきていたら違う展開になった今、チームとして同じ方向をむいてバスケットをしてるのは間違いなく横浜さんだと思った。そこは解決してキングスとして戦っていきたい」

J: 今の話でロースコアの中でどう感じて展開させようと戦ってきましたか

「基本的にトランジションでの点を取られたくなかった。あとリバンウンド途中で取られていたからセカンドチャンスを取られない事。オフェンスはどのプレイよりオープンになってる所もあったけど決めきれなかった。ポストのミスマッチも攻めたけどファウルも貰えなくなってピックの所も3連続ターンオーバーで、やろうと試していた事が全部上手くいかなかった。もう一つやれば良かったのは、ポスト入れて1on1じゃなくて、もう一つ展開があれば良かったので明日また確認してやっていきたいと思う。」

 

今村佳太(琉球)
J: 難しい試合の中メインでプレーしてシュート、スペーシングなど意識した事は

「自分は今、キングスのメインハンドラーでやっているので得点もそうですけどクリエイトする事がメインで、自分がアタックしている時はディフェンスもかなりシュリンクしてゴール下に集まるのでそこでキックアウトする事はいい形はいい形で自分達のやりたいバスケットで、シュートは入らなかったけど、今日はそこで根気強くやり続けられたら良かったんですけど、集中が切れたことで相手に流れを渡してしまった事が要因だと思います。」

J: 1年を通してこういう試合もあると思うのですがロースコアの中どう意識してやってますか

「反省にはなると思うのですが、チャンスをクリエイトする事に固執してしまって自分の得点をもう少し狙って打開できるところがあったと思う。そうすればチームも少し落ち着いたのかもしれない、そこは反省点です。明日カムバックします。」

 

岸本隆一(琉球)
J: 琉球のダイナミックなOFが出来なかった中、PGとしてどうコントロールしようとしてましたか

「インサイドで立て続けに得点出来なくてボール動かして相手のディフェンスを動かせたいと思っていました。ピック&ロールを使わせるところで2回目、3回目で自分がハンドラーになって、崩しに行くってところがあっても良かった。自分自身、試合中にイメージ出来てなかった、人任せにしてた所があるので明日は自分自身責任をもってやれたらいいなと思っています。」

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