昨シーズンチャンピオンのブレックスはホームでGame1をFE名古屋と対戦して勝利して3連勝を飾っている、Game2も勝利して後半いいスタートを切り、現在16勝16敗と勝率5割に戻して後半戦に挑んでいく。一方今シーズン開幕から勝利を重ねてきて現在18勝14敗と西地区で5位につけているFE名古屋は宇都宮に2連敗を喫したが、ここから修正してどう成長を遂げていくかになる。
1/22(日)ブレックスアリーナ Game2
宇都宮 67-62 FE名古屋
1Q 21-13
2Q 10-17
3Q 17-9
4Q 19-23
<宇都宮>
#42 アイザック・フォトゥ 15得点
#9 遠藤祐亮 11得点
#6 比江島慎 12得点
#40 ジョシュ・スコット 10得点 15Reb
<FE名古屋>
#14 ジョナサン・ウィリアムズ 13得点 17Reb
#3 エヴァンス・ルーク 12得点
#21 笹山貴哉 11得点
FE名古屋のディフェンスの強度は入りから高くインサイドから特点していく。宇都宮は復帰して好調の比江島のスリーポイントから入る。FE名古屋はインサイドから得点していくが、連続で比江島のスリーポイント、そしてブレイクでスコットがバスカンでリードと宇都宮がゲームを作っていく。また特別指定選手として10ゲームほど出場している高島がコートインして、この試合を通していいプレーを出していく。ポストに入れてフォトゥがしっかり得点、コーナーからピックを仕掛けてスペースが空けば比江島がジャンパーとリズムよく得点して流れを掴む宇都宮。
FE名古屋はシュートがタフショットになってしまい得点が止まってしまう。それでもウィリアムズのスリーポイントでついていく。また高島もコートがよく見えてインサイドにアシストも出し21-13宇都宮がリードの1Q。
2Q、FE名古屋はディフェンスから立て直して宇都宮のポイントを止めてブレイクを出していき、オフェンスリバウンドもハッスルして連続得点と追いついていく。ピックからフリーを作る笹山の連続スリーポイントで逆転するFE名古屋。その後はお互い中々得点が決まらずロースコアで31-30宇都宮リードで前半を折り返す。
後半の入りは、遠藤のドライブからバックシュート、ジャンパーで先行して比江島が得点と6-0で宇都宮がいい入りをする。FE名古屋は1対1のディフェンスからスイッチもスムーズに行かずにここで引き離されると厳しい展開という状況から、前半にゲームを作ってきた石川、笹山がコートに入るが、シュートが決まらずリズムをうまく作れず我慢の時間が続く。その間に、高島とスコットでハイローからバスカンと2桁得点差にする。このまま一気に引き離されると厳しくなるFE名古屋は、ディフェンスからブレイクなど出してこのクォーターで1桁得点7点差までカムバックする。結果48-39で最終へ。
4Q、6点差から高島がスティールしてそのままリングへと連続で得点流れを断ち切る働きをする。ここでエヴァンスがスリーポイントを決めて2ポゼッション差にするが、ジェレットのバスカンでリードを縮めさせない。
終盤に粘りを見せるFE名古屋はミスマッチを作ってインサイドでフォウルを貰いエヴァンスがフリースロー決めて2点差に詰める。前半好ゲームをしてきた力を見せカムバックする。得点してリードを広げる宇都宮だが、フリーを作ってエヴァンスがスリーポイントを決めてまた2点差にする。
拮抗した展開から1分を切っての攻防はリバウンド、ルーズボールと激しく、残り30秒4点差で宇都宮リードから、ファウルゲームにいくFE名古屋、エヴァンスが得点とファウルゲームが続く。最後まで40分間戦うFE名古屋だったが、宇都宮がリードをしっかり守り勝利して、4連勝を飾った。
佐々宜央 HC(宇都宮)
J: 後半連勝で強さや手応えはどう感じてますか
「もう少し自由にやっていく、トランジッションのとこでも仙台戦の時から意識が出始めてよくなる感じがチームにも出てきましたね。気持ちの軽さ、アグレッシブさが出てきたので、セイジ、荒谷も良さが出てきてる手応えはあります。ただこれから相手が対応してきてうちもどうやっていくのか。成長はしてきてるので繰り返しやっていきたい」
J:頂点目指して後半の選手の起用法を
「マコトも遠藤もそんなにたくさんの時間出てないですけと、30分の所をいくかいかないかで、コンディションを考えながら抑えていければと思ってます。マコトは結構気を使ってます笑。他のチームでも40分近く出てる選手多くいますが、本人達とも話しながら上手くやりながらで、状況によっては遠藤とかセイジとか疲労が溜まってるのは確かなので、リカバリーを大事にしてます」
遠藤祐亮(宇都宮)
「昨日に引き続き入りも凄くよかったです。相手の3Pを抑えていたんですけど、入り出してから相手のリズムになってしまいましたが、後半はしっかり守れて、最後も競り勝てていい勝ち方が出来たと思います。DFでは相手はビッグラインナップでサイズの差をみんなでカバーし合いながらとRebが強いので飛び込んでくるのをチーム全員でやった結果出来たので自分たちのスタイルをこれから築いて、OFで上手くいかないときにDFで締めてやっていきたい。」
鵤誠司(宇都宮)
「昨日と違って難しいゲームになりました。Rebも負けていたので苦しめられましたけど、勝ち切れたのは収穫になりました。チームで今ペースを上げていこうしていて、僕だけではなくみんなでやっていく中で、今日は点が67点だったのでもう少し伸ばしていきたいです。自身のルーズボールダイブはチームとしてそれで勝ってきた所もあるので、全員でやっていくべきだと思ってやってます。」
川辺泰三HC( FE名古屋)
J:カムバックありましたが後僅かな所を教えて下さい
「本当に当たり前の事の徹底なんですけど、シューターの所をアンダーしない、ダイブに対してタグバックするとか細かい所で遠藤選手から2本3P決められたり、比江島選手へのDF、トランジッションDFでしっかり戻る。チームでやる事、用意したゲームプランでしっかりシュートまで持って行けたのかという40分間の積み重ねの所だと思います。ブレックスさんは5点分僕たちよりしっかり出来たと思います。チームとしてどう成長していくのか、徹底していくのかを追求していきたい。」
J:今後のチームは
「前半戦は18勝12敗で昇格としては良かったですけど、チームビルドにフォーカス出来た。後半戦はどのチームもそうなってくるので、質がより問われてくる中でB1とB2で違うので、ランダルがいなくて起点のない所でOFである程度選手が出来る事の気づきがあったのでよかったです」
エヴァンス・ルーク( FE名古屋)
J:自身のチームでの役割やプレーを教えてください
「僕のマインドセットは、チームに何が出来るかを理解した上で徹底してやる事がチームの為になると思ってるんです。今日だけじゃなくいつも試合に向けて毎試合やってます。特に昨日、今日のリフレクションがあって、ブレックスがいいDFをしてくるのがわかってましたので、スペーシングなど自分が出来る事を徹底してやりました。」
J:どんな後半戦にしていきますか
「ここから先で、千葉などいいチームと対戦になっていくのでこのゲームから何を学んだのかなど、いつも次の試合に向けて学んでいき、ちゃんと自分達のモノにしていきたいですね。」