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【Bリーグ】河村勇輝が横浜BC退団NBAへ挑戦「NBAのコートに立つためにまずキャンプでしっかりと結果を残すこと」「いい報告ができるように頑張る」八村塁からのアドバイスとは

【Bリーグ】河村勇輝が横浜BC退団NBAへ挑戦「NBAのコートに立つためにまずキャンプでしっかりと結果を残すこと」「いい報告ができるように頑張る」

横浜ビー・コルセアーズは9月3日に河村勇輝のNBA挑戦を応援するイベント、出港式を横浜BUNTAIで開催された。
河村はNBAメンフィス・グリズリーズとの「エグジビット10」契約に合意、9月に渡米し契約締結後トレーニングキャンプを経て、10月に開幕するNBA2024‐25シーズンでの本契約を目指すことになる。この日をもって河村勇輝が横浜ビー・コルセアーズを退団となる、この最後の出港式には、4478人のファンブースターが集結した。

出港式は2部制で行われ、第1部では河村とビーコルのキング開、松崎、森井キャプテンの3ポイント対決、ダンクコンテスト、1om1なとで盛り上げた。第2部では河村のビーコルでの4年間のメモリアル映像やラッシ・トゥオビHCからの花束とメッセージ、山田謙治ACからのパスでラストシュートをして、最後の挨拶を終えると、背番号5のユニフォームを脱いだ。会場にいるファンブースターで埋め尽くされた二階席の隅々まで出向き最後の挨拶をした。

これで河村はビーコルを退団となり、今月に渡米してNBAでのツーウエー契約、そして本契約を目標に挑戦することになる。

 

 

イベント後
Jbasketインタビュー

J:これまで、たくさんの言葉を直接聞かせてもらい、たくさんのシーンを思い出しますが横浜BCへ来てから振り返って心がジーンと熱くなったことを教えてください

「そうですね、自分が入った時は、 特別指定選手で入った1年目、2年目はなかなか勝つことの方が難しいっていう状況で、プロで1勝することの難しさを痛感した2シーズンでした。その中で3シーズン目、 横浜ビー・コルズアーズとして初めての天皇杯ベスト4、そしてチャンピオンシップ出場は、 すごく僕にとって印象深いというか、一生の宝物の思い出です。

また、昨年は優勝を目標に設定できたということは、僕が入った1、2年目では考えられないことで、もちろん悔しい結果になってしまったんですけど“優勝”と言葉にしてそこへ向けて戦えるメンバー、 その目標に向かって戦えたっていうことは本当にすごくいい思い出です。

あと、やっぱり1年目がすごい思い出に残ってるのが、横浜国際プールで川崎ブレイブサンダーズさんと試合をした時に、 会場のほとんどが川崎ブレイブサンダースのファンの皆さんだったんですよね。。国際プールが僕が見た中で、全部赤く染まっちゃってて、 (国際プールが)ホームなのかなっていうぐらい川崎のファンの皆さんが熱かったですね。でも2年目、3年目になっていくにつれて、ホームが本当に青く染まっていく姿 っていうのを見て、横浜BCのチームが徐々に成長していってるんだなっていうのを、 その結果だけではなくて、そういったところからも感じられたっていうのは、すごくいい思い出ではあります」。

今後の課題について

「ゲームコントロール の部分はもちろんフランス戦の部分もそうでしたし、やっぱり40分間終えるまでしっかりとポイントガードがゲームをコントロールするために冷静でいなければならない。また、3ポイントの確率はパリオリンピックだけで言えば40パーセントを超えるいい結果を残すことができたと思うんですけど、それ以外のツーポイントの部分であったりとか、 最終のフィードゴールのパーセンテージだけを見れば、少し物足りない部分はあったかなって思うので、 3ポイント以外の、自分がドライブを仕掛けた後のフィニッシュだったりとか、そういった選択肢の幅みたいなところはもっと磨か磨かなければいけないと思います」。

八村塁からの具体的なアドバイスについて

「八村塁選手からは、NBAでプレーするためには常にポイントガードが、 コントロールしないといけない、そのコントロールの仕方は、常にコミュニケーション取って、どれだけ先輩であっても、どれだけスーパースターであっても、 やってないことがあればしっかりと注意してやらせなければいけない、それはもうオリンピックの前に、塁さんが ”それは俺にも言わないといけないんだよ” と言葉をかけていただいて、ポイントガードとして常にコートにいるメンバーをコントロールしなければならない。
また、日本とは違って言語の壁もありますけど、しっかりと信頼を得て、また英語の勉強もしっかりとして、綿密に濃厚なコミュニケーションが取れるように、僕自身も証明して信頼を得れるように頑張りたいなと思います」。

ファンブースターの存在とは

「ファン、ブースターさんがいなければ、僕たちはこのようにバスケットができないというか、ファンの皆さんが試合を見に来てくれて成り立ってる職業でもあります。また常に応援して、 現地まで応援に駆けつけてくださるファん、また画面越し応援してくださるファンもいる中で、そういった方々の力を手に僕もアメリカで戦っていきたいなと思いますし、そのパワーを必ずそのチャンスを必ず掴み取って、そのファンの皆様にいいご報告ができるように頑張りたいなと思っています」。

NBA挑戦について

「まずはNBAのコートに立つこと。そのコートに立つためにはツーウェイ契約であったり本契約を取る。まずはツーウェイ契約してコートに立つことができれば、またその立った時の景色はまた違ってくると思いますし、立った後に、次は本契約、またその次はクラッチタイムだったりとかコンスタントに試合に出れるようになるとか、そういった目標がそのコートに立った瞬間広がってくると思うので、まずはコートに立つために、ツーウェイ契約を勝ち取るために、まずはキャンプでしっかりと結果を残すこと。またそこで難しいようであればGリーグでしっかりと証明して、 自分のいる立場をしっかり把握しながら、全力でプレーしていければいいなと思います」。

 

キャリア

PG/172cm/ 2001年5月2日生まれ/ 山口県出身

福岡第一高校/ 東海大学中退

2019-20 三遠ネオフェニックス(特別指定選手)
2020-22 横浜ビー・コルセアーズ(特別指定選手)
2022-24 横浜ビー・コルセアーズ

🇯🇵日本代表
2022年
・FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選(Window3~5)男子日本代表
・FIBAアジアカップ2022 男子日本代表

2023年
・FIBA バスケットボールワールドカップ2023 男子日本代表
2024年
・FIBAアジアカップ2025予選 Window1 男子日本代表
パリ2024オリンピック 男子日本代表

受賞歴
2019-20
・新人賞ベストファイブ

2022-23
・第98回天皇杯ベスト5
・レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)
・レギュラーシーズンベスト5
・新人賞
・リーダーズ(B1)アシスト王
・ココロ、たぎる。賞
・レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ選手賞(MIP)

2023-24
・リーダーズ(B1)アシスト王
・レギュラーシーズンベスト5

 

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Jbasketライター

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