激しい東地区首位決戦は宇都宮が群馬に勝利。両者の気持ちが全面に出る激しい試合
いよいよリーグ終盤戦へ
宇都宮は勝利したことで東地区優勝マジックを15とした。
第24節 3/12(WED) オープンハウスアリーナ太田 5,335人
群馬 77-83 宇都宮
1Q 19-23
2Q 23-29
3Q 13-11
4Q 22-20
<宇都宮>
#25 ニュービル 22得点 8AST
#42 アイザック・フォトゥ 18得点 8Reb
#34 グラント・ジェレット 11得点 8Reb 4AST
#6 比江島慎 10得点 5AST
群馬>
#32 ヨハネス・ティーマン 23得点 11Reb
#4 トレイ・ジョーンズ 22得点 8AST
#1 コー・フリッピン 12得点 4AST
#0 藤井祐眞 7得点
第24節、群馬ブレインサンダーズはホームにて、東地区1位の宇都宮ブレックスとの戦い。先週の渋谷戦に続き悔しい敗戦となった。前半から宇都宮に走られ、一気に2桁得点差をつけられたが、後半4Qには巻き返すまでの勢いで立ち見が出たホームアリーナも大声援で揺れるほど、だが最後は宇都宮が77-83と逃げ切った試合となった。
試合後、ミリングHC(群馬)にこの連敗に関して、この試合で勝ちきれなかった僅差を聞くと、ミリングHCは「60試合とシーズンはとても長いので、その中で先週の渋谷戦が10点以上の差が開いて負けた初めての試合だと思いますが、そういったことも連敗することも長いシーズンの中ではあります。その中でチームで、みんながひとつになって、今まで作り上げてきたケミストリーを崩さないで、今の自分たちのままでプレーできるように、ひとつのページでプレーできるように、ということを選手には日々伝えているので、そういったところを意識してプレーしてほしいと期待しています」。と終盤に向けて語ってくれた。
藤井祐眞「僕らが成長するためにはいいはい負けにできるように、この負けを無駄にしっかり負けから学んでチャンピオンシップの時にチームが1番いい状態に持っていけるように本当にしていきたい。” 群馬一丸” 本当に一丸となったチームで戦っていきたいと思ってます」
この試合で注目していたのは群馬の勝利を牽引しているエース藤井祐眞だ。この日は、記念となる800本となる3ポイントを達成した。後半に入ると群馬に流れをもたらせた1本だ。その瞬間、藤井は吠えてガッツポーズも出る。勝負どころで必ずチームを助けてきたのが3ポイントだ。だが、バイウイーク明けからの藤井はシュートタッチに悩んでいた。先週の渋谷戦では2得点だった。次週は東地区3位にいる千葉ジェッツとの戦い。背中を追いかけられるチームとしても、大事な場面を任されるシューターとしても、ここから5月のCSへ向けた場面には藤井の勝負強さは必ず必要となる、この試合がこれからチームとして、自身として、どのように感じているのか試合後にインタビューに応えてくれた。
藤井「先週の渋谷戦に続いて今回も負けてしまったけれども、今回は前半点数が離れた状態からしっかリカバーができた。逆転するまでに至らなかったんですけど、どっちに流れがくるのかわかんないところまで行けたのは、しっかり先週から成長したのかなっていう風には思ってます。それでも負けは負けなんで、しっかり勝ち切るチームにならなければなと思ってます」。
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J:3ポイント個人通算800本目おめでとうございます!吠えているように見えました
「いやいやいや(笑顔)。展開的にちょうど4点、5点差ぐらいにするスリーでした。相手のトランジションミスからフリーで打てて決めたんですけども、こっちの勢いに乗るようなシュートだったんで、800本目というよりかは、このゲームの大事な1本っていう意味でのガッツポーズが出ました、そうですね(笑顔)」。
J:800本目と、ここまで積み重ねてきましたね
「本当にバイウィーク明けから本当にシュート入ってないんで、本当に10%ぐらい、10%もいってないのかな。それぐらいしか本当に入ってなかったので、本当にそこはチームに迷惑かけてると思いますし、これだけチームに出させてもらって、シュートもチームがしっかり作ってくれたり、いいスクリーンかけてくれたりとしている中でのシュートなので、ちゃんと決めなきゃいけないなって思ってるので、800本は、本当に嬉しいですけど、だから最近全然決めきれてないので、そこはもっと決めなきゃなと本当に思ってます」。
J:今日はバックアップで出て、しっかり流れを変えて返していきましたが、スターターとバックアップ出てどんなことを感じてプレーしていますか
「まずは自分のこうプレーをするのは大事ですけど、ラインナップによって、ケーレブ(ターズスキー)とJT(ヨハネス・ティーマン)が一緒に出てる時はやっぱりサイズもありますし、インサイドアウトサイドも取れる時が多いので、インサイド活かしたプレーであったり、トレイ(ジョーンズ)が出てある時は、トレイの強みをしっかり生かせるようにというのは意識しながらやってます。それでもボールが止まってたり、人も止まってたり、本当に最後は苦し苦しくなってピックを使って、あまりセパレーションできずにタフショットを打って終わるっていうポジションもやっぱりあるので、そこはもうちょっとクリエイトをしないといけないなっていうのは思ってます。
スタートで出た時でも、控えで出た時でも同じようにできなきゃいけないなと、なんて言うんですかね、、そのラインナップ見ながら、自分たちのチームの出てる5人の特徴をしっかり把握して、その時の5人の強みをしっかり生かせるようにしていかなきゃっていうのを意識してます」。
J:ここから終盤に向けて強度も全てが上がっていく中でプレー面やチームメイトとの会話などどのように構築していくのか教えてください
「試合に出る前だったりで、カイル(ミリング)コーチがが言ったことに対して、出てる5人でちゃんと一体感出してやらなきゃいけないので、そこは強く言ってますね。最初のプレイであったり、最初のディフェンスであったり、この試合でやることや言われたことに対しては、教えるタイミングやそういう声かけも大事にやっています」。
J:たくさんの経験をしてきて、ここからどんなプレイでチームを勝利へどう見せいくのか教えてください
「チームとしてこの宇都宮戦の負けも、1つの経験だと思いますし、シーズン60試合の中で、やっぱり色々なことがやっぱ起こると思うんですよね。本当にいい時もあれば、悪い時もあるし、それをチームでしっかり乗り越えられるかどうか。
今日も終わってからロッカーで話し合いとかしましたけど、練習の雰囲気であったり、この試合に臨むみんなの姿勢だったり、そういうところをチームとしてさらにまとまっていけば、今日のこの負けも、僕らが成長するためにはいいはい負けにできるように、はい。この負けからしっかり学べるように。先週の負けもそうですけど、この負けを無駄にしないこともこれから本当に大切だと思います。
そこはしっかり負けから学んで行ってチャンピオンシップの時に、チームが1番いい状態に持っていけるように本当にしていきたい。” 群馬一丸” と掲げてますけど、本当に一丸となったチームで戦っていきたいと思ってます」。