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【Bリーグ】EASLチャンピオンとなった広島は茨城を接戦から勝利してシーズン終盤へ向かう/朝山正悟HC 寺嶋良試合後Jbasketインタビュー

【Bリーグ】EASLチャンピオンとなった広島は茨城を接戦から勝利してシーズン終盤へ向かう/朝山正悟HC 寺嶋良試合後Jbasketインタビュー

広島の凱旋試合は8日間で4試合目となりコンディションが心配される中で、茨城戦でエバンスが26得点でチームを牽引し広島が接戦を制す 

来週19日(WED)の大阪戦は残り19試合となり、昨シーズン終盤に怒涛の快進撃で優勝まで上り詰めましたチャンピオンチーム広島はどんな試合を魅せてくれるか。

3/12 (WED) 第24節 アダストリアみとアリーナ
茨城 84-86 広島
1Q 27-23
2Q 18-16
3Q 19-26
4Q 20-21

<広島>
ドウェイン・エバンス 26得点4AST
ケリー・ブラックシアー・ジュニア 12得点 13Reb
ニック・メイヨ 11得点 6Reb
山崎稜 9得点(3P3/5)

<茨城>
エリック・ジェイコブセン 15得点 11Reb
平尾充庸 15得点
ロバート・フランクス 12得点 7Reb
駒沢颯 12得点

EASL優勝という功績を引っ提げてリーグ戦に臨む広島を、茨城がホームに迎えてのナイトゲーム。お互いがペイントアタックと3ポイントともに効果的に決まり、終始一進一退の攻防が続く。ジェイコブセンがペイントアタックをしっかり決めて、さらにバスケットカウントで3点プレイとし茨城がリードする。広島は、ブラックシアー、メイヨなどのペイントアタックで追いかけるが点差は縮まらない。
オフィシャルタイムアウト明けには、広島が中村拓人のスティールから山崎が得意の3ポイントで縮めるが、茨城がすぐに平尾の3ポイントで引き離すなど、茨城が点を縮められても突き放すを繰り返し、粘りのバスケットを展開して6点のリードを保った状態で後半へ。

後半は、一転して広島のペースが続く。序盤から、エバンスと中村拓人のアタックなどで5-0のランをし、一気に点差を縮めた。茨城も何とか再び点差を広げようとするが、その後エバンスが一気に5得点して広島が逆転する。その後もエバンスを中心に広島が試合を優位に進める。一度は茨城が再逆転するも最後はメイヨがオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスを沈めて広島が逆転して最終クォーターへ。最後まで息の詰まる接戦となり、両チームの点差は広がらずワンポゼッション差での戦いが続く。広島2点リードで迎えた残り1分で、茨城は中村功平が相手陣地でスティールすると、そのまま自陣までボールを運びジェイコブセンへラストパスして、バスケットカウントの1点も確実に決めて逆転に成功するも、広島はここでも慌てることなくしっかりボールをつなぎ、最後はフリーとなった山崎が3ポイントを沈めてリードし、追いつかれるも最後は残り8秒でエバンスがウィニングショットとなった2ポイントを決めて、そのままタイムアップ。過密スケジュールの中、全員バスケでEASLチャンピオンの意地をみせた広島が茨城に競り勝った。

 

 

試合後Jbasketインタビュー

朝山正悟HC(広島)
「非常にタフなゲームとなりました。前半は少し受け手となってしまったが、それでも我慢しながら後半は、自分たちがやらなければいけないことにしっかり立ち返って、やることが出来た結果、勝つことが出来て良かったです」。

J:今回のEASLで本来の広島の力を見せてくれました。トーナメントで勝ち切る強さを教えてください

「トーナメントに限らず、自分たちは毎試合ちゃんとした準備をして臨んでいるつもりなので、EASLだけに限ったわけではないです。EASLも最後の2試合だけでの勝負ではなく、ずっと流れがあってのあの舞台だったので、特別に対策をしたというよりは、ずっとチームとしても個人個人としても成長していけたことが最後に繋がりました。もちろん、一発勝負なので調子がいい選手や上がってきた選手の判断をして、コートに立たせるところで選手やコーチングスタッフがしっかりやってくれたことで、最終的には自分が調子のいい選手を送り出していく感じでやっていました」。

J:チーム一丸となって、最後は若手でクロージングしたところは今シーズン戦ってきた朝山HCのバスケットだと見えましたが、ここから中堅から若手とどんなバスケットを見せてくれますか

「うちのチームは若い選手が多いので、そういった中で前半はずっと怪我人が多い中で、誰一人言い訳をすることなくしっかり向き合ってきたことがようやく形に繋がってきたことは間違いなくあると思ってます。そういったところは、しっかりと今後も自分たちが向き合わなければいけないことであるし、若い選手が多い中で波が大きいと思うがそういうところも踏まえて、経験のある選手もいるのでそういうところと融合できるように、とにかく会話をしていくことが一番大事かと思うので、しっかりやっていきたいと思います」。

 

寺嶋良(広島)

J:EASLで、今シーズン入ってトーナメントでの優勝でしたが、どんな気持ちで戦い抜きましたか

「チームとしては、レギュラーシーズンに何も残せておらず厳しい状況に立たされており、どこかでEASLが大きなきっかけになればと思い強い気持ちで臨みました」。

J:また、EASLチャンピオンとして今日の試合はどのように臨み、またEASLチャンピオンとして何か特別な気持ちはありましたか

「タフなスケジュールの中、チームとして苦しい環境でしたが、どうにかして1勝をもぎ取ろうという強い気持ちで臨んだのでしっかり勝利に繋げられてよかったです。とくにこれまでと変わらずに、EASLの勢いをこっちに繋げてきました」。

J:チームとしてはまだ負けが先行していますが、まだまだここからの巻き返しについてどのように考えていますか

「自分も含めて、若いメンバーがチームとして底上げが出来ており、成長しているので、チーム力で勝っていけたらいいと思ってます。エースがいても、その選手が調子が悪いと負けてしまうというチームではなく、全員で戦っていくというチームでやっていきたいと思ってます」。

ドウェイン・エバンス

「タフな試合だった。出だしはエナジーが足りず、前半は良くない流れで進んでしまった。しかし、後半はエナジーを持ってプレーすることができたと思う。個人としてもアグレッシブにプレーでき、チームの勝利に貢献できて良かった」。

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