CS枠の争いが架橋になる終盤、4/16(水)第32節 ららアリーナ東京ベイにて、リーグ屈指の人気カード 宇都宮ブレックス戦に、エースの渡邊雄太が復帰、千葉ジェッツのホームコートへ帰ってきた。
渡邊雄太は、3月19日(水) 第25節 群馬クレインサンダーズ戦にて負傷し、左腓腹筋筋損傷し、全治3〜4週と診断されていたのが、約1ヶ月前。その間も千葉ジェッツは怪我人に泣かされ、キャプテン富樫勇樹を欠き苦しいチーム事情となっていた。
渡邊雄太は、ここ2試合メンバー登録はされていたが、試合には出場しておらず、宇都宮の戦は、アップからジャージ姿で走り込む練習をしていたので遂に復帰かと期待していた。富樫と西村が怪我で欠場となるなか、新人のポイントガードの瀬川が初のスターターで試合が始まる。
アップテンポの序盤1Q途中から渡邊雄太がコートに復帰した。アリーナの歓声は一際大きく渡邊雄太の存在は、やはり別格だと思い知る。
現在の千葉Jはもう1人のエースでゲームをコントロールする富樫勇樹がBリーグ9年目で初めて怪我によりチームから離脱。CSに向けてファン、ブースターと共に戦っている最中に渡邊雄太が戻って来たことは大きい。初のスターターの瀬川琉久が堂々とチームを牽引し、チーム全員で戦う。後半に入り、渡邊雄太を中心に逆転して、3Qの終わりに、スミスのブザービーターで同点。ベンチにいた富樫勇樹も立ち上がり、笑顔でコートまで選手たちを迎えた。そして4Qに入ると、そのまま勢いで、原のスリーで逆転する。原に続き田代のスリーもあり、千葉のディフェンスは宇都宮のニュービル、比江島慎をおさえ苦しめた。そして、東地区1位が既に決まっている宇都宮を８５-７９で撃破した。
4/16(WED) 第32節
ららアリーナ東京ベイ
千葉J 85-79 宇都宮
1Q 21-19
2Q 10-21
3Q 28-19
4Q 26-20
#1 渡邊雄太 20分出場 13得点 5リバウンド 1アシスト
現在東地区1位決定の宇都宮が43勝10敗、2位に千葉ジェッツ35-18、3位群馬クレインサンダーズ34-19と大接戦となっている。ワイルドカード２枠争いは、1位シーホース三河34-19、2位群馬クレインサンダーズ34-19、3位名古屋ダイヤモンドドルフィンズ30-23、4位サンロッカーズ渋谷28-25と最後までわからない状況で次節4/19.20に突入する。
試合後にコートに復帰した渡邊雄太に聞くことができた。まずは試合を振り返って
「レギュラーシーズンも残り少なくなってきて、自分たちは本当にもう負けれない状態がずっと続いてるんで、今日の勝ちは本当にすごく大きいと思いますし、勇樹がいない中でこういう勝ち方ができたっていうのはすごく自分たちの自信に繋がると思います。
もちろん、宇都宮さんはもう地区の1位も決まってますし、モチベーションっていうところでは自分たちの方が当然あった中で、今日勝ったから自分たちの方が強いとは思わないですが、それでもやはりああいう本当に強いチーム相手に逆転して勝てたっていうのは、すごく大きいかなという風に思います」。
大事な宇都宮との試合を勝ち抜いた安堵感も感じることができた。
Jbasketインタビュー
J：今シーズン2回目怪我からの復帰で、チームも全員で戦っていて、今までもアメリカで逆光を戦い抜いてきたからこそ、怪我の間どう感じて見ていましたか
渡邊雄太
「まず最初の質問に関しては、バスケ選手にとって怪我で出れないっていうのはやっぱり何よりも本当に辛いですし、リハビリの期間っていうのも本当に大変ではあるんですけど、今日本当に久々にコートに戻れて、ゲームとしても本当にいいゲームでしたし、やっぱ自分も復帰戦にしては悪くない動きができたんじゃないかなっていうところで、本当に楽しんで今日はバスケットすることができたんで、そこは良かったなっていうところです」。
日本代表の中心選手として今まで2人が牽引してきたことは言うまでもないが、今シーズン同じリーグで対戦することは日本バスケファンの楽しみになっている。怪我あけだったが、2人がコートに立ち、会話するそんなことをみんな待っていたことは間違いない。試合中での2人の絡みを聞くこともできた。
J：4Q最後の比江島慎選手のフリースローの時に、比江島選手の足を触ったり話していましたが、どんなおまじないなのか、エンターテイメントなのか教えてください
フル動画と上記の質問はJbasketAND1にて公開してます
強い千葉ジェッツを知っているファンブースターには厳しい時間を強いられてきている中で、渡邊雄太の復帰によってまたひとつチームがまとまり、東地区1位宇都宮に勝利したことは、本当に率直に最高な気持ちに違いない。CS出場、トーナメントのどこに入るのかが注目されていくことになるが、強い千葉ジェッツの戦い方が出たことはシーズン残りの数試合でどんなチームの力を発揮していくか楽しみになる。
試合後2人の笑顔がみれ、そして、“ルーキーの渡邊雄太”の勝利のジェッツ締めでファン、ブースターは今シーズン、最高のホーム戦をみることが出来た。
