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【Bリーグ・NBA】B.LEAGUE UNITEDがNBAサマーリーグ2025出場チームと練習試合 GAME3ナゲッツ戦 GAME4トレイルブレイザーズ戦/水野HC、今村佳太、中村拓人⁡コメント🎙️

【Bリーグ・NBA】B.LEAGUE UNITEDがNBAサマーリーグ2025出場チームと練習試合 GAME3ナゲッツ戦 GAME4トレイルブレイザーズ戦/水野HC、今村佳太、中村拓人⁡コメント🎙️

B.LEAGUEの若手を中心とした選抜チーム「B.LEAGUE UNITED」(Bリーグユナイテッド)がアメリカのネバダ州ラスベガスでNBAサマーリーグに参加する4チームと戦った。現地では、NBAでドラフトされたばかりの選手や、将来NBA入りが期待される若手選手らが参加する「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」(NBAサマーリーグ)に出場するチームとの練習試合をした。これは素晴らしい企画でNBAやNBAに挑戦するレベルの選手と試合での経験は、今後の日本やBリーグに影響を与えていくに違いない。

今村はその手応えを語る

「初日のラプターズの強烈な強度を体験できたのはありがたかった。それがあったから、今日ここまでできた。日本に帰ったら、僕自身が一番レイジーにならずに、ラプターズの強度やコミュニケーション、一体感を学んで目指さなきゃいけない。この感覚をなくさないように、その意識を強くもって、一番自分が自分に厳しく。これまでのスタンダードが低かったと思わされたので、自分がまず自分でそのスタンダードを上げてチームに見せようと思う」と語る今村のコメントの端々、言葉ひとつからも熱が伝わってくる。

Bリーグは2030年までにNBA選手を5人輩出することを計画に掲げている。その一環として国際的な競技環境を経験することでリーグ全体の競技力向上を目指している。

6月28日(土)29日(日)には、群馬オープンハウスアリーナ太田にてBリーグユナイテッドvs NBL SELECT(オーストラリアリーグ)と戦い、アメリカでは、ラプターズ 、ロケッツ 、ナゲッツ、トレイルブレイザーズと4試合戦うことができた。第1回目に参加した選手には、今後Bリーグが開幕してからも注目していきたいと強く思う大会となった。


GAME3 デンバー・ナゲッツ戦
⁡B.LEAGUE UNITEDアメリカ遠征第3戦はデンバー・ナゲッツとの対戦。スターターは#5中村拓人選手(群馬)、#12今村佳太選手(名古屋D)、#20トロイ・マーフィージュニア選手(SR渋谷)、#25ヴィンセント・エドワーズ選手、#35ドノバン・スミス。今村が3P5/9でトータル17得点でチームハイとなる。

GAME4 vsポートランド・トレイルブレイザーズ
⁡アメリカ遠征4戦目、最終戦はポートランド・トレイルブレイザーズ。#5中村拓人選手(群馬)、#25ヴィンセント・エドワーズ選手はコンディション不良のため欠場B.LEAGUE UNITEDは中心選手を欠き、ロスター9人の苦しい戦いとなった。この日の試合は8分×4Qの形式で行われた。

GAME3後コメント🎙️
水野HC
「最初の2クラブはフルコートでハイプレッシャーをかけてくるチームだったので、フィジカル強度に慣れてきた。デンバーはフルコートで来るチームではなかったので、戦いやすく接戦にできた。やはり腕の長さや懐の深さで、いつもの感覚なら通るパスが通らなかったりしてターンオーバーがすごく多くなった。ターンオーバー22個から33点取られてしまっている。それが減らせればもっと失点も抑えられた。選手も慣れてきて、これまで以上に積極的にプレーするようになった。負けて正直悔しい、だけどその気持ちになれる土俵に来られたのは成長の証なので、ポジティブに捉えたい。今回のチャレンジの中で選手たちが得た経験や気づきを日本の自分のクラブに帰ってどう還元してくれるかが楽しみ。自分もすごく楽しんでいる。ここではミスする前提でチャレンジすることで成長を得ようというスタンスでやっているので、自分にとっても大きな挑戦で、すごく良い学びになっている。」

#5中村拓人
「これまでの試合の反省点をアジャストできて良い試合ができた。最初はこっちの強度に少しびっくりしてしまった部分があったが、そこに慣れてきた。サマーリーグのブルズ戦を見に行ったときに、相手が僕らの初戦をやったラプターズだったので、それを見て本当にすごい経験をさせてもらってるなと実感しました。本当に貴重な機会なので、これを無駄にしないようにしたい。この日本では感じられないインテンシティを日本に帰ったときにチームに還元したい。」

#12今村佳太
「(最後のプレーについて)みんなに怒られました(笑)。でもみんなが集中して良い強度で戦えた。初日のラプターズの強烈な強度を体験できたのはありがたかった。それがあったから、今日ここまでできた。日本に帰ったら、僕自身が一番レイジーにならずに、ラプターズの強度やコミュニケーション、一体感を学んで目指さなきゃいけない。この感覚をなくさないように、その意識を強くもって、一番自分が自分に厳しく。これまでのスタンダードが低かったと思わされたので、自分がまず自分でそのスタンダードを上げてチームに見せようと思う。そのマインドの部分がすごく変わった。ほぼ全Bリーグの選手がそうだと思うが、いざ海外に出るとその“スタンダード”は低いはず。甘んじてる部分が絶対にあるので、そこに気付かされたし、そういうのを感じることができないと、このリーグは世界2位を目指すと言ってるけど、全く及んでいない。(自分のような)ある程度リーグで経験のある選手も、その意識をもってリーグのスタンダードを上げて、下の子たちに示していかないといけない。河村選手や馬場選手のような人たちに僕は勝っていかなきゃいけない、国内だけでやっていても強くなれないと思った。すごく意識を変えさせられた経験になった。常にうまくなりたいと思っているので、また来年もしあれば求めていきたいし、また次につなげていきたい。」


B.LEAGUE UNITED アメリカ遠征メンバー

#5 中村拓人 (PG/24歳/184cm/群馬)
#6 加藤嵩都(PG/25歳/178cm/名古屋D)
#10 細川一輝(SG/27歳/187cm/群馬)
#12 今村佳太(SG・SF/29歳/191cm/名古屋D)
#14 淺野ケニー(SF/22歳/198cm/群馬)
#20 トロイ・マーフィージュニア(SG・SF/22歳/193cm/SR渋谷)
#24 トビンマーカス海舟(PF/198cm/24歳/-)
#25 ヴィンセント・エドワーズ(SF・PF/29歳/203cm/-)
#30 ジョニビウス・スミス(C/24歳/206cm/-)
#33 アリンゼ・チドム(PF・C/28歳/206cm/-)

 


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