名古屋ダイヤモンドドルフィンズは第31節 3月12、13日にホームのドルフィンズアリーナで越谷アルファーズと対戦して、名古屋Dは連勝してCS出場に向けてチームは4連勝となった。名古屋Dは現在CS出場に向けて、ワイルドカード枠獲得へギリギリのところで争っている。残り8試合でゲーム差「4」としており最後の最後までわからない状況にある。今節にはポイントガードの斎藤拓実が1カ月ぶりに復帰したこともチームには大きい。齋藤は12日約12分出場して10得点2アシスト、13日は約10分で3得点7アシストを記録してチームの勝利に貢献してチームに欠かせないことを証明した。13日で、もうひとつ大きな盛り上がりを見せたのは、今シーズン限りで現役を引退を発表している中務敏宏が今シーズン初の3ポイントを決めたこと。またユース特別育成枠の若野瑛太、小川莞大も得点してドルフィンズアリーナの盛り上がりは最高潮となった。
名古屋Dは、現在29勝23敗で中地区、三遠、A東京、三河に次いで4位に位置している。またワイルドカード争いにの勝敗は、三河34-18、群馬33-19、そして名古屋D29-23となっている。
その名古屋Dの中心選手として、エースとして、チームを牽引しているのが今村佳太だ。今村は、日本屈指のハンドラーに加えて3ポイントを決めるシューターでもある。Bリーグで琉球を日本一に導く勝負強さを持ち、チームから何を求められているか、何ができるかを常に考えて強いハートで試合に挑んでいる。オフェンスで得点を取り、ディフェンスで相手のエースを止めることで自信をつけてきた。今シーズン琉球から大型移籍で名古屋Dにきた今村は、開幕から怪我に苦しんだが、やはり今村の勝負強さ、考え方は名古屋Dには必要だ。その今村にここから最終局面でどう想い、どう戦うのかを聞けた。
Jbasketインタビュー
J:ここのところずっと今村選手は視野広く、チームメイトの動きもよく見えていて、スペーシングや攻めるところをしっかりわかってプレイしているように感じてます
「ここ最近特にですけど、自分にくるマークマンのところでは結構激しくプレッシャーかけてきたりとか、あとはよくピックアンドロールだったりを使う場面も多いんですけど、その場面で、とにかく自分の方からボール離させるようなディフェンスが多くあるんですけど、自分の中で2人も引きつけたらすぐパスをして、そこからもうアドバンテージができてるいるんですね。
その辺のプレーの余裕っていうのは少しずつ出てきてるかなと思いますし、仰ってくださった通り、システムの中でどこがオープンになってるとか、どこにアドバンテージがあるかっていうのは、すごくより戦術の理解もそうですし、コートを俯瞰して見れてる場面が多いかなと思うので、そこはやっぱり対戦相手に限らず一貫してやっていかなきゃいけないのかなと思いますし、できてる部分でもあるかなと思ってます」。
J:ここからシーズン最終局面に入っていく中で、CSに向けて難しい位置にいますが、琉球で勝ち抜いてきた考え方をみんなと共有しているのか、名古屋Dで新たな想いでみんなと共有しているのですか
J:ここからファンブースターにどんな今村佳太を魅せてくれますか
フル動画と上記質問はJbasketAND1にて公開してます

また、試合後にこのチームを率いているショーン•デニスHCに名古屋Dの戦い方、想いも聞くことができた。
「よく言う1試合1試合を大事にしていくっていうのを1番やってるんですけど、シーズももちろんだけど、今はそれ以上に大事な時期になってきてます。さらに自分たちのシステムを信じてやっていかなきゃいけない。今日も試合前のビデオセッションでもポジティブなこと、うまくいって成功してるっていうところに集中して、これをやり続けようっていう話しをしています」。
デニスHCがつくりあげた速いバスケットを最後8試合どう観せてくれますかと聞いたところ
「「BE US!GO BEYOND!」
(Dolphins PRIDEを胸に ‟ドルフィンズらしく” ‟更なる高みへ” )
もうそれをやり続けるしかないですね。そういうポリシーを強調して、これをやり続ける。やり続けるんですよ。あげていくっていう気持ちで進んでいくつもりです。残念ながら今のうちは、自分たちで上がっていけるわけではないんですけど、でも決まるまではやれることは全てやり続けるしかない。
ファンが応援し続けてくれると、うちは戦い続ける。そこは絶対やり続けます。
今年は何回か裏切ったっていうか、うまくやれなかったこともありますので、これはもう本当に全てのためにやってます。それがうちの文化の1つで、それが表されてるのが、うちの試合の後は普通だったら早く帰りたいとか、混雑を避けるのに早く帰るっていうのがあるんですけど、今は、選手のインタビューの時でも聞いてくれてファンプースターは残ってくれている。今までそういう経験はなかったですね。そういうことは本当に素晴らしいなって思います。今まで40年、プロのバスケと関わってきたんですけど、ここに来て初めてそうなりました。
CSでもなんでもない、普通のレギュラーシーズンの試合にファンがそこまで臨んでくれる、ほんとにもう初めてです。40年携わっていると見えないかもしれないですけど(笑顔)」と締め括った。
デニスHCが作り上げてきた速い展開の面白いバスケットだけではなく、名古屋に密着してカルチャーを作りあげてきたことが伺える。昨シーズン地区優勝して、今シーズンはリーグ制覇を掲げてきたが、怪我人があったり思うように進まなかったが、最後の最後まで熱く戦い抜くことを徹底する。リーグ制覇に向けて1試合1試合取り組む理由がわかる。残り8試合をファンブースターと共に戦う、名古屋Dに注目していきたい。
キャリア
SG/SF
#30
191 cm / 92 kg
1996年1月25日生まれ
新潟県出身
新潟経営大学
2017-20 新潟アルビレックスBB
2020-24 琉球ゴールデンキングス
2024- 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
日本代表🇯🇵
2014 男子U-18日本代表
2017 男子U-24日本代表候補
2018 男子日本代表
2021 男子日本代表候補
2022 男子日本代表