第25節 3/19(WED)
(松江市総合体育館、4370人)
島根70 -71名古屋D
1Q 18-15
2Q 26-19
3Q 16-17
4Q 10-20
名古屋D: 今村佳太 21得点
島根: ニック・ケイ 20得点
ジェームズ・マイケル・マカドゥ 16リバウンド
2025年3月19日、松江市総合体育館で行われた第25節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は島根スサノオマジックを71-70で下し、見事な逆転勝利を収めた。これにより、鬼門となっていた敵地での水曜ナイトゲームを制した。
名古屋は、12日に負傷した司令塔・齋藤拓実(29)を欠いた状況で苦しむも、後半の粘り強いディフェンスと、今村佳太(29)の活躍が光った。第3クォーター終了時点で9点差をつけられた名古屋は、坂本聖芽(25)の守備から流れを引き寄せ、勝負どころで今村佳太(29)が連続3点シュートに成功し、最後まで1点差を守り劇的な勝利を収めた。
この試合で、今村は苦しい時こそ声を出し、積極的にハドルを組み、手をたたいて仲間を鼓舞をする。これまでずっと続けてきた今村の姿勢が、島根戦で実を結んだ。
一方、島根は後半の4Qに失速が響いた。前半では、ニック・ケイが攻守で存在感を示し、20得点を挙げる活躍でチームを牽引。また、ジェームズ・マイケル・マカドゥもリバウンドで奮闘し、16リバウンドを記録するなど、島根はリードを保ち続けていた。しかし、名古屋の守備が後半に強化されると、島根はそのペースに圧倒される形となった。
第3Qが終了した時点で、島根は9点リードを維持していたが、名古屋の強固なディフェンスに苦しみ、次第に得点が減少。特に第4Qに入ると、名古屋の守りが一層厳しくなり、島根は1得点につめ寄られる。名古屋の守備が島根の攻撃を遮断し、パスカットやターンオーバーを誘発。ターンオーバー数で並んだものの、後半のミスが命取りとなり、名古屋に流れを完全に奪われた。
攻撃面では、島根はケイがフリースローを着実に決め、一定の反撃を試みたが、名古屋の粘り強い守備に防がれ、得点が伸び悩んだ。4Q残り5分で今村に逆転されると、島根は最後まで追い上げを見せたが、フリースローが入らず1点差で惜敗となった。
今村佳太(名古屋D)21得点
僕たちは厳しい戦いが続く中で、我慢強く闘うことを掲げてきましたが、ここにきてようやく形になってきた感触があります。個人的には自分が何かしらきっかけを作り出し、チームを勝利に導きたいとずっと思い続け てきました。今日の試合ではそれが比較的結果 に繋がった実感ができたので良かったと思って います。
自分達はここから、勝ちながら成長していかな ければいけない。それが自分達が1番大事にし なければいけないことです。
1試合で劇的に変わることはないかもしれませ んが、今日はこの先の自分たちが変わるきっか けになるような試合ができたと思います。そういう試合を続けていくことが、自分たちの 求めているものに繋がると思っています。そしてそこでは、自分が1番頑張らなければいけないと思っています。
また、今日の試合では、起点となる拓実(#2 齋藤選手)がいない、苦しい状態ではありまし たが、そのような想定もして練習をしてきてい ます。こういうことを乗り越えてこそ、チーム が成長するとも思います。確かに継続してやり続けることも大事、でもチ ャンスは待ってくれるわけじゃない。自分から 取りにいく気持ちを持って次節に挑みたいと思 います。
ドルファミの皆さま、本日もアウェーゲームに も関わらず沢山の応援をありがとうございまし た。皆様のおかげで勝利ができたと感じています。
名古屋の皆さんと共に戦えるチームでありたい と思っています。名古屋の皆さんを巻き込ん で、全員で勝利を目指して頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
今村佳太 試合後 Jbasket インタビュー動画🎥
【ショーン・デニスHC】
選手達はとてもよくやってくれたと思っていま す。
ポゼッションポイントも前半は7-20で負けて いた所を、後半は22-10で相手を上回ることが できた部分が、前半と後半の流れの差だと思い ます。特に後半は、徹底したディフェンスで安 藤選手を抑えられたことがよかったです。
第3Q終了の時点で9点差で負けていたけれ ど、どの選手も下を向かずに声を掛け合い、まだやれるという表情に満ち溢れていました。選手のたちのことを本当に誇り高く思っていま す。
前半を踏まえて、ハーフタイムではディフェン スをもっと徹底すること、オフェンスはもっと 賢く挑むことを話しました。後半のディフェン スは素晴らしかったと思います。ターンオーバ 一、決め切るべき所でのミスがあったにせよ、 最終的には得点力で凌駕できました。
我々はCSの夢を絶対諦めないし、まだシーズ ンは長いのでこのまま戦い続けたいと思いま す。ドルファミの皆さま、引き続き応援よろし くお願いいたします。
トレント・アダム ACコメント
本日の試合はアップダウンがあり、前半は名古屋のバスケをうまく封じ込めましたが、3Qで名古屋の強度が上がり、ターンオーバーが増えて流れを失いました。4Qでもオフェンスで良い流れを作れず、それが敗因だと考えています。
島根はホームでの敗戦となった。順位争いは、琉球とのゲーム差が2に広がり、西地区2位の座は維持したものの、これからの試合での立て直しが求められる。次戦は、アウェーでサンロッカーズ渋谷との対戦となる。