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第87回皇后杯全日本選手権2020優勝は、ENEOSが大黒柱不在のなか、14点差を巻き返して8連覇の偉業を達成

第87回皇后杯全日本選手権2020優勝は、ENEOSが大黒柱不在のなか、14点差を巻き返して8連覇の偉業を達成

2020.12.20

国立代々木第二体育館

ENEOSサンフラワーズ 87 – 80 トヨタ自動車アンテロープス
1Q 18- 27
2Q 23 -20
3Q 23-16
4Q 23-17

優勝 ENEOSサンフラワーズ(8年連続25回目)
準優勝 トヨタ自動車アンテロープス
3位 デンソーアイリス/ 日立ハイテククーガーズ

 

試合を振り返る
日本代表の渡嘉敷選手がケガなど主力が不在のENEOSに、西地区一位のトヨタが挑む決勝戦となった。

その気持ちがでた1Q、トヨタエースのエブリィの高さ、三好が積極的にスリーを決め連続得点で走って10点リードまで広げる。

ENEOSは昨日、25ポイント、10リバウンド、11アシスト の活躍だったPGの宮崎は3Pを沈め、外から中からと攻めるが、トヨタのディフェンスも激しく追いかけるスタートだが2Qに入って、2桁はなれた点差を宮沢のスリー、中村の早い攻撃で点差を縮め、ルーキーの中田のバスカンで点差3点までジワジワと追い上げ41-47で折り返し。

両チーム、スリーから始まる互角の戦いの後半戦、トヨタのディフェンスの隙を確実に責めてくるENEOSケガの渡嘉敷はじめベンチからの指示と熱い声が終始響くコート、代々木第二コートならではで来場者は少ないが凄い熱気。中村のバスカン身体をはる攻撃。トヨタは三好のスリーでリード、得点を重なるがファウルも目立ちはじめ、ENEOSは早い攻撃を、宮崎のバスカン、ルーキー中田のポイントでEPSONが64-63逆転。

4Q、ENEOSスピードで岡本が得点リードから一気にペースを作る、中村の攻守と宮崎の縦、横のオフェンスが爆発、キャプテン岡本の迷いのない最後までのシュートも決めて、8連覇25回目の優勝、“女王”の座を勝ち取った。

<大会MVP>
宮澤夕貴(ENEOS)2年ぶり2回目

<大会ベスト5>
宮崎早織(ENEOS) 初受賞
宮澤夕貴(ENEOS)5年連続5回目
馬瓜エブリン(トヨタ自動車)2年ぶり2回目
安間志織(トヨタ自動車)初受賞
谷村里佳(日立ハイテク)初受賞





梅嵜HC(ENEOS)
選手に感謝しています。
怪我をした選手たちがいたのは自分のせい。中村選手に関して一番、バスケットをわかっていて合わせ安い。平面、スピード、自分でプッシュできる梅沢の穴を埋める選手、今大会100点以上。

宮澤夕貴(ENEOS)
今回の優勝は嬉しい。前半苦しい展開だったが全員で、ディフェンス、リバンウンドを取れた。今大会は渡嘉敷選手が抜けて最悪な展開まで考えたけど自分達のバスケをやろうと思った、ディフェンス、リバウンド、走るバスケットで自分がやらないといけない、全員でバスケットをする事を思っていました。

岡本彩也花キャプテン(ENEOS)
前半、三好選手に取られすぎた。
代表で抜ける選手がいたり、渡嘉敷選手がケガで、5人がプッシュするやり方、アグレッシブでスピードでやっていた。今回の勝ちで課題はたくさんあるが、新しい発見があった。3Q.4Qジャンプシュートで終わり方も良かった。自分のドライブのスイッチが入って積極的に入った。

宮崎早織(ENEOS)
高さで負けてる分、スピードで勝負しようと思った、上手くボックスアウトできた。
初の主力のポイントガードとして嬉しい。皇后杯は色んなアクシデントがあったけど全員でバスケットが出来た。メインのポイントガードとして自分で良いのかと不安があったけど気持ちが強くなった。後半戦自分らしく出来た。自分がポイントガードでも優勝出来ると証明できた。

 

準優勝
ルーカス・モンデーロHC (トヨタ自動車)
ゾーン、マンツーでもっとディフェンスの部分は改善できた。選手はよく頑張った。素敵なファイナルだった。強いチームと戦った、また次に活かせる様にしたい。チーム全員楽しんで試合に挑めた。

馬瓜エブリン(トヨタ自動車)
今年、優勝に賭けた思いは1Qに出た。あっという間に終わってしまった。チーム皆んな、良いプレイをしたし、素晴らしい試合が出来た。途中から自分達のディフェンス、リバウンドを取られる場面からENEOSの早い攻撃にやられた。凄く悔しいけど、トヨタは素晴らしいチーム、優勝するには理由がある、これを糧にしてリーグで借りを変えそうと思う。

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Jbasketライター

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