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【Wリーグ】ファイナル②ENEOSの気迫がトヨタ自動車を破り両チーム優勝へ王手へ 4/17Game3決戦へ

【Wリーグ】ファイナル②ENEOSの気迫がトヨタ自動車を破り両チーム優勝へ王手へ 4/17Game3決戦へ

ENEOSのオフェンスを強度高いディフェンスで抑えるトヨタ自動車。インサイドとアウトサイドと両チームは日本を代表する選手達がいて激しく攻防するのが最大の魅力でGame1はトヨタ自動車が勝利した。後がなくなったENEOSは渡嘉敷のインサイドとアウトサイドのシュートがどう決めていくか、山本と川井の2人のハンドラーとステファニーらのインサイドワークがGame2のカギになる。

4/16(日)
Game2 武蔵野の森総合スポーツプラザ
5,266人

ENEOS 74-65 トヨタ自動車
1Q 22-20
2Q 14-17
3Q 15-14
4Q 23-14

<ENEOS>
#3 長岡萌映子 17得点 7Reb
#10 渡嘉敷来夢 17得点 14Reb
#21 高田静 15得点
#32 宮崎早織 8得点 6AST 3STL

<トヨタ自動車>
#23 山本麻衣 22得点(3P4/7)
#3 馬瓜ステファニー 19得点 7AST
#28 シラ ソハナ ファトー ジャ 12得点 8Reb

ピックをしっかり当てて、宮崎と山本がズレを作ってそれぞれジャンパーを決めて入る。ENEOS星のドライブからのアタックが昨日と違って1本目から決めていく。ピックを決めてロールして星から渡嘉敷とインサイドが機能して得点する。長岡がミスもあったがスティールから得点、そしてスリーポイントを決めてENEOSの流れにもっていく。ENEOSは落ち着いて入り、ディフェンスもしっかりトヨタを抑える。
点差ついたトヨタ自動車はステファニーが縦にしっかりドライブしてフリースロー、山本のスリーポイントを決めてしっかり対応する。
山本、宮崎が入れ合い、長岡が2本目のスリーポイント10点目をあげる。ENEOSのオフェンスが爆発していく中、山本がまたしても連続でスリーポイント決めて15得点と一気に追いつき22-20ENEOSリードで1Q終える。

2Q入りすぐボールムーブよくインサイドから得点したトヨタ自動車はいい入り。ソハナのリバウンドから得点して逆転する。一気に流れを前日のように持っていきたいトヨタ自動車に対して、落ち着いてフリーを作ってインサイドに渡嘉敷がダイブして得点し逆転とリードする。ディフェンスの強度は高くお互いヘルプ、スイッチもしてバスケットをさせず、ENEOSリードの中シューター平下がスリーポイント決め切り、37-36トヨタ自動車リードで折り返す。
(スリーポイント ENEOS3/10、トヨタ自動車4/7)

大事な後半の入りは2Qに得点がなかった長岡がフリースロー3本決めて逆転して入るENEOS。
ピックはしっかり当たってないが星がタフショット決めてリードする。そしてようやくここで林のスリーポイントが炸裂して勢いに乗るENEOS。トヨタ自動車もフリーのステファニーがスリーポイント、インサイドでバスカンを決めてリードを離させないい。ここで高田がこのクォーター2本目のスリーポイント決めて2ポゼッションのリードする。トヨタ自動車もしっかり対応して、インサイドからズレを作って得点して同点にして51-51で最終へ。

あとがない ENEOSは林が落ち着いて得点して入る。インサイドの攻防は変わらず激しく見応え満載で、更に林のスティールから得点と林の落ち着いたプレーがENEOSに力を与える。長岡の4ファウルで中田に託される。トヨタ自動車もステファニー、ENEOSは渡嘉敷とインサイドで得点して拮抗状態に。
ここで飛び出したのは、林がブレイクしてENEOSのリズムになりそうだが、そこからステファニーが決めて4点差にして終盤、最終局面へ。
ENEOS高田が3本目のスリーポイントを渡嘉敷からのパスで決めて9点差にする。長岡もコートに戻りたいENEOSに勢いつく。

そして残り2分11秒でインサイドで長岡からのバスなどで渡嘉敷が連続で得点して最大の11点差にする。トヨタも返すが長岡のスリーポイントで流れを渡さない。リードをしっかり守ってENEOSがGame2を勝利してお互い王手をかけて翌日のGame3で女王が決まる。

 

試合後コメント

渡嘉敷来夢 (ENEOS)
「後がない状況があまり経験した事がないので本当に勝てて良かったです。昨日の反省で盛り上げ方、見せ方でエネルギーが足りなかった。とにかくハッスルしたらみんな乗ってくれると思ってチームに貢献出来たと想います」

J:試合終えて膝に手を置いてましたね

「終盤のファウルも効いたのもありましたし、いつもよりエネルギー使いましたね! でもその中でも明日のtipoffまでに十分休めると思っていたので、今日全部出し切りしまた。まだ32歳なので(笑)若いと思って明日もやります。あと2ヶ月で32歳です。明日はやるだけです。勝ちます!」

 

林咲希 (ENEOS)
「自身考えていた事はガード陣が凄くプレッシャーをかけてくれていて相手のガード陣がやりにくそうにしていたので、そこを見ていて、いつかチャンスがあるんじゃないかと思っていてスティール、レイアップといけていたのでDFからブレイクを意識してやってました。3P入らなかったけど、そういう所をやっていけばいずれ入ると思ってやっていますした。渡嘉敷さんや長岡さんもReb入るから打ってと言って貰えてたので、何も迷いなくプレー出来ていました。
チームとしては、インサイド攻められていたけど、3P打たせないと意思疎通出来ていたのが良かったと思います」

 

佐久本智HC(ENEOS)
J:入りからのDF、1対1もしっかり強度高く出来た事について

「ソフトなDFで入って昨日は悪くなってしまったので、ファウルになっても仕方ないくらい食らいついていけという気持ちを出していって、決められたらしょうがないからと伝えました。それを40分間やった事で勝利に繋がった。
1Qの入りから昨日の4QのバスケットをOF、DFと展開しようと我慢して流れを作っていけば勝てると話してゲームに入って勝つ事が出来ました。しっかりバスケットが出来ました。」

 

大神雄子HC (トヨタ自動車)
「結果負けてるので悔しいです。これに尽きます! どこを修正していけばいいか明確になっていると思います。選手達はタフな状況の中で一生懸命頑張っている。経験ある選手に向かって行ってるのでそこには感謝しながら、明日楽しみながらしっかり準備したいと思います。
出だしの3分は特に大事にしてやってきてます。チームのルールをしっかり出来れば勝てる事を証明したいです」

 

山本麻衣(トヨタ自動車)
「今日負けて悔しいです。強い気持ちで戦ったので結果的に得点に繋がりました。自分達のバスケットをやれば大丈夫という確信があるので、明日しっかり体現したいです。DFやRebを40分間コントロールして明日はやっていきたい。」

 


馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)
「悔しいが1番強いです。でも明日3戦目まで出来るという事は最後までこのチームでまた戦えるということをポジティブに考えて、明日はやるしかない!
ので楽しんでやりたいと思います。」

 

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Jbasketライター

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