日本代表

【FIBAWC】オーストラリア試合後 トム・ホーバスHC、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソン、富永啓生、原修太、川真田紘也 /Jbasketインタビュー

【FIBAWC】トム・ホーバスHC、渡邊雄太、ジョシュ・ホーキンソン、富永啓生、原修太、川真田紘也 オーストラリア試合後Jbasketインタビュー

史上初の3カ国開催のワールドカップ2023は、大会5日目になり、パリオリンピックの出場権がかかる日本は1次ラウンドの最終戦、8/29に世界ランキング3位の強豪、オーストラリア相手に89対109で負けを喫した。日本は1次ラウンドを1勝2敗でグループEを3位で終えて、17位-32位を決める順位決定戦へ。オリンピック出場権が得られるアジア1位を目指してあと2試合戦う。
そのオーストラリア試合後に、トム・ホーバスHC、渡邊雄太、富永啓生、原修太、川真田紘也から話を聞く事が出来た。

参照:

【FIBAWC】トム・ホーバスHC「終わってない!」/日本は世界3位オーストラリアに善戦も敗戦しグループE3位 パリ五輪出場権かけて順位決定リーグへ

 

コメント

トム・ホーバス HC

「このチーム本当に自信あります。この試合も全員が勝つと思っていた。ドイツ戦はDFが多かったけど、今日の後半はOFでもアタックして、相手も自信あると思うけどうちも自信ある。
まずステップバイステップ少しずつ、うちの目標は近くなるよ。

終わってない!

本当に日本の皆さんにそのメッセージを言いたい。今日は悔しいけど、終わってないって言いたい。長い時間このチームと一緒にプレーしたい。」

 

渡邊雄太 24得点 7Reb

J:厳しい時間帯で、もしかしたら作戦を超えるペイントアタックだったのかもしれませんが、どのよう気持でプレーされてましたか

「自分も体力的に結構厳しい部分もあったんですが、特に前回の試合みんなに助けてもらった分、今日みたいなゲーム展開の時はとにかく自分が引っ張らないといけないという思いで、ジョシュもペイントで凄く身体を張ってくれましたし、それに続いて僕もやらないといけない気持ちでいきました。
ドライブすればオーストラリア相手にでもしっかりファウル貰って僕が9本、ジョシュが7本打てている。

もちろん外からのシュートをやっていきますが、チャンスがあればペイントアタックして、フリースローや簡単な2点を取っていかないといけないので、今日は本当に3ポイントを決めたいと思いがありましたが、アタックすれば周りのシューターも活きてくるので、今日はそこを意識してプレーしました」

「前のオーストラリアはベストメンバーではなかったですけど、今日は勝ちに来ているメンバーに対して後半あれだけやれたのは、間違いなく自分達の自信に繋がったと思います。

こういうチームを本気で倒したいとなった時に、20分では絶対足りないですし、コーチも40分うちのバスケットをやり切らないといけない。それをやり切れる力や体力をつけていかないといけない。相手は後半自分達のペースに疲れていたし、今まで自分達がやってきた証明でもあるので、こういうチームに自分達が通用するのを後半20分間皆さんに証明出来たと思います。

残り2試合絶対勝たないといけないので40分間やり切れるかどうかです」

 

ジョシュ・ホーキンソン
33得点

「しっかりボックスアウトしてストロングサイドもウィークサイドもいるようしたらもっとDFリバウンドも取れたと思う。フィンランド戦に比べて今日はあまりリバウンドが取れなかった。
オーストラリアはフィジカルが強いチームだけれど、ピックから空いたミッドスペースでポケットパスを受けてのフローターを沈めることができて良かった。Bリーグと日本代表チームでは役割が違うから中々シュートのリズムが掴めなかったけれど、今日は3Pも決めることができて良かった。
BリーグではPick & Popで打つことが多いけれど、このチームではPick&Diveで中に行くことがほとんどだからね。ペイントを守ってゴール下まで走り込むことが必要。

オーストラリアはNBAを代表するような素晴らしいウイングの選手が多いからpick&rollをより多用しないといけなかった。
いつもならすぐにスリーを打ったり攻め込むタイミングでもDFの良いプレイヤーを避けて攻めやすいマッチアップを見つけるのに苦労した。フィンランド戦は今日ほどのディフェンシブな選手がいなかったから良かったが、今日は自分たちのリズムに乗り切れなかったのが良くなかった」

 

富永啓生

J:オーストラリアと戦ってNCAAでのスペーシングやシュートはどんな差がありますか

「そんなに差を感じる事はないんです。世界レベルでやれる事は嬉しいし吸収出来ていい経験になりますね。相手のレベルが高くなると自分達のプレーができなくなるので、ボールが止まってしまう部分だったりそういう所は修正していかないといけないです。シュートの感触はいいです、ただシュートが決められなかったのはあります。」

「大きさや身体能力などはアンダードックと思っていて、もちろん気持ちで負けてるという事はないです。日本が今までワールドカップで勝ててなかったですけど、自分達は恐れることはなく、常に当たって砕けろ状態です」

 

原修太

J:速さとフィジカルの強さは対戦してどう感じましたか

「相手の得意な事をやられない事をチームとして言われていたので得意な事をされずに守る事はある程度出来ていたのかなと思います。もう少し出ている時間帯にもっとプレッシャーかけて相手に圧をかける事が出来たんじゃないかなと思います」

「DFでも40分続ける事が大事かなと思います。1試合ミスなく終わるチームはほぼ無いのでそれを相手に流れを持っていかれそうになった時に、10点差15点差で粘って行ければ3Q追い上げたみたいに、自分達に流れがきた時に追いつけることが出来ると思います。悪い時に我慢できる力が残り2試合大切になってくると思います。
個人的には、調子のいい選手や外のシュートが入る選手が一緒に出ている時間帯にはもちろん僕が貰ってピック使いたいと思いますが、相手がスイッチDFする中で、何が出来るか考えたら、フレアスクリーンや自分から動いてスクリーンしたりする事を意識して臨みました」

 

川真田紘也

J:得点面でどういう所を次に活かしていきたいですか

「今日もあったんですけど、馬場さんとの合わせの所でミスしてしまったり、自分は今の技術では3ポイント打つようには言われてないので、Rebからのシュートとか合わせのシュートなどで点取る事でチームに役に立ちますし、小さい得点がチームにゆとりも出来るのでそういう所をもっともっとしないといけないと思ってました」

J:ホーキンソンのバックアップで出る時に意識した事はどんな事ですか

「見ての通りなんですけど、自分との差としてフィジカル面、技術面、全て自分との差があるので沢山差があるのを感じました。
もちろんジョシュが凄いのはわかっているんですけど、そこに任せっきりでは勝てないですし、もっと自分が出来ていればタイムシェアとか色んな戦略があったと思うのでそこも個人としては課題だと思っているので、もっともっとレベルアップしていきたいです」

 

日本代表

トム・ホーバスHC
コーリー・ゲインズ アソシエイトヘッドコーチ

⁡
2 富樫勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
5 河村勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
6 比江島慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
12 渡邊雄太 (SF / 206cm / フェニックス・サンズ)
18 馬場雄大 (SG / 195cm / -)
19 西田優大 (SG / 190cm / シーホース三河)
24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
30 富永啓生 (SG / 188cm / ネブラスカ大学)
31 原修太 (SF / 187cm / 千葉ジェッツ)
75 井上宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
91 吉井裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
99 川真田紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)

 

男子日本代表今後スケジュール

日本はグループE 1勝2敗
3位が決まり、17位-32位順位決定戦へ
8/31 20:00 tipoff
日本🇯🇵vs グループF4位と対戦
パリオリンピックへ

現在のアジア順位
1位 日本 1勝2敗(得失点差:-28)
2位 フィリピン0勝3敗(-23)
3位 レバノン0勝3敗(-100)

8/30に各国Game3によって結果が決まる事になっている。アジア勢のランキング
ヨルダン0勝2敗(-29)
イラン0勝2敗(-43)
中国0勝2敗(-62)

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Jbasketライター

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