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【男子日本代表】今村佳太パリ五輪、アジアカップに向けて代表選出へ挑戦「ゲームを作る気持ちで自分の強みを2試合で出せるかが勝負だと思ってます」

【男子日本代表】今村佳太パリ五輪、アジアカップに向けて代表選出へ挑戦「ゲームを作る気持ちで自分の強みを2試合で出せるかが勝負だと思ってます」

日本代表がパリ五輪を見据えて、今年最初の代表試合、FIBAアジアカップwindow1を前に公開練習が行われた。合宿に招集されたメンバーは20人で、この日はコンディション不良の選手もいて17人で練習が行われた。

トム・ホーバスHCからパリ五輪の目標も発表され、男子日本代表は再始動した。今回のアジアカップ予選は短い練習時間の中でチーム編成して挑んでいく。

日本は2/22(木) はグアム、2/25(日) は中国と有明コロシアムで戦う。

参照:

【男子日本代表】パリ五輪へ向けて再始動/アジア杯予選へメディアDay トム・ホーバスHC「パリで試合をしたい、グループ突破する事、2次ラウンド進出です」

今回、集まった代表候補選手のなかでBリーグ昨シーズンチャンピオンになった琉球ゴールデンキングスを牽引してきた今村佳太が今大会の日本代表合宿に招集されている。ワールドカップ2023では日本代表には惜しくも選出はされなかったが、アジア競技大会2023で日本代表の中心選出として活躍し、今回に至っている。
今村のポジションはウイングで日本を代表する選手がひしめき合うポジションだ。ベンチ入りが出来るのは12名、そこに選ばれる為に厳しい争いが始まる。アジアカップ予選window1でチャンスとなる。

今村は今シーズン1試合平均13.3得点、3.3Reb、3.2AST、FG成功率40.5%、3ポイント成功率30%と西地区首位を走る琉球を牽引している。代表合宿入る前には、天皇杯セミファイナルで川崎に勝利して、天皇杯ファイナル進出を決め、ファイナルでは2年連続千葉ジェッツとの対戦が決まりリベンジを誓う今村。

その今村はワールドカップでは日本代表メンバーから外れて悔しい思いをしてきた。昨シーズンBリーグチャンピオンに輝いた試合直後に「色んな事を考えてきました。我慢という言葉も使い続けてきました。」チームの中心選手としてハンドラーとして、得点を取る選手として、責任というものを背負って優勝を手にした今村は大きく進化してきた。その証拠に、今回トム・ホーバスHCは今村の事をこう言及した。
「今村はペイントアタックが良くなった。2年前の今村とは違う。プロフェッショナルになった。もう一回チャンスをあげたかった。」と、今村への期待の大きさが伺える。この短い代表合宿でトム・ホーバスHCのバスケットを体現していかないといけない。今村にはそのアジャスト出来る力がある。現在所属してしている琉球ゴールデンキングスでは、アレックス・カークが帰化してチームでの役割を対応しないといけない。スリービックやツインタワー、そしてどこからでもクリエイト出来る選手がいるチームで、どう試合を作りアジャスト出来るか考えながら、我慢しながら、自分のパフォーマンスを出す事をやっている。日本代表では選手は違うが、今村の持ち味を出していくという所では、今村らしいプレーを表現してくれるはずだ。

今村の力強くドライブやアタック、3ポイントと日本代表に貢献するシーンをファンは待ち望んでいる。

シューティング練習では、富樫、比江島との笑顔もあり、リラックスしているシーンも、そしてストレッチを終えた今村は取材に応じてくれた。

J:琉球でのスリービックやツインタワーへのアジャストが代表にも活かせているでしょうか

「琉球は最初怪我人が多くて、その中で役割が変わっていきながらスリービックというものを凄く苦しみながらやってきた中で、自分の強みというのは、もう一度何なのかというのを見つめ直す期間がありました。それは凄くこの代表期間に臨む前に経験出来たのは大きかったと思います。それが今回2試合に出せるかが自分の中で勝負だと思っているので、全ての経験が自分の糧になっています。コートで出したいです。」

J:そのパフォーマンスする上でコートで選手達と上手くコミュニケーションが取れている感じですか

「そうですね、ベースでやっている事は変わらないので凄くやりやすいです。」

「ウイングはシューターが多いので、より色んな選手を活かせるポジションなので、そういう存在になれると感じています。差別化を見せていかないと12人に入れないと思っているので自分に厳しくやっていきたいです。」

今大会に向けて
「凄く新鮮な気持ちでやれてます。雰囲気よく練習が出来ているのでその中でよりトムさんが求めているバスケットボールというのを成熟度が増せば日本のレベルが上がっていくと思うので楽しみながらやっています。
ハンドラーの所でも評価してもらえています。ピックやアタックして欲しいと言われているので、そこは余裕を持ってやれていると思っています。アグレッシブにやる事、消極的だと自分を見せる事ができないので気をつけながら自分のペースを崩さずやっていきたいと思います。」

代表選出について

「ワールドカップ組が結果を出しているので、そこを割り込んでトムさんの信頼を勝ち取るのは難しい事なんですけど、この2試合アピール出来るチャンスだと思っているので、自分がゲームを作る気持ちで臨みたいと思ってます。」

 

キャリア

SG・SF/191cm/28歳/新潟県長岡市出身

新潟県立長岡工業高校
新潟経営大学
2017-20 新潟アルビレックスBB
2020- 琉球ゴールデンキングス
2023 Bリーグチャンピオン

日本代表🇯🇵
・アジア大会2018
・アジアカップ 代表候補
・FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選2021 window2 チャイニーズ・タイペイ戦
・アジア競技大会2023
・アジアカップ2025 代表候補

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Jbasketライター

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