パリ五輪に向けて男子日本代表の強化試合が、札幌でオーストラリアと2戦開催され、game2は、アジャストした河村勇輝が最終局面で同点ショットを決めて引き分けで終了 1敗1分で終えた。

日本生命カップ2024 (北海道大会)
6/23 (SUN) Game2
日本🇯🇵 95-95 🇦🇺オーストラリア
1Q 29-23
2Q 20-26
3Q 20-23
4Q 26-23

<日本>
#5 河村勇輝 28得点 6AST
#24 ジョシュ・ホーキンソン 23得点
#30 富永啓生 14得点(3P4/7)

河村、馬場、ホーキンソン、富永、井上のスターターで入り、早々にオーストラリアのギアがGame1より上がっている中で、河村がいいコントロールをして積極的に攻め得点する。1Qから激しい攻防になり、河村とホーキンソンのいいコンビネーションも見せる。またオーストラリアは3ポイントを果敢に打つ中で、富永が2本の3ポイントを決めて返していく。Game2から出場した川真田が体を張って守り、キャプテン富樫が3本連続シュートを決める。3ポイントは日本が4/8、オーストラリア5/9と打ちまくって29-23で日本リードで1Q終える。

2Qには佐々木がA代表初のコートインする。佐々木がスペースをこじ開けてレイアップで得点するなどインパクトを与えるも、負傷退場して河村と富永、そしてホーキンソンに渡り得点といい展開をみせる。そして再び佐々木がコートに戻りペイントアタックやキックアウトなど佐々木らしいプレーを見せる。その後はお互い拮抗して状態が続き、日本はシュートが決まらなくなり、その間に徐々にオーストラリアが決めてまたしても追いつく。日本も井上が3ポイントを決めて流れを切り49-49で折り返す。

後半オーストラリアはしっかりとインサイドから得点してリードするも、河村と馬場が個人技で得点して追いつく。オーストラリアのペースから河村が3ポイントを打ち抜いて同点にし、日本はピックからのロールやダイブが効き始めて69-72オーストラリアリードで最終へ繋げる。

富樫のスリーポイントと馬場のダンクでいい流れをつくり、富永がスリーポイント決めてリードする。追い上げるオーストラリアに富永のディープスリーが飛び出しリードを広げる日本。河村からホーキンソンのコンビネーションは冴えるが、日本はターンオーバーでまたしてもオーストラリアにクラッチタイムで逆転される。河村は10連続得点していき、3ポイントを決め切って同点にする。その後は攻守にわたってお互い得点出来ず、95-95のまま同点に終わった。

トム・ホーバスHC

「勝つことが出来なったことは悔しい。だけど負けてないから！
昨日色々考えてあまり寝れなかった。朝長いミーティングをやってきました。オンボールディフェンスのアジャストは良かったところ、まだ足りないところがわかった。試合の入りは良かったけど、ターンオーバーが多かった。ディフェンスの足りない部分もこれからよくしていきたい。Game1よりGame2がよかった、一歩一歩です」。

オーストラリア戦後、ホーキンソン自身の誕生日に自らマイク🎤を持って美声をとどろかせた。ホーキンソンは富樫キャプテンらと数日前から“試合に勝利して歌いたい”と話し合っていたという。
ファンも、道民も喜ぶ選曲で、最高に盛り上げ喜ばせてくれた。

#2 富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉J)
#4 ジェイコブス 晶 (SF / 203cm / ハワイ大学)
#5 河村 勇輝　(PG / 172cm / 横浜BC)
#6 比江島 慎　(SG / 191cm / 宇都宮)
#13 金近 廉　(SF / 196cm / 千葉J)
#18 馬場 雄大　(SF / 195cm / 長崎)
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / SR渋谷)
#30 富永 啓生 (SG / 188cm / – )
#33 佐々木 隆成 (PG / 180cm / 三遠)
#75 井上 宗一郎　(PF / 201cm / 越谷)
#91 吉井 裕鷹　(SF / 196cm / A東京)
#99 川真田 紘也　(C / 204cm / 滋賀)

平均 191.8cm、25.9歳