第17節 1/12 (SUN) 代々木第二体育館
A東京 77-69 名古屋D
1Q 23-13
2Q 14-20
3Q 19-15
4Q 21-21
<A東京>
#9 安藤周人 16得点 (3P4/8)
#22 ライアン・ロシター 14得点 10Reb
#75 小酒部泰暉 14得点
#11 セバスチャン・サイズ 10得点
<名古屋D>
#45 ザイラン・チータム 28得点 6Reb 4AST
#30 今村佳太 18得点 4AST
A東京は、ポゼッションやターンオーバーからの得点、セカンドチャンスからの得点、大事な場面でのリバウンドでの執念を見せ終始気迫溢れるプレーで名古屋Dを強いプレーで撃破した。Game1でのオフェンスリバウンド17本取られてGame2では7本に抑えた。トータルのリバウンド数はA東京38、名古屋D29で上回った。そして安藤がシューターの凄さを見せつけた。また、名古屋Dは斎藤拓実が欠場の中でエース今村を前半は入れられた得点を後半ディフェンスで対応して抑えたことも大きなポイントとなった。ホームで6連敗はA東京としては絶対に避けたい強い意志が感じられる試合となった。また岡本の気迫溢れるハッスルプレーは、さらにチームに力を与えてチーム全員で勝ち取った勝利となり、いい前半を締め括った形となった。
A東京で起点となるもう一人カギとなるのがロシターだ。Game1でもフィジカル面やアグレッシブ面、さらには気持ちでも負けていたとA東京ではなかなか出てこないフレーズで、アグレッシブに戦えていないということが起きている。どうすればいいのかをJbasketインタビューで聞いたところ、ガードへのプレッシャー時は、ウィングプレイヤーが正しいポジショニングをとる事が大事、スペーシングを作り出して良いオフェンスの組み立てをしていくことも大事と教えてくれた。Game2はまさしくその通りのバスケットを遂行できた。A東京はあらゆる面でリーグでトップチームであるが、連敗が続いていたことから勝利へのチーム力、遂行力、気持ちを一つに戻すことの難しさを教えてもらえた試合となった。
また名古屋Dは、齋藤が欠場の中でGame1からアジャストしてくるA東京に準備をしていたが、Game2ではそれを上回ってくるA東京のバスケットをなかなか止めることができなかった。名古屋Dはリーグ屈指の速い展開のバスケットをする。試合後にデニスHCは1勝1敗だがチームとして良くなってることを証明できたとコメントしているように、選手たちが名古屋Dのバスケットを体現している。それは齋藤が居なくても加藤が名古屋Dのバスケットを遂行している。加藤は試合後に「齋藤選手という教科書的な存在がいて、今日も助言をしてくれて学びが多くありました。齋藤選手をお手本としながら、自分なりのポイントガードとしての理想像を確立していきたい」とコメントしている。これは今シーズンやってきたことで、後半に大きな力になってくる。
今シーズンのBリーグは、フィジカル面やハードなスケジュールもあってコンディションや怪我など含めてチームの状態をしっかりあげていけるチームが最終的には勝利に辿り着ける。選手の気持ち、遂行力、そしてコーチ陣の考えが大きく影響する。ますます楽しみになる中地区、ここは激戦区。目が離せない。