31節の千葉JとSR渋谷の戦いは、千葉Jは、大黒柱の富樫勇樹が欠くホーム戦、高校を卒業したばかりの瀬川琉久の出場時間が増える。2試合通してポイントガードとしても、得点面でもチームに流れを引きよせる頼もしさがある。瀬川は怪我人が増えるチームで、1勝たりとも負けられないチーム状況のなか気持ちの見える堂々としたプレーで、存在感を示した。ここから、東地区、中地区はワイルドカードの順位もあり各チーム負けられない戦いがある中で高校を卒業したばかりのルーキーと思えない落ち着きと存在感で千葉ジェッツを牽引している。
第31節 4/13 GAME2 ららアリーナ 10,120人数
千葉 68-55 渋谷
1Q 22-11
2Q 10-16
3Q 22-9
4Q 14-19
<千葉>
#10ディージェイホグ 23得点 3ポイント4本
#34クリストファースミス 18得点 10リバウンド
#33ジョンムーニー 7得点 16リバウンド
<渋谷>
#8ジョシュホーキンソン 16得点 15リバウンド
#5アンソニークレモンズ 12得点 5アシスト
#22リードトラヴィス 12得点 5リバウンド
31節のGAME1は、千葉のホームで68-70で渋谷が激戦で勝利した。渋谷は、ワイルドカード争いでも勝ちを逃すことが出来ないなかバランスよくインサイドもアウトサイドも効率よくスティールからの流れで千葉から勝利をもぎ取った。千葉は、大黒柱の富樫勇樹を怪我で欠くホーム戦、ベテラン西村がスターターとして、そして原と経験ある選手たちでチームを引っ張り、GAME2でしっかりバウンズバックさせた。東地区では宇都宮が優勝して、千葉は2位にいる。
前半、渋谷はホーキンソン、トラヴィスを起点にピックを使ったオフェンスを仕掛け得点する。千葉は原のドライブやホグ、スミスの3ポイントが決まりリードする展開。両チームともに勢いを止めるTOをうまく活用し、緊迫した前半は千葉が5点リードで折り返す。後半開始は渋谷のインサイドを起点に連続得点し1点差まで詰め寄った。千葉はすかさずホグや瀬川の3ポイント、そして原の執念のディフェンスで一気に流れを掴み最大20点差まで引き離す。渋谷は最後までハードにディフェンスをするも、流れを引き戻せず2戦目は千葉に軍配が上がった。
トレヴァーHC(千葉J) 試合後インタビュー
「今日はとても良い内容の試合になりました。
原選手がとてもチームにとって良い影響を与えてくれましたので勢いに乗り、
ホグ選手も良いメンタリティで引っ張ってくれました。」
J:3Qの入りからとてもハードにディフェンスを仕掛けて引き離すことができました。
今日の勝利でのチーム雰囲気はいかがですか
トレヴァーHC「原選手が本当に良い活躍をしてくれました。彼のメンタリティはチームを引っ張ってくれました。そして渡辺選手もベンチでの声掛けや、ロッカールーム
でもチームを鼓舞してくれています。
J:怪我人が多い中で残りの試合はどう挑みますか
トレヴァーHC「はい、もうこれ以上の怪我人は出したくありません。笑
とは言えチームのまとまりは出来ていますし、良い雰囲気ですので引き続き一つひとつの試合をタフに戦っていきたいと思います。
瀬川琉久(千葉J)試合後インタビュー
タフな試合になりましたが、勝利が出来てとても嬉しいです。
J:ディフェンス面でHCに指導を受けている時間帯がありました。どのような事をアドバイスされていましたか
瀬川:「はい、シンプルに足元までついていきシュートには簡単に飛ぶなとゆうものでした」
J:トップ選手とのやり合いの中でフィジカル面が課題とされていますが、そのほかには課題となるものはありますか。
瀬川「ゲームコントロールが課題ですかね、HCからはシュートは果敢に狙ってよいと言ってもらえています。その中で大事な局面でのコントロールはまだまだ止まってしまう事もあるのでその点です」
ルカHC(SR渋谷)コメント
千葉さんのディフェンスが最初からハードに来られていたので前日とは違うゲームになると思っていました。前半はウチもタフに戦えていたと思いますが、相手のシステムに対応できなかったことがあります。後半の入りは連続得点ができ、追いついた場面もありました。ただ相手のディフェンスの強度が上がり、ウチはミスが続き離されてしまいました。最後は千葉さんのパフォーマンスが上回った試合になりました。