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【BリーグCSファイナル】ミリングHC、朝山正悟、山崎稜、中村拓人、船生誠也、三谷桂司朗、桶谷HC、岸本隆一、今村佳太 Jbasketインタビュー

【BリーグCSファイナル】ミリングHC、朝山正悟、山崎稜、中村拓人、船生誠也、三谷桂司朗、桶谷HC、岸本隆一、今村佳太 Jbasketインタビュー

参照:BリーグCSファイナル】広島が創設10年目で悲願の初のリーグ制覇チャンピオンを掴みとる🏆”下剋上じゃけぇ”

【BリーグCSファイナル】広島が創設10年目で悲願の初のリーグ制覇チャンピオンを掴みとる🏆"下剋上じゃけぇ"

 

カイル・ミリングHC (広島) 

スイッチディフェンスが成功したことについて
「琉球の強みはリバウンドと3ポイントシュートだと思っていたので、まずはそこを止めないといけないプランを立てました。岸本選手、今村選手の3ポイントを止めるために、ダーラム選手のインサイドへのアタックがあってもシューター陣のヘルプには行かないということを徹底してやりました。3ポイントシュートを打たれてもタフショットにすること、ガード陣もしっかりリバウンドも取ってくれたのも良かったです。みんなで遂行出来た事が大きかったと思います」。

ファイナル終えて
「琉球さんを本当に心から称えたいです。ディフェンディングチャンピオンとして、素晴らしい戦いをこの地で繰り広げてくれました。本当に素晴らしい試合だったと思います。このシーズンを通して、 本当にタフなシーズンでした。負傷者や大きな波もありながら、選手1人1人が信じてここまで戦って、戦い抜いてくれたと思います。シーズンを通して 最後まで私たちを信じて、1人1人を信じて戦ってくれた選手たちを本当に誇りに思います」。

 

朝山正悟 (広島)

J:コートで試合終了の音が鳴った時、どんな気持ちだったかを教えてください

「残り1分半ぐらいからですかね、なんかずっと、今までのことが思い巡ってというか、だから、すごい1分半が長かったです。(川村卓也さんがねぎらいの握手に)ありがとう。
それで、いろんなことをちょっと自分の中では考えながら、最後に鳴った瞬間、ほんとに優勝なんだなっていうのを実感した瞬間だったと思います」。

J:漫画でも描けないストーリーですね

「こんな漫画みたいなことありますかね。
もうなんか、、自分にとってこんな最高なことが。(岸本選手、ダーラム選手と言葉を交わして)ありがとう。ありがとう。

ほんとに 自分たちとしてはですね、もう最高の瞬間だったと思います。今琉球さんの選手と話して、この琉球さんだからこそ、こういう試合ができたんじゃないかなと思っているので、もう言い残すことはないと思います。
はい、もう最高のバスケット人生でした。答えになってました?(笑顔)」。

 

山崎稜 (広島)
チャンピオンシップMVP

「シーズン当初は厳しい事もありましたが、シーズン終盤になってCSが見えてきた時には、チームはいい状態にまでくることができました。チームとコーチがお互い信じていました。信頼は大きかったと思います。
広島がここまで上がってくるとは誰も思っていなかったと思いますが、自分たちを信じて戦ってきた結果があると思います。
試合が終わって優勝した瞬間というのはあまりすぐ実感が湧いてくることもなく、少し変な感覚に襲われた。それでもチームメイトが喜んでいる姿を見て、僕たちがやり遂げたんだなと改めて感じました」。

 

中村拓人 (広島)
日本生命ファイナル賞

「レギュラーシーズンでは色んな事がありましたが、終盤からお互いを信じ合って自己犠牲をしたり、誰かの為にという気持ちが僕たちを強くしたと思います。誰1人優勝することを信じていなかった人はいなかったです。選手、スタッフ、ブースター含めて、一緒に実現した事を誇りに思います。
試合終了のブザーが鳴った時は実感が沸かなかったですけど、チームメイトやファンの皆さんがが喜んでいるのを見て優勝したんだと思いました。クラブの歴史の一員としてコートにいることが出来た事が本当に良かったです」。

 

船生誠也(広島) 

J:その涙にはどんな想いがありますか

「僕が40分出る選手でもないですし、出た時間はもう全身全霊っていうのはもう前提でプレーしていました。やっぱり涙は、僕ももう今年9年目で色々ありました。
Bリーグ8年目で4クラブでÇSに出て5度目のチャンピオンシップだったので、やっとファイナルまで初めて来れました。
それで優勝できたというのがやっぱり長かったなっていうか、長いのか(笑顔)。優勝したことのある選手ってもう限られたクラブしかないよなっていうことを思いながら、、はい、ここまで来れました。もう30歳になるので色んなこと思い、感じてやってきました」。

J:CS入って特にフィジカルでも相手と戦って気持ちを前面に出して闘志溢れるプレーがファンには伝わってきました

「本当ですか、今日はほんとうに戦いなので、 多分見てくれた人はわかると思いますけど、全力でプレーしていました。はい。そこが伝わってくれていれば、何か僕の懸命な姿勢が誰かに伝わって、ちょっとでも心を動かせたらいいなと思います。僕1人の力でもないですし、 ファンの方々や、このチームのメンバーにはほんとうに感謝したいなと思います。ありがとうございます」。

 

三谷桂司朗 (広島) 

J:今日の4Qでのプレーはファンは待ち望んでいました

「すごい重要な時間帯でしたし、僕も初出場ということで、正直すごい緊張もしましたし、自分のプレー ができるかどうか、チームと合流してあんまり濃い練習ができてなかったので、そこに対するちょっと不安はありました。それでもゲーム1、ゲーム2からずっとチームメイトもいつか絶対出場時間があるからしっかり準備だって言ってもらっていました。僕もずっとそこは大事だと思っていたので、苦しい時間帯、いつか自分の出番が来るって思いながら ベンチで待ってたので、その中での自分らしさっていうのは出せたのかなって思います」。

J:今回3×3パリ五輪出場をかけて日本代表🇯🇵で戦ってからのファイナルへどんな準備をされましたか

「ファイナルは小手先の技術どうこうよりも、やっぱり気持ちや球際の執着心、リバウンド、ルーズボールの1つ1つの勝ち負けのところで勝敗が左右されると思ったので、ずっとゲーム3までベンチで見ているときも、リバウンドには積極的に参加する、取れなくてもボールを絶対触るという気持ちを持って挑もうと思っていたので、4Qで何回かティップしてマイボールになった時は、これを絶対やるって決めたので、そこが形に出てよかったと思います」。

J:待っていたファンにメッセージを

「ほんとうはもっともっとこのCSで1試合目から最後までずっとプレーをしてる姿をお見せしたかったんですけど、自分のパリ五輪出場へのチャンスをチームに優先させてもらいました。
自分勝手なことだったんですけど、それでもずっとゲーム3まで待ってくださったファンの皆さんには、ほんとうに感謝しています。来年以降はもっともっとたくましくなった姿をお見せできるように、今日はまずみんなで喜んで、次の日からしっかり切り替えて、更なる高みを目指して頑張りたいと思います」。

 

桶谷大HC (琉球) 

J:今シーズンの初めと終わりで感じられた桶谷HCのチーム作り、メンバー起用含めて愛情や思いを教えてください

「やっぱりね、Game3は10人のローテーションになってしまったんですけど、 選手は試合に出してなんぼなんで。なんぼというのは、結局どんな練習よりも、試合に1分でも出た方が僕はいいと思っているので、なるべく試合にはみんな出すようにはしています。それでその1分の中で、これできたんじゃない、あれできたんじゃないって、自分たちで考えさせられるように持っていきたいんです。
勝ち負けある中で、そこはそれなりにできたんじゃないかなって思っています。荒川選手は最後すごく成長してきた選手の1人なんで、本当に悪くなかったかなと思います。
言い方が難しいですけど、常勝チームで人を育てるのは本当に難しくて、そんな簡単じゃない、やっぱり勝たないといけないプレッシャーもあります。
その中で選手はプレッシャーがかかっていたと思うんですけど、よく皆頑張ってくれたなと思いますし、逆にスタッフ陣もよく我慢してくれました。起用の仕方にも色々思っていたり、感じていたと思います。それでも僕のその采配に対しても何も言わずによくついてきてくれたなって思います。ここからまた積み上げていきたいと思っています」。

「3年連続ファイナル出場は簡単なことではないし西地区1位を取れなかったけど、どこのチームも強くなっている中で6割以上をちゃんとキープできる。広島さんが証明しているんじゃないかなって思っています。これからもっともっと簡単じゃないBリーグになっていくという歴史的な一戦になったと思ってます」。

 

岸本隆一(琉球) 

「あと一歩だったと思っていますが、そのあと一歩がすごく大きなものだったと思っています。どのチームよりも一番長くシーズンを戦い、今日の試合を迎えました。ファンの皆さまの期待に最後の最後で応えることができず、気持ちの整理ができていないです。望んだ結果にはなりませんでしたが、これからも胸を張ってバスケットボールと向き合っていきたいです」。

 

今村佳太 (琉球) 

「自分たちとしてはピックアンドロ-ルなど使いながら相手のミスマッチをついていたスタイルだったんですけど、ちょっとそこの部分をこだわりすぎて、 特にオフェスで50点しかこの試合では取れていないので、そこの部分がすごく重くなりすぎたのかなと思います。それは自分たちが今まで積み上げてきたボールムーブメントが損なわれてしまった結果、ターンオーバーだったり、うまくタイミングが合わずにオフェンスファールがとられてしまったりとかで、シュートにも迷いがあったと思っています。そこの部分のスイッチディエンスにうまく自分たちが対応できてなかったなってのは、Game2.3ではあったのかと思います。シュートはなかなか当たらなかったですけど、いいシューターたちもいますし、いいクリエイターたちもいる中で、 その良さがスイッチしたミスマッチのところをこだわりすぎてしまったのが広島さんとしては守りやすくなってしまった要因かなとも思います。ディフェンスで我慢しなきゃいけないところでイージー3ポイントをやらせてしまったので、流れが1回も来なかった要因かなと思っています」。

 

試合後に優勝した広島がシャンパンファイトでこの優勝をチーム一丸で優勝を分かち合った


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