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【りそなG・Bリーグ】強い想いを持って挑む群馬が昨季王者の広島を強度高いディフェンスで開幕戦を勝利/新加入ドイツ代表ティーマン、藤井祐眞、細川一輝が躍動

【りそなG・Bリーグ】強い想いを持って挑む群馬が昨季王者の広島を強度高いディフェンスで開幕戦を勝利/新加入ドイツ代表ティーマン、藤井祐眞、細川一輝が躍動

りそなグループ・BLEAGUE 2024-25が10月3日に開幕した。開幕戦は、群馬クレインサンダーズvs広島ドラゴンフライズ、今シーズンは昨年ワイルドカードから勝ち上がりチャンピオンとなった広島を迎えた群馬が初戦は激しいディフェンスから流れを掴み、後半広島を圧倒してBリーグ開幕戦を勝利で飾った。

今シーズン両チーム初の指揮を執るヘッドコーチ、群馬県はカイル・ミリング、広島は朝山正悟と昨シーズン広島優勝のヘッドコーチと選手という関係から今シーズンの開幕戦で闘うという中々見れない戦い。群馬にはパリ五輪でドイツ代表で活躍したヨハネス・ティーマンが加入し、昨季三遠の中地区優勝に貢献した細川一輝、そして川崎から藤井祐眞が移籍して新たなチームになりCS出場、優勝を狙っていくところが最大の見どころになる。また、広島は長年チームを牽引してきた朝山正悟が昨季リーグ制覇をして引退し、ヘッドコーチとしてチームを牽引する。中村拓人、三谷桂司朗、渡部琉たち若手が今シーズンどれだけ中心となって発揮していけるか。怪我の復帰が望まれる、ドウェイン・エバンス、河田チリジ、寺嶋良が合わさって今日以上のチームを作って連覇を狙うところが最大のポイントなる。魅力ある両チームの対戦は今シーズンの開幕戦にふさわしいチームの戦いになった。

10/3オープンハウスアリーナ太田
群馬 82-53 広島
1Q 20-14
2Q 16-12
3Q 23-15
4Q 23-12

群馬の選手たちは、トレイ・ジョーンズ、ターズスキー、細川、フリッピンが2桁得点をあげて、藤井も7アシスト、辻キャプテンもコートに立ち群馬のディフェンス力でスティールも2桁とオフェンス力を魅せて2024-25シーズンいい出だしで始まった。

群馬は激しいディフェンスを試合を通して遂行した。ファストブレイクでの得点は21得点とし、ターンオーバーからの得点も29点と群馬のディフェンスの強度の高さを証明した。広島はエバンス、河田が不在のなかで、ブラウンが加入している。ガードからしっかりコントロールして、力強いスリーポイントやインサイドでの得点を修正し、強度高いディフェンスへの対応をしてGAME2に臨んでいきたい。

広島は、山崎のスリーポイントから今シーズンの始まった。その後ディフェンスから仕掛ける群馬は藤井の2本のスリーポイントでリードする。コートインする選手がどんどん入れ替わり、それぞれマッチアップした選手同士が激しい攻防が続く。群馬は辻が入り盛り上がりをみせ、ティーマンが入ることで群馬の選手層の厚さを見せ36-26とロースコアで群馬リードで折り返す。

いい流れをでゲームを進める群馬に広島は中々ボールを展開できずなんとかインサイドで繋いでいく。広島はゾーンからマンツーマンへとディフェンスを仕掛けて流れを変えていくが、群馬のティーマンらのインサイドへ速い展開から得点してリードを広げる。勢いに乗る群馬は、細川や八村が3ポイントを決めていき、広島はインサイドで返すも、この試合中々修正できなかった。ターンオーバーが多くなりリードを詰められない。最後までしっかり守った群馬が82-53と広島に大量リードでホーム開幕戦を勝利した。

 

群馬のディフェンス、ボールムーブ、スペーシングの使い方 ここから脅威のチームへ

 

 

試合後コメント

カイル・ミリングHC (群馬)

「開幕戦はどちらのチームもすごく興奮していますし、その中で勝ちで終われたことはよかったです。自分たちの中ではもっとできるところ、改善できるところを修正して土曜日に挑みたいと思っています。
辻選手が広島でも群馬でもキャプテンになって、チームをしっかり引っ張っていってくれているし、試合でチームがアップダウンがある中で、特にダウンしている時に引っ張り上げる力があるので期待しています」。

試合前にバッタリプライベートのミリングHCに会って盛り上がったこと覚えていました。その会話からスタートです。

J:天皇杯2次ラウンドで今シーズンのファンブースターへの掛け声はこれからと仰っていましたが、”群馬一丸”に決まりでしょうか

 

 

辻直人 (群馬)
「開幕戦ということあって両チームお互い硬さも見られて、普段入っているシュートも入らなかったりしましたけど、なんとか後半自分達のバスケットもできましたし、細川選手が流れを作ってくれて、ディフェンスも後半さらによくなって、開幕に向けて自分たちがやってきたことは出せてのではないかと思っています」。

 

ヨハネス・ティーマン (群馬)

「勝利に貢献できて良かったです。ファンブースターのサポートが力になっています。得点のところはまだベストではないですが、ディフェンスではもっとできるところはあると思っています。
日本の方々は優しい、リスペクトして接してくれる、ドイツと似ているところがあって、みんな正確な時間で動いていたりするところですね(笑顔)」。

 

朝山正悟HC (広島)
「今日の試合はBリーグ全体の開幕戦ということで、 皆さんに注目していただいた試合。この結果になったことは素直に悔しいです。敗戦の要因としては、数字でも出ているようにターンオーバーから崩れてしまった。そこから自分たちが普段打てているシュートが打てなくなり、どんどん自分たちで重い展開を作ってしまった。後半、立ち上がりは良かったが、ターンオーバーともったいないミスが出てしまったのも、悔やまれる点だと思う。1試合通して非常に良かった部分もあり、自分たちが崩れる前に我慢しきれたところもあった。また長いシーズンを通してチャレンジしていきたいです」。

J:現役の時にHCもされて、それから今回のHCで何か感じることはありますか

 

上澤俊喜 (広島)
「敗因は、僕のせいだと感じています。プレシーズンマッチから数試合やってきて、少しずつチームも良い方向に進んできて、個人的にもすごい良い感覚はありましたが、もう1回切り替えが必要だと思いました。チーム的には、ターンオーバーも多くありながら、ずっと10点差くらいで我慢はできてはいましたが、3Qに突き放されてしまったってところが敗因かなと思います」。

Game2は、10/5(土)群馬vs広島 15:05tipoff オープンハウスアリーナ太田になる。

 

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